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旧東海道一人旅: 大磯町から小田原まで②

大磯町(二宮)~箱根湯本駅
湘南といえば魚と海ですね。その温和な気候に引き寄せられて、多くの明治の元勲が別荘を設けた大磯から京に向けて上ります。大磯駅付近のいくつかの名所旧跡は既に見学を終え、湘南アルプスは高麗寺まで踏破しています。

旧東海道は昇り降りを繰り返して小田原に向かいます。海岸付近では増水時(津波も)交通止めの標識が随所に出てきます。ここでもまた「従是大山道」の道標が出現します。気がついただけで、これで3つ目か。また機会があったら湯豆腐でも食べに行きたい山ですね。国府津を過ぎると右側に瀟洒な看板を掲げたカフェが現れました。「Pistacchieria」。時刻は午前10時40分。そそられますが、休憩にはまだ早い。行っては戻り、さんざん悩んだ末そのまま進行。後で調べた結果ですが、このようなピスタチオ専門店は国内でも珍しいものだとか。欲望のなすがままに身を任せておけばよかった。人生と一緒ですね。酒匂川を過ぎると街並みは徐々に城下町の趣を呈してきます。「そこで腹が・減・っ・た」。小田原城の南、一号線に接する干物屋でイートイン。一夜干しの干物を乗せたイカ弁当(1,100円)に、アジのハンバーガー(450円)を胃に納める。ゆっくり休んで英気を養い、午後1時、箱根湯本に向かって再び出発。


大磯~小田原4里(17km)

箱根登山鉄道、小田急のロマンスカーの尻を追いながら歩き続けること1時間半、箱根湯本駅到着。駅前で昭和レトロな喫茶店を発見。適度に暗い照明と赤いソファーが印象的な「純喫茶マイアミ」。どうやらこの店はネルドリップで淹れたコーヒーと昔懐かしいナポリタンが有名らしい。人生初めて「アンミツ」とコーヒーを注文。至福のひと時を過ごしました。あとは小田急と東海道線を乗り継いでホテルに宿泊。セブンのナポリタンを解凍し今宵の夕食としたのでした。(続く)

・旧東海道一人旅: 戸塚から~保土ヶ谷まで③
https://note.com/visonbaison/n/ndfcbbf831f11


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