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猫好きな人におすすめの小説4選+漫画

こんにちは! 小説と旅行が大好きな月見里です!

小説も書いているので、ご興味がございましたらぜひ読んでみてください!

また、最近は、雲の中の富士山を登った時の話や、ほかのおすすめ本をnoteに書いているので、ぜひご覧ください!


今回は、読書大好きな私が読んだ中で、猫を題材にした作品を紹介します!



かのこちゃんとマドレーヌ夫人


小学生と、老犬と、そして猫。

三人(匹)が織りなす、出会いと別れ、成長の物語です。

小学校低学年の子が読んでも、大人が読んでも、心に染みる小説です。

なんなら、大人のほうがジーンときてしまいます笑

評価もかなり上々です!

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内容(「BOOK」データベースより)
私はマドレーヌ。犬語が話せるめずらしい猫で、柴犬の玄三郎さんとは夫婦なの。この家の娘かのこちゃんは、いつもおかしなことに熱中している、ふうがわりな女の子。でも私はけっこう気に入ってるの…かわり者同士だからかしら?



ケンブリッジの哲学する猫


万有引力の祖、ニュートンや多数の偉人を輩出したケンブリッジ大学を舞台に、トマス・グレイという雌猫が哲学するという物語です。

ケンブリッジ大学生、教授の天才たちと猫の間で交わされる相談、猫から見た彼らの生活、苦悩。

それらがユーモラスに描かれています!


内容(「BOOK」データベースより)
世界屈指の歴史を誇るケンブリッジ大学に、雌猫のトマス・グレイがやってきた。思索を好む彼女は水を得た魚のように学者世界に溶けこむ。やがて得た無二の親友、数学者のファイストと協力し、彼女はそのしっぽの働きで古来の数学上の難題を解くことになる…学者たちの学問上の営みをユーモラスに再現。ゆったりした哲学的雰囲気に読者を誘い、多数の挿絵とあいまって、その愉しさを味わわせる1冊。



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夏への扉


猫を題材にした小説の金字塔ですね!

この小説は猫が題材にされているだけではなく、タイムトラベル物、SFとしてもとても面白い小説です!

噂では映画の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はこの小説にインスパイアされたとか!

今では当たり前となった、過去の自分との遭遇や、タイムトラベルして未来を変えることの倫理性というSFにありがちな概念の始祖であり、また未来の道具としてロボット掃除機、個人端末などのガジェットが出てくるなど、現代を見事にいい当てているすごい小説です!

護民官ペトロニウスという大層な名前をもらった猫、ピートへの愛が感じられます!


内容(「BOOK」データベースより)
ぼくが飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にたくさんあるドアのどれかが夏に通じていると信じているのだ。そしてこのぼくもまた、ピートと同じように“夏への扉”を探していた―『アルジャーノンに花束を』の小尾芙佐による新しい翻訳で贈る、永遠の青春小説。


↓Kindle版

内容(「BOOK」データベースより)
ぼくの飼い猫のピートは、冬になるときまって「夏への扉」を探しはじめる。家にあるドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。そして1970年12月、ぼくもまた「夏への扉」を探していた。親友と恋人に裏切られ、技術者の命である発明までだましとられてしまったからだ。さらに、冷凍睡眠で30年後の2000年へと送りこまれたぼくは、失ったものを取り戻すことができるのか―新版でおくる、永遠の名作。

↓Audible版


比較的最近、有名な俳優を多数起用して映画化されたのも有名ですね!

元の小説が1975年から2000年へのタイムスリップだったのに対し、こちらでは1995年から2025年になっています。

映画製作時点ですでに2000年を超えているから、タイムスリップ感がなくなってしまうからでしょう。しかし、2025年ももうそろそろで過去のものなってしまいそうです……時が過ぎるのは早いですね。

1995年の僕と 2025 年の僕で、絶対に、君を救う!
主演:山﨑賢人×ヒロイン:清原果耶による、時を超え大切な人を救うSFラブストーリー!
★主演は山﨑賢人! さらに清原果耶、藤木直人、夏菜、眞島秀和…脇を固める豪華実力キャスト集結!
★60年に渡り愛される伝説のSF小説「夏への扉」世界初の映画化
★監督は『フォルトゥナの瞳』の三木孝浩! 主題歌はLiSA 「サプライズ」を書き下ろし!
★30年の時を超えて1995年と2025年の僕で大切な人を救う! 宗一郎と璃子の時を超えたSFラブストーリー



吾輩は猫である


吾輩は猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたか頓(とん)と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。然(しか)もあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪(どうあく)な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕(つかま)えて煮て食うという話である。然しその当時は何という考(かんがえ)もなかったから別段恐しいとも思わなかった。但(ただ)彼の掌(てのひら)に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じが有ったばかりである。……(本文冒頭より)

「吾輩は猫である」から始まる、言わずと知れた日本一有名な小説です。

100年以上前に書かれた小説なのに、読みやすい。

それはそうです!現代の小説の文体の元祖なのですから!

大衆小説としても、一般教養としてもぜひ読んでみる価値のある一冊です!

そう長くないですし、夏目漱石の代表作でもあるので、ぜひ読んでみてください!!

↓文庫本

↓Kindle版

我儘な人間のことが、時折気の毒になる――。
日本一有名なネコの可笑しな人間観察日記。
昭和36年刊行の新潮文庫版は123刷、228万部超え! 今なお色褪せぬ、漱石40歳の処女小説。
中学教師苦沙弥先生の書斎に集まる明治の俗物紳士達の語る珍談・奇譚、小事件の数かずを、先生の家に迷いこんで飼われている猫の眼から風刺的に描いた、漱石最初の長編小説。江戸落語の笑いの文体と、英国の男性社交界の皮肉な雰囲気と、漱石の英文学の教養とが渾然一体となり、作者の饒舌の才能が遺憾なく発揮された、痛烈・愉快な文明批評の古典的快作である。
本書解説より
『猫』の面白さは(物理学者の)寒月と(金持・金田の娘)富子の恋という事件ではなく、それを取り巻いている雑談、珍談、色々な小事件、風呂屋の描写、親戚の娘の洋傘の話、金田の妻君と(自称美学者の)迷亭の言い合い、中学生の悪戯(いたずら)、寒月の演説などによるのである。(略)
小説の本質はその筋の発展にあるのではない。小説として純粋に面白い各種の場面の綜合による構成が小説としてよりよい方法である、と言う考えかたから、この作品などはその例であると言われている。つまり話の筋をもととして小説を作るのでなく、面白い場面をつなぎ合わせるものとしてのみ筋はあるのであって、筋を従属的なものと考える傾向である。
――伊藤整(作家)



番外編~猫を題材にした漫画


ここまで、猫を題材にした小説を紹介してきましたが、猫を題材にした漫画もおすすめなので軽く紹介します!

↓はYouTubeで人気なもち様こともちまるの写真集です!


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いかがだったでしょうか。お気に入りの猫小説は見つかりましたでしょうか?

もしほかにおすすめの猫小説がありましたら、コメントで教えてください!

今回は以上となります。

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また、Amazonで私の書いた小説や体験記を電子書籍として出版しているため、下リンクからぜひご覧ください!

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