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イラスト使ってもらいましたnote

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イラスト使ってもらいました。さまざまな方の物語を読むことができて、とても楽しいです。描いた者としてこんな特権もあるんですね。よければご覧ください。
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2020年9月の記事一覧

今日の沁み歌 vol.27 『宙船』

今日の沁み歌 vol.27 『宙船』

『宙船』 TOKIO

“ その船を漕いでゆけ

おまえの手で漕いでゆけ

おまえが消えて喜ぶ者に

おまえのオールを任せるな ”

僕が消えて喜ぶ人がいるほど、僕は大物ではないので消されることは無いと思うのですが、僕のことをどうでもいいと思う人はいます。

それが自分にとっては重要な人物だったりするとやっかいです。例えば、先生や医者、ヘルパーさんやタクシーの運転手さんなど。

下手すると命に関

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刺激に疲れてしまうとき

刺激に疲れてしまうとき

 この世界には人によってつくられた刺激がたくさんあって、ときにそれに飲み込まれ、疲れてしまう。

 自分の気質を知る前は、それが当たり前の生活だったような気がする。疲れて、ダウンする。大きな波と小さな波の繰り返し。それが日常。

 生活が変わる前は、疲れてしまう刺激から受けたダメージを何とかできる他の刺激がそれなりにあったように思う。小さな波だったら、他の波で打ち消せることもできた。

 刺激を受

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週刊ムスコ(9/28号)

週刊ムスコ(9/28号)

護衛艦「オトン」演習中に右舷被弾旗艦「ベビーカー」との合同散歩演習中に、モスキート航空艦隊が急襲。護衛艦「オトン」の35mm主砲「右親指」が大破した。

夕方による散歩演習は今回が初めて。
同護衛艦「オカン」が不在のなか旗艦を守る働きは見せたものの、練度不足としてがく氏の処分が検討されている。

ムスコ氏流読書術 方向性を見失わないためにムスコ氏の読書術が今、巷で話題になっている。
内容は非常に簡

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隣の二階堂さん

隣の二階堂さん

更新しました第96話『なんでも七輪で焼くと美味しいのか否か』
実家の同窓会を終え、無事に帰宅した二階堂さん。お疲れ気味なので七輪で焼きナスを作ることにする。
https://ncode.syosetu.com/n6637gf/96/

人の話を聞くのって疲れるボクは昨年の11月までケアマネジャーなんて仕事をしていました。
要は介護の仕事です。
でも現場でお年寄りのお世話を見る仕事ではなくて、どちら

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久々のメール

久々のメール

 コロナでずっと部屋にいて良かったことの一つは、ふと「あれ?あの人、どうしているんだろう」よね。相手も同じらしくて急に連絡がきてうれしくなったり。

なるべく地元の友人関係を大事にしようとしているけれど、だからって簡単に会えるわけじゃない。家族構成によっては、厳重に、会わない方が、いい。

今メールだのラインだのできる時代で助かったとしか言いようがないの。これがなかったら、どんなに辛かったでしょう

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バナナの生存戦略

バナナの生存戦略

朝食に摂ったバナナの甘さがちょうどよかった。バナナは面白い。いつも真っ黄色でコチコチのバナナを買ってきて、帰ったらすぐに袋から取りだして置いておくのに、ポツ、とひとつふたつ斑点が出たかと思うと、ぶわっとそれが全体に広がる。だいたい、追熟の証が茶色い斑点というのがすでに面白い。どんな自然淘汰がはたらいたらそんなことになるんだ。

午前中に江國香織さんの本を1冊読んだ。最近もっぱら江國香織さんの小説を

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混乱

混乱

「真実など存在しない。存在するのは解釈だけである」と、かの有名なニーチェさんはおっしゃっていますが、その通りかもしれないですね。世の中、○か×ならいいのに、何度もそう思いました。うつ病に加えて、ADHDの傾向がある自分にはこの曖昧さがつらいです。

 皆、違うこと、色んなことを言ってきます。「君はADHDの傾向もあるから、障害者枠での就活の方ががいいよ」、「その先生の処方は間間違ってる」、「君の症

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悪いときは、良いときの残像で。

悪いときは、良いときの残像で。

 オンにしたくてもオフのまま。一昨日あたりにスイッチがオフになり、それからオンになる気配を感じられないまま、三日目を迎えた。

 とはいえ、べつに憂鬱なわけでもなく、「周期的なものがやってきた」の一言で済むくらいのもんである。動かないときには、動かそうとしないほうがいい。無理に動かそうとして結果動かないときの落胆が大きいから。

「うまくいかなくて当然」という姿勢に気持ちも(生存戦略的なのか)移ろ

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私の履歴書⑤

私の履歴書⑤

 こんにちは、エマです😊
 今回はいよいよ解決編、と思いきや、さらに混迷を極めます・・・。

 すっかり不倫の泥沼に陥っていることがわかった旦那に対し、私はとりあえず、はっきりさせたい、と強く思いました。
 私はしっかり戦う気力と体力と、メールなどの証拠をそろえて、旦那に問いただしました。

 散々ダメな私だという旦那に嫌われるなら仕方ない、と思っていました。でも許せなかったのは、家では私を愛し

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