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CFOの組織構築:CFOが積極的に組織デザインに関わることで資金効率という指標が加わり、より良い組織を構築することができる

スタートアップでCFOが組織設計には、
なかなか入ることは少ないと思います。

CFOが考えなくてはいけない資金効率は、
特定のフェーズで
成し遂げなくてはいけないターゲットについて
どれくらいの人件費(業務委託費、外注費など含む)で
どれくらいの成果を出せるのかを測ることです。



現場から、
こういうエージェント、
こういうツール、
こういう採用フィー、
が必要なことを支払い前に依頼される
ことではありませんが、
資金管理の面では正解です。

ただし資金効率を組織として考えた場合には、
正解かどうかは疑問がでてくる可能性があります。


また、特定の部署のCXOやCEOから組織の方向性を
共有を受けて、
その方向性の通りの組織構築を進めていくことも
あります。

もちろん職務権限としては正解です。

ただしエクイティストーリーや会社が成し遂げたい
方向と、組織の方向性がズレている可能性はあります。
資金調達を投資家から実施しているのであれば、
資金効率ということもCFOは、
考えていかなくてはいけません。



部署から都度依頼のある通りに採用をかけていたのでは、
場合によってはスポット的な業務の人材で良かった、
仕様の検討をしたら、業務委託やアウトソースできた、
ということもよく起こることです。

組織構築をする上で、
どういう人材に組織を作っていってほしいのか、
という観点が正社員採用や中長期的な採用には
必要となります。


このスキルまたは経験が必要だから、
というだけで選考が通るなら、
それはいったん業務委託やアウトソースで
業務を通してマッチングしてから、
正社員や関わり合いを増やすなどの対応をしても
遅くはありません。


正社員採用にこだわることも必要ですが、
こだわるあまり別契約なら採用できる人を、
スルーしてしまい事業進捗の遅延が発生している
ことさえあります。


今している採用は何を求めているのか、
・将来の自社文化を醸成するのか
・事業加速されるためなのか
・単純に人手なのか
など、
目的を明確にすることで、
採用の効率も資金効率も上がります。


無尽蔵に正社員採用をしていると、
固定費がかかるだけで、
特にスタートアップとして、
日々、課題に溢れている業務の中で
人材に求めるスキルや経験も変わってくるのため、
あまり固定で置かない方が、
経営としては柔軟さがでてきます。

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