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みちのく汐風トレイル(その4)
午前8:00。今日は遅めの朝食です。今朝は久しぶりに大根おろしとシラスを沢山いただきました。体が欲している気がしたのです。シラスは東北を旅してあまりお目にかかったことはないですね。寒流のせいでしょうか。
本日は午後2時50分盛岡駅発の「はやて」を予約してあります。葛巻牧場の濃厚なミルクとステーキも魅力的ですが、今回は南回りの浄土ヶ浜経由で帰ることにします。あの大震災を経て当時の面影は残っているので
みちのく汐風トレイル(その3)
野田村 〜 田野畑村
起床と共に東の空を眺めます。薄曇り。雨は落ちてはいませんが、車の屋根には昨夜来の雨の痕跡が残っています。ウエザーニュースによれば午前中は時々小雨(1mm程度)、お昼ごろには土砂降りの予定(17mm)です。昨日の苦行を思い出せば、霧雨程度なら望むところ。豪雨はいただけませんが。
6:30に朝食会場へ行くも、今日も同じく入場待ち。不安定な空模様を勘案して急遽トレイルコースを変
みちのく汐風トレイル(その2)
八戸線種市駅~陸中中野駅
朝食は6時15分より。定刻通りレストランに向いますが、既に満席で入場待ちの行列が通路にはみ出しています。レストランは地方色あふれる食材を使用し品数も豊富。
昨日の苦行経験がありますので、20分前に八戸線のホームに到着し列車最前列に席を確保します。発車時刻が迫ると続々と高校生が集まりあっという間に満席になってしまいました。この列車は2両連結のワンマンカーです。ということ
みちのく汐風トレイル(その1)
恐山 種市~久慈 野田村 ~田野畑村
細かな雨が舞っていますが、普通電車に飛び乗ってまずは今夜の宿泊地八戸を目指します。売店で「生クリームパン」を購入するも、空きっ腹に胃もたれで早速吐き気に襲われます。
仙台を過ぎて一ノ関を通過する頃にはすっかり雨も上がって太陽が差してきました。岩手は雲の上なのか、それともまだ梅雨に入っていないのでしょうか?「書をすっかり捨て去って街へ出た」のはいつの頃だった
ビジネス教養としての半導体(著者:高乗 正行)
近年、半導体不足が世界的な課題となり、自動車からスマートフォン、家電まで、幅広い産業に影響を与えている。こうした中、ビジネス教養としての半導体について詳しく解説した著書が本書である。
本書ではまず、半導体の定義と概要について詳述している。半導体は電気を通す導体と電気を通さない絶縁体の中間的な性質を持つ物質で、ゲルマニウムやシリコンなどが該当する。ただし、ビジネスの文脈では、シリコンなどを用いて作
メタバースとWeb3(著者:國光 宏尚)
2021年の10月28日、Facebook社が「meta」へ社名変更したが、それ以来、Web3、NFT、DAOといったIT用語をメディアでよく耳にするようになった。そんな事もあり、今回紹介する「メタバースとWeb3」という本を読んでみたのだが、この”メタバース”と呼ばれるバズワードが単なる一過性のムーブメントではない事について詳しく述べている。
まず、筆者はメタバースを「VR(仮想現実)、AR(
アルジャーノンに花束を(著者:ダニエル キイス 翻訳: 小尾 芙佐 )
本書は1959年に発表され、映画・ドラマ化もされた書籍である。生まれながらにして障害を抱えていたチャーリイは32歳で世界初の脳外科手術を受け、そこから数ヶ月でIQ68からIQ185の天才へと変貌する。しかし、その過程で過去の自分が両親や周りからいじめられていた経験を思い出し、さらに感情のコントロールが急激な知能の上昇に追い付かず苦しみ、最終的に彼の知能は退行してしまう。
そんなチャーリーの軌跡を