【本紹介】『愛されるデザイン』から学ぶ、ブレない思考の背骨とは。
みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。
本紹介
今回は、本の紹介回になります。
グラフィックデザイナー、アートディレクターとして活躍されている、
前田高志さん著、
『愛されるデザイン』
前田さんが経営する「NASU 株式会社」のHPはコチラ↓
今回も安定して付箋だらけになっています!
愛されるデザインとは。
まず、この本を通じて私が学んだ愛されるデザインとは、
このように定義付けすることができると思います。
これは以前、前田さんの全著『勝てるデザイン』の紹介記事を書いた時の、
その本から学んだ「勝てるデザインの本質」でも同じことを書きました。
今回の本の中にも書かれていますが、
目指すゴールはそもそも変わっていなく、今回はゴールに向けてどのように進めていくのかがさらに詳しく実例も交えて書かれています。
そこを少し深掘りすると、
大前提として、
「デザインは思考と造形でできている」ということを理解しておく。
そして、「愛されるデザイン」を作るためにまず重要なのが、
この二つになります。
まず、ここをしっかりと作りきらないと制作物がブレていく。
逆にしっかりと作りきれていれば、ブレそうになったら何度でもそこに立ち返り軌道修正ことができる、ということです。
そして、さらに分解していくと、「愛されるデザイン」は以下の5つの力から構成されていると書かれています。
ブレない「思考の背骨」が確立できていれば、その中でどこまでも自由に遊ぶことができるというわけです。
逆に自由で柔らかい発想はできても、背骨がしっかりと確立できていなければブレてしまったり、世界観が整理されていないモノができてしまう危険性も多分にあるということになります。
定義付けの鬼になれ
思考の背骨を作っていくだけでなく、全ての仕事をしていくために必要な能力が、
になります。
これを前田さんは「テーギング」と読んで楽しみながら習慣化するように心がけているようです。
文中に、
このように書かれています。
ここで言う、「為したい目的」とは、
お客様やサービスが「勝てる」または「愛される」ようになること、と言えるかと思います。
お客様がいて、デザインでその目標を達成するために強い背骨を作る。
↓
強い背骨を作るためには、それを形成するための材料を探し、選ぶ。
この「選ぶ」ことがとても大事で、
クライアントワークや、チームワークでは「なんとなく」ではなく、明確な「定義付け」が重要になります。
本の中にも書かれていますが、
伝わらないものは、愛されない。
愛されるモノを作るために「定義付けの鬼になる!」
私はこのように解釈をし、
強い背骨を作るための素材を見つけ選ぶ力と、丁寧に伝えていくための定義付けしていくための言語化能力、ここをしっかりと育てていきたいと思います。
まとめ
本の最初にはこのように書かれています。
ここが一番の本質で、
お客様がいる以上、
「勝てる」=「ポジティブな変化を起こす」
ここにしっかりとコミットをしていかなければいけないと思っています。
そして本の最後にはこう書かれています。
「勝てるデザイン」は、WHATであり基礎。
「愛されるデザイン」は、HOWであり応用。
可能であれば、まずは前著「勝てるデザイン」を読んでから「愛されるデザイン」を読む方が理解が深くなると思います。
前著の帯にこう書かれています。
遊び心を活かすためにも、しっかりと本質を捉えた背骨作りを徹底していきたいですね。
なんとなく面白いモノを作るのではなく、本質を捉え多くの人に変化を与えられる面白いモノを作っていき、世の中がそんなモノで溢れたら本当に彩り豊かな世界になりそうですね!
ぜひ気になった方は、前著「勝てるデザイン」と合わせて読んで見ることをおすすめします。
以上、ウエマツでした〜
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