日々感じたことはまとめてます。
野田村 〜 田野畑村 起床と共に東の空を眺めます。薄曇り。雨は落ちてはいませんが、車の屋根には昨夜来の雨の痕跡が残っています。ウエザーニュースによれば午前中は時々小雨(1mm程度)、お昼ごろには土砂降りの予定(17mm)です。昨日の苦行を思い出せば、霧雨程度なら望むところ。豪雨はいただけませんが。 6:30に朝食会場へ行くも、今日も同じく入場待ち。不安定な空模様を勘案して急遽トレイルコースを変更し、本日はまず野田村の役場からトレイルを開始、三陸鉄道リアス線沿いに普代村まで
八戸線種市駅~陸中中野駅 朝食は6時15分より。定刻通りレストランに向いますが、既に満席で入場待ちの行列が通路にはみ出しています。レストランは地方色あふれる食材を使用し品数も豊富。 昨日の苦行経験がありますので、20分前に八戸線のホームに到着し列車最前列に席を確保します。発車時刻が迫ると続々と高校生が集まりあっという間に満席になってしまいました。この列車は2両連結のワンマンカーです。ということは、出口は1両目の一番前のドアだけです。必然的に短距離の乗客は前の車両に集まりま
恐山 種市~久慈 野田村 ~田野畑村 細かな雨が舞っていますが、普通電車に飛び乗ってまずは今夜の宿泊地八戸を目指します。売店で「生クリームパン」を購入するも、空きっ腹に胃もたれで早速吐き気に襲われます。 仙台を過ぎて一ノ関を通過する頃にはすっかり雨も上がって太陽が差してきました。岩手は雲の上なのか、それともまだ梅雨に入っていないのでしょうか?「書をすっかり捨て去って街へ出た」のはいつの頃だったのか。乗り継ぎ時間は40分、時間はたっぷりあります。まずは駅に隣接したホテルに荷
箱根湯本駅➔箱根関所 小田原で箱根登山鉄道に乗り換えて箱根湯本駅に到着したのが8:30分。期待した駅構内のカフェは開店前。空腹を抱えて一号線の高架を渡ります。早川から湯本グランドホテルを迂回して東海道旧道へ。静かなたたずまいの旅館が続きます。 20分ほど歩いて「正眼寺」へ到着。大澤坂碑(登り三町余り)より石畳が始まります。道幅は約2m弱、摩耗した直径30cmほどの石が乱雑に敷き詰められています。雨上がりのせいでしょう、濡れた石畳は本当によく滑る。こんなに狭い道を、しかもわ
日常で感じた疑問や思いをエッセイにしてまとめてます。
先日、久しぶりに東京の友人と出会う機会があった。約1年ぶりの再会という事もあり、仕事や趣味の話などで大いに盛り上がった。そして、話の途中で、”運命の相手”について話し合う事があった。ここでいう運命の相手とは、恋人・友人問わず、自分が生涯を通じて関わっていきたいと思うような人物の事である。友人曰く、運命の相手は、確率と密接に結びついているのではないか、とのことだった。それは、特定の人物と出会う可能性が低ければ低い場所ほど、その場所で出会った相手があたかも運命的に引き合わせられた
先月の10月、Amazonプライムでバチェロレッテという番組が放送された。バチェロレッテとは、番組のヒロインとなる一人の女性が、複数の男性たちの中から、将来パートナーとなる男性を見つける番組だ。バチェロレッテでは、そんな未来のパートナーを見つける為、様々なイベントや企画を通じ、お互いをよりよく知っていく為の機会が設けられている。そんな恋愛リアリティ番組という事もあり、ストーリーの中ではしばしば「愛とは何か?」というテーマが取り上げられている。 このテーマに対し、ある参加者は
最近、漢字にはまっている。 普段、プログラマーという職種でコードばかり入力している事もあり、活字を書くのが最近とても楽しく感じているのだ。そんな楽しみを分かち合いたいと思い、友人にその話をした所、「おお、それはいいね!」と私事のように喜んでくれたのだが、それと同時に「でもどうして漢字なの、活字を書きたいならもっと将来使いそうな文字や言葉を書き取ったりした方がいいんじゃない」との返事をもらった。 友人の指摘は尤もかも知れない。何せ、私が今学んでいる漢字は既に常用漢字として使わ
去年の10月から交換日記を始めた。 しかしその相手は知人でもオンライン上で知り合った方でもない。 友人の子供だ。 そのきっかけは、自身がフリーランスとして働いていた頃、仕事をしながら友人のお子さん(年中さんと小学2年生)の面倒を見る機会があった事だ。その折、自身がプログラマーという事もあり、ローマ字入力の方法を子供たちに教えてみた。しかし、ただ教えてもその学んだ知識を活用しなければ意味がない。そこで友人から「せっかく教えてもらった知識を使わないのはもったいないから、僕と子供
