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私を構成した呪いの言葉
今を生きる度に私の首をキリキリと絞めている言葉がある。
ひとつ、虐められていると母に相談した中学二年生。
「お前、そんなに弱いの」
溜息ひとつ、目も向けられずいわれた言葉。
これ以降、私はこの女に、どんな苛烈ないじめを受けようと、中学三年の2006年1月28日、隣の席の男子に騙されレイプされようと、その後そいつの部活のOB集団に卒業間際まで輪姦されようと、高校で手酷い虐めや差別に会おうとも、
【ノンフィクション短編小説】優等生
私は優等生だ。
校則は遵守し、規律も乱さない。ルール違反には毅然として立ち向かう。大人には逆らわず、常に敬意を払い、彼等の言葉を疑いもしない。髪はお下げに結い、スカートは膝下。靴下はふくらはぎの真ん中で。第二ボタンは開けず、リボンタイはキチンと第1ボタンまで留める、そんな、優等生だ。
誰が見ても良い子であるように私は優等生であった。
身長が伸び、体がどんどん成長していく。優等生の私のシ