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ADHDと私

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記事一覧

ADHDと『マインドマップ』

私はADHDだ。
ADHDとは、注意欠陥・多動性障害の略称である。

私たちADHDの頭の中、思考方法は普通の人は大きく異なっている『らしい』。

あえて『らしい』と言わせてもらう。
私は生まれたときからこうなので、一般的な人の「思考パターン」というのがイメージできない。

ADHDについて本を読んだり、他の当事者の体験を見聞きすることで、自分の思考パターンの特異性にようやく気がつくことができた。

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ADHDの人とうまく仕事を進めるための4つのポイント

ADHDの人とうまく仕事を進めるための4つのポイント

「ADHD」と検索窓の入力したら、「迷惑」という言葉が予測入力された。

いろいろと読んでみると「同僚がADHDで仕事ができない」「教えても理解してくれない」みたいな内容が多かった。

ADHDはじめ、発達障害を持っている人と一緒に仕事をしている定形の方はきっとイライラしていると思う。普通の人なら通じることがまるで通じない、作業がいつまで経っても終わらない、失敗ばかりしている・・・。

そんな「A

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ADHDとASDは併発するのか?という疑問

ADHDとASDは併発するのか?という疑問

私はADHDという発達障害がある。同じADHDの女性について書かれた記事を発見した。

わかるなぁ。という点と「????」という点がある。

興味のあることとないことの差が激しい、人の顔や名前が覚えられない、友達がいない、というのは同じだ。

でも、「人間関係で傷つかない」「昆虫の分類と同じ」と言い切る感覚はよくわからなかった。

本文の中に「彼女はADHDとASDとのハイブリッド型ではないか?」

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「炭鉱のカナリア」~人間という種が生き続けるための多様性

「炭鉱のカナリア」~人間という種が生き続けるための多様性

注意!このノートは発達障害当事者としての視点をもとに書いています。医療的・学術的なものではなく、あくまで当事者としての感覚で書いていますのでご了承ください。

(詳細のソースを出せというのは勘弁してください。このノートはいろんなところから見聞きした情報の個人的メモの延長線上です。)

☆            ☆            ☆

少し前に流行った「ダイバーシティ」という言葉がある。直訳

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幼稚園や保育園で話さないのは場面緘黙症かも

幼稚園や保育園で話さないのは場面緘黙症かも

家では話せるのに、幼稚園や保育園など家の外では声が出なかったり、出にくかったりする子をお持ちの親御さんはいませんか?

それ、場面緘黙症かもしれません。

場面緘黙症とは、ある特定の場面・状況でだけ話せなくなってしまう症状のことである。
子供が自宅では家族らと問題なく会話をしていても、学校や幼稚園など家の外では全く、あるいはそれほど話さず、誰とも話さないという例は多い。そして、その子供は非常に内気

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大好きな5歳のあなたへ

ヴァイオレット・エヴァーガーデンのあらすじ動画を見て、スマホを握りしめたまま動けなくなっている自分がいた。

この物語のキーワードの一つ、それは「手紙」。
「手紙」がつなぐ、人のこころの物語だ。

うちの子は、2020年現在5歳。自閉傾向あり、知的遅滞、場面緘黙症は半年前に克服した。

まだ、私の言葉をすべて理解しているわけではない。

だからこそ、今、「手紙」として言葉に残しておこうと思う。

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自己免疫疾患と「こころ」

自己免疫疾患と「こころ」

「自己免疫疾患」という言葉を知っているだろうか?自己免疫疾患とは簡単に言うとこんなかんじ。

自己免疫疾患(じこめんえきしっかん、英:Autoimmune disease)とは、異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうことで症状を起こす、免疫寛容の破綻による疾患の総称。
ウィキペディアより

免疫とは、ウイルスなど体の害にな

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同じ種類のひと、違う種類のひと

こちらのノートを読ませてもらった。

ちゃんとKindleで購入して読んでみた。面白かったと思う。

無料版はこちら

違う種類の人間は、ともに生きることはできるのか?ということを突きつけられた気がする。

私は発達障害のADHD。定型発達者とは脳の回路が違う。
だから、定型発達者ができることができない。時間通りに出かける、忘れ物をしない、間違わずに入力する、普通の家事・・・。

そういう普通のこ

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「怒り」の内側にあるもの

「怒り」の内側にあるもの

「怒り」のエネルギーは悪いものだ、害になるものだと言われる。

私はADHDで喜怒哀楽が激しいほうだ。怒りのエネルギーも大きい。

今でこそ随分マイルドになったけれど、子どものころなんて先生には生意気を言う、同級生の男の子と殴り合いの喧嘩、上級生には目をつけられる、親子喧嘩も相当激しい。そういう子どもだった。

私は怒りのエネルギーが外に発散されるタイプだけれど、自分の内側にこもってしまうタイプの

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