読了後の感想を綴ってます。
”TSUGUMI”は、主人公・まりあの親友の名前である。彼女は病弱であるにも関わらず、生意気で肝が据わっており、その傍若無人な振る舞いは、家族や主人公、周りの者たちを困らせる。ただ、不思議な事に、そんな言動を取る彼女を読んでいて嫌いになる事はなかった。それは、つぐみの言動が一人の少女の強烈な個性を表すものであり、前を向いて生きていく為の原動力になっていると感じられたからだろう。 本作は、海辺を舞台に少年少女たちの人生を描いた物語でもあるが、作者が紡ぎ出す詩のような美しい世界
2021年の10月28日、Facebook社が「meta」へ社名変更したが、それ以来、Web3、NFT、DAOといったIT用語をメディアでよく耳にするようになった。そんな事もあり、今回紹介する「メタバースとWeb3」という本を読んでみたのだが、この”メタバース”と呼ばれるバズワードが単なる一過性のムーブメントではない事について詳しく述べている。 まず、筆者はメタバースを「VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、XR、ミラー・ワールドのリブランディング」のリブラ
本書は1959年に発表され、映画・ドラマ化もされた書籍である。生まれながらにして障害を抱えていたチャーリイは32歳で世界初の脳外科手術を受け、そこから数ヶ月でIQ68からIQ185の天才へと変貌する。しかし、その過程で過去の自分が両親や周りからいじめられていた経験を思い出し、さらに感情のコントロールが急激な知能の上昇に追い付かず苦しみ、最終的に彼の知能は退行してしまう。 そんなチャーリーの軌跡を描いた物語であるが、本作品ではチャーリーが『経過報告書』という形式を取り自筆でス
近年、NFT、メタバース、AIなど、コンピューターテクノロジーを巡る技術の進歩は凄まじい。こうした技術革新は、長い年月をかけてゆっくり成長していくように思われるが、Windowsが初めて発売されたのが1985年、Appleのスマートフォンが発売されたのが2007年を考えると、その成長スピードには大変驚かされる。 本書では、そうした技術がなぜ生まれ、どのように普及していったかといったコンピューターの歴史を解説しているが、「コンピューターとはそもそも何か」「OSとは何か」とい
イベントの感想を綴ってます。
先日、東京都六本木の森美術館で開催されている”パスキア展”に参加して来ました。今回は、そんなバスキア展の魅力をご紹介していきたいと思います! 1. バスキアとは? ”バスキア”は、アメリカ出身の画家・ジャン=ミシェル・バスキアの名前です。バスキアは、1980年代に彗星の如く現れ、わずか10年足らずの活動期間に1000点以上の作品を世に残し、”新表現主義”の先駆けとして、美術界に新たなムーブメントを引き起こしました。これは、70年代に席巻したミニマリズムやコンセプチュアル・ア
イベントの紹介です! 現在、東京国立博物館で特別展「三国志」が開催されています。 先日、三国志展に足を運んでみたので、簡単にそのレポートをしたいと思います! 三国志とは? 三国志とは、晋の歴史学者・陳寿によってまとめられた中国の歴史書です。時代としては、およそ2世紀末から3世紀末とされていて、国土をめぐる覇権統一の中でも特に勢力を伸ばしていった国(魏・呉・蜀)にスポットを当てた話となっています。 左から呉の孫権、蜀の劉備、魏の曹操 展示内容 今回の特別展では、絵画
イベントのご案内です! 先日、東京都美術館で開催されている「ムンク展」(2018年10月27日〜2019年1月20日)に参加してきたので、簡単にその紹介をしたいと思います。 東京都美術館 1. エドヴァルド・ムンクとは? エドヴァルド・ムンク(1863-1944)はノルウェーの画家で、自身の慢性的な精神疾患、遺伝的欠陥、性的自由、宗教的理想など、人間性や死に対して多大な関心を持っていた芸術家で、こうした主題を強烈な色彩や半抽象的なフォルムで女性のヌードやセルフポートレ
イベントのご案内です!(美術好きの方) 現在、上野の森美術館で10月5日から2月3日までフェルメール展が開催されています! 東京で大規模なフェルメール展が開催されるのは、2012年の「マウリッツハイス美術館展」でフェルメールの傑作「真珠の耳飾りの少女」が来日して以来だと思われますが、先月、こちらの展覧会に行って来たので、簡単に今回のフェルメール展の紹介をしたいと思います。 上野の森美術館 1. フェルメール作品9点が来日 フェルメールの作品は現在まで