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【1分で読める】#6 単純接触効果:よく見かける=信頼できる?消費者心理の理解

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こんにちは!xxIPPOxx(いっぽ)です!自己紹介はこちら

以下のような経験はないでしょうか?

  • 同僚に対して毎日顔を合わせるうちにだんだんと親しみを感じ始めた。

  • テレビCMでよく見かける商品は何となく信頼できる。

  • 友人がいつも使っているのを見て、自分も使ってみたくなった。

  • ラジオやテレビで何度も流れる曲が、徐々に好きになった。

  • 書店や図書館で何度も目にするうちに、そのジャンルの本を手に取って読むようになった。

これらは単純接触効果に影響を受けている可能性が高いです。

この記事を読むことで、単純接触効果が日常生活やビジネスにおける意思決定へ与える影響を理解し、合理的な選択をできるようになりましょう!
また、単純接触効果を活用しましょう!



※そもそもバイアスとは

バイアスとは、人や物事に対して無意識に持つ、偏りや先入観のことです。

これにより、非論理的な思考に陥り、客観的で合理的な判断が下せなくなってしまいます。

バイアスについて一度勉強すると、2~3週間は耐性が付くと言われています。

逆に言うと、2~3週間で元に戻り、バイアスにかかりやすくなるため、定期的な復習をおすすめします。


単純接触効果とは

単純接触効果(ザイオンス効果)とは、繰り返し何かに触れることで、その対象に対して好意が高まる心理的傾向を指します。

この影響は、日常生活やマーケティング、人間関係の構築など、幅広い分野でみられます。

単純接触効果に陥ると、以下のようなネガティブな影響が生じます。

  1. 判断力の低下:馴染みのある情報や製品に対する好意が高まることで、より客観的な評価や選択が難しくなる場合があります。

  2. 多様性の欠如:新しいものや異なる意見に対する開放性が低下し、同じ種類の情報や人々との接触に偏ってしまう傾向があります。

単純接触効果を適切に活用する

単純接触効果は、私たちの意思決定や好みに大きな影響を与えます

この効果を理解し、適切に活用することで、日常生活やビジネスのさまざまな場面で有益な結果を得ることができます。

■日常生活での単純接触効果の例

  1. インフルエンサーの投稿をSNSで繰り返し見るうちに、その人物に対する好意が徐々に高まり、フォローするようになる。

  2. 毎日の通勤路で同じ看板広告に何度も目にすることで、商品やサービスに対して好奇心や購買意欲がわいてくる。

  3. 頻繁に耳にする曲が、最初は好みではなかったにもかかわらず、聴く回数が増えるにつれてお気に入りの一つになる

■ビジネスでの単純接触効果の例

  1. ブランドロゴの露出:企業が自社のロゴやキャラクターを様々なメディアや商品に繰り返し露出させることで、消費者の認知度を高め、ブランドイメージを強化する。

  2. メールマーケティング:顧客に定期的にメールニュースレターを送ることで、その企業の製品やサービスへの関心を持続させる。

日常生活では、私たちが何に対して好意を持つか、何を購入するかに影響を与え、ビジネスの世界では、消費者のブランド認知や製品購入に直接的な影響を与える重要な要素です。

逆効果になる具体例

  • 広告
    同一の広告が頻繁に表示されすぎると、消費者はその広告内容や製品に対してうんざり感を抱き、ブランドイメージが損なわれる可能性があります。
    これは、全く同じではなく、少し変えるだけで解消されます。

  • 人間関係
    ある人との接触が過剰になりすぎると、その人に対する新鮮さが失われ、関係が希薄化することがあります。

単純接触効果を克服する方法

単純接触効果に陥る主なきっかけや原因は、人が未知のものよりも馴染みのあるものに対して好意を持ちやすい心理的傾向にあります。

これは、繰り返し同じ刺激にさらされることで、その刺激に対する心理的な抵抗が減少し、好意が高まるという心理学の原理に基づいています。

単純接触効果を克服するためには、まずこの効果の存在と自分の行動や感情に与える影響を認識することが重要です。

次に、自分が日常的に接触している情報や人々の範囲を意識的に広げ、多様な視点や情報に触れる機会を増やすことが有効です。

また、自分の好みや選択が単純接触効果によって無意識のうちに形成されていないかを定期的に自問自答することで、より客観的な判断が可能になります。

まとめ

■単純接触効果とは
接触する頻度が増えるだけで、好意を持ってしまうバイアス

■対策
・バイアスを認識する(よく聞く名前という理由だけで信頼してしまっていないか。信頼している人や商品の具体的な根拠を考えてみる)
・広告は見ないようにする(課金して広告オフにする、テレビを見ないなど)

■活用
・良い人間関係を築きたい相手とは、会う頻度を上げる、連絡の頻度を少し増やす
・電柱広告や看板広告、TVCMなどで露出し、頻繁に視界へ入る


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