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旧東海道一人旅: 日本橋から川崎まで①

日本橋~川崎(4.5里)

 10時45分日本橋原票出発。日本の交通網の起点です。背景は日本橋三越。まずは日向を選びながら一路品川へ。

日本橋から品川宿まで行程は2里(8.7km)


 品川駅を過ぎてすぐに一号線を左折し、さびれた北品川商店街を左に入ります。狭い道路を挟んで小さな商店が軒を連ね、昭和の面影が漂う街並みです。ここからはほぼ京急線と並行して西進します。旧東海道の道標も整備され、神社や仏閣にも休憩所が整備され、心地よい空間を醸し出しています。今日は朝から水しか口にしていません。体がブドウ糖の補給を求めています。寿司は築地で食べることにして、残す選択肢は「町中華」か「洋食屋」しかありません。と思っていると目の前に突然出現。チキンライスに特大メンチカツが食欲をそそる小奇麗なお店が。この時間でも店内はほぼ満員でしたが残された席に滑り込んで「ジャンボメンチカツセット」をゲット。食後のコーヒーもついて1,100円。このご時世にありがたいお値段です。天の御名神主様ありがとうございます。あまりに空腹だったので記念の写真も撮ることを忘れて一気に完食。これだけで雰囲気を推察してください。
 そして今日の目的地の一つ鈴ヶ森刑場跡へ。近づくにつれて出てくるのは「立会川」とか「泪橋」。徐々に妖気が満ちてきます。「天一坊」、「八百屋お七」、「白木屋お熊」が処刑された地ですね。刑場跡には「首洗い井戸」、「磔台石」、「火炙り台石」が完備されています。大森、蒲田、六郷橋を過ぎるころには徐々に陽も傾いてきました。先を急ぎましょう。(続く)
品川~川崎2里半(11.4km)

・旧東海道一人旅: 大磯町から小田原まで②
https://note.com/visonbaison/n/n9ae1b4f192a1

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