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訳書の紹介をします(2023年11月現在)
はじめまして 英日出版・実務翻訳者の村松静枝と申します。
最初にこれまでの翻訳作品(共訳・翻訳協力含む)を刊行年の新しい順に紹介させてください。(2023年11月現在)
◆『カッティングボードスタイリングレッスン』(エミリー・ディレイニー著 グラフィック社刊) 2023年7月発売
◆『料理メニューからひもとく歴史的瞬間』(ヴィンセント・フランクリン、アレックス・ジョンソン著、ガイアブックス刊
タイトルを付けるほどの内容でもなく……
たいしたことではないし、ましてやこうしてnoteに書く価値もないことだけれど、自分にとってはちょっとした出来事だし、記録するのは自由だから書いておく。
買ってきたお米を容器に移していたら少し床にこぼしてしまい、フローリングのすきまに数粒はいりこんでしまったので、掃除機を引っ張りだしてきてスイッチを入れた。
すると、年末の大掃除のときに気になった現象にあらためて気づいた。掃除機の吸引力がどうも弱い
No! I Don't Want to Join a Bookclub のレジュメ(翻訳出版企画書)を公開します
こんにちは。英日出版・実務翻訳者の村松静枝です。こちらを訪問してくださり、ありがとうございます。10年以上前に本作のレジュメを作成し、数社の出版社でご検討いただきましたが、どのジャンルに入るかわからない、Chicklitの翻訳物は難しい、といった理由で邦訳出版に至りませんでした。
本作をひとことで言うなら、”ブリジット・ジョーンズの日記 その30年後”です。大人気を博した『ブリジット・ジョーンズ
ワイン会にて――先輩の言葉から学ぶ
先日、知人宅で開かれたワイン会でジュヴレ・シャンベルタンを飲んだときのことだ。私よりふたまわりほど先輩の参加者Aさんがこう話していた。
「ジュヴレ・シャンベルタンといえば、昔はもっと力強いワインだったの。でもいまはずいぶんと軽くなって、これがあの産地のワインだと言われても、どうも納得できないの……。だけどワイン造りの流行がそちらに向かっているのなら、もうそういうものだってことよね」
この言葉をき
ワインエキスパートへの道 その5
このところずっと投稿する時間が取れず、気づいたらワインエキスパート二次試験の前日になってしまった。昨年の今ごろは自分も対策に必死だった。とはいえ、ほとんどの飲食店がコロナ対策で店内での飲食を制限されてしまい、本来なら毎年この時期に試験対策として単一品種のワインをテイスティンググラスで提供してくれる店でも、ワインをいただくことはできなかった。
そのためオンライン講座に申し込み、小瓶に入ったワイン数
ワインエキスパートへの道 その4
そろそろ今年のワインエキスパート一次試験が始まる。去年の自分の心境を思い返すと、胃が痛くなりそうだ。この時期は教本から重要事項をノートにまとめ、問題集を何度もやり、記憶を定着させようと必死だった。これはお勧めできないやり方だが、ボルドーの格付けとドイツのワイン法については、何度教本を読み返しても、何度問題をやっても覚えられなかったため、時間をかけるだけ無駄と判断し、ばっさり諦めた。若い方なら脳が
もっとみるワインエキスパートへの道 その3
今回は座学から離れた試験勉強について書こう。
昨年、つまり2021年の日本はコロナ禍2年めを迎え、好きなように外出してワインを楽しめる機会は少なかった。そんな状況でも、ときにはなじみのお店に出かけていって常連さんのワイン談義に耳を傾けたり、少人数で集まってワインを飲んだりして、憂さばらし、もといワインを味わう勉強を続けていた。
なかでも、既にワインエキスパートを取得された先輩が少人数で開
ワインエキスパートへの道 その2
ワインエキスパート一次試験の勉強は3月から8月まで毎月2~3回、毎回3時間ほどマンツーマンで講師の指導を受けた。分厚い教本から重要ポイントにしぼって解説してもらい、教本に蛍光ペンで線を引くというやり方で勉強を進めていった。ワイン書籍の翻訳時は不明な内容にぶつかるたびごとにネットや参考書籍で調べ、締め切りに追われながら訳していた。やや乱暴に言えば「つまみ食い」だ。そうした知識を、国や地域ごとに整然
もっとみるワインエキスパートへの道 その1
「ヴィオニエ! これ絶対にヴィオニエだ」 。声を出すことはできなかったため、心の中で叫んだ。2021年10月18日、目黒雅叙園のバンケットルームでのことだ。
2021年の3月から、日本ソムリエ協会が主催するワインエキスパート資格の試験勉強を始め、老いた脳細胞を無理やりフル稼働させて、分厚い教本の内容を頭にたたき込んで約5カ月間を過ごした。
それまでに数冊のワイン書籍を翻訳する機会に恵まれて
ワインとドラマ
ドラマや映画にワインが登場すると思わず身を乗り出してしまい、何を飲んでいるのか、ワインについて何か語るだろうかと気になり、肝心のストーリーが頭に入らないことがあります。
米ドラマ『メンタリスト』シーズン4第14話はまさにそんな展開。
『メンタリスト』の概要はこちらです。http://www.superdramatv.com/line/mentalist/story/
あらすじは、ナパ・ヴァレ
すべてはベイ・シティ・ローラーズから
少しあいだがあいてしまいました。今日は英語を好きになったきっかけから訳書を初出版するまでについて、自分の人生をふり返ってみます。
小学校の5年生ごろと記憶していますが、姉の影響もあって、そのころ世界じゅうで人気を呼んでいたベイ・シティ・ローラーズに夢中になったのが英語との出会いでした。まだアルファベットすらまともに読めず、歌詞はまったく理解できなかったものの、軽快なリズムと甘いメロディとレスリー