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みちのく汐風トレイル(その1)

恐山 種市~久慈 野田村 ~田野畑村

細かな雨が舞っていますが、普通電車に飛び乗ってまずは今夜の宿泊地八戸を目指します。売店で「生クリームパン」を購入するも、空きっ腹に胃もたれで早速吐き気に襲われます。

仙台を過ぎて一ノ関を通過する頃にはすっかり雨も上がって太陽が差してきました。岩手は雲の上なのか、それともまだ梅雨に入っていないのでしょうか?「書をすっかり捨て去って街へ出た」のはいつの頃だったのか。乗り継ぎ時間は40分、時間はたっぷりあります。まずは駅に隣接したホテルに荷物を預けます。北上駅からはバスに乗って恐山参道を35分かけて登ります。「慈覚大師円仁」が開山した「恐山菩提寺」は硫黄臭漂う竽曽利湖を中心に八峰が巡り、その形はあたかも花咲く八葉の蓮華にたとえられるとか。八戸の青い森鉄道で乗車したツアーの面々はそのままこの地に無事到着しました。

残された命、体の動くうちに療養を兼ねて動き回るには、御朱印の塊集も旅の思い出として一つの目的になるのではと始めたのですが、生憎この旅には持参せず、ここで思い切って第2冊目を購入します。最初の1ページは伊勢神宮のためにとっておけとの説がありますが、幸い7年目にして印象深いこのお寺に辿り着けたのも仏のお導きと感謝しています。下記3枚の写真は私が眺めた風景です。

夕刻5時の下北線に乗りって7時に新八戸に到着。ホテルにチェックインして夜の街に繰り出します。これまで口にしたのは「大宮の生クリームパン」とドトールのサンドイッチだけです。空腹をかかえて、駅前の海鮮居酒屋に飛び込みました。混み合う時間でしたが幸いカウンター席をゲット。法悦、法悦。お刺身一人前1,200円。イカミソ炒め8,00円。二口ソーメン200円。生ビールに辛口の秋田の銘酒で慎ましく今宵を締めることにします。


みちのく汐風トレイル(その2)
https://note.com/visonbaison/n/n9b700fe403e9

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