病気と向き合っているあなたが自分らしく生きるを一緒に見つける「Tomopiia」

Tomopiia(トモピィア)は、がんに罹患した方々に担当の看護師が『対話』を通して『…

病気と向き合っているあなたが自分らしく生きるを一緒に見つける「Tomopiia」

Tomopiia(トモピィア)は、がんに罹患した方々に担当の看護師が『対話』を通して『ほっと』する時間を提供し、日々の療養生活の質(QOL)向上の一助となるようサポートするサービスです。私たちがサービスを始めた想いや、実際にご利用いただいたユーザーさんからの声をご紹介します。

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記事一覧

連載②“あのとき“言葉があった ー私の父と息子の和解ー

【言葉が支えている】 「私の父と息子の和解」 前回はこの連載を始めるにあたって私のプロフィール、子どものころの体験とともに「言葉にすることの意味、効用」について…

連載①“あのとき“言葉があった ー言葉によって人生は変えられるー

みなさん、はじめまして。 私はコピーライターとして社会人をスタートし、その後編集者、看護系出版社の編集部長、出版社経営などを経て現在はキャリアコンサルティングや…

【ユーザーさんの声】いつでもどこでも、すぐに繋がれる安心感。Tomopiiaは私のお守り代わりでした

実際にTomopiiaを利用してくださった方の声を集めた「ユーザーさんの声」企画。今回は、看護師としてお仕事をされてきた、50代女性・Yさんにお話を伺いました。 がんと診…

【イベントレポート(後編)】~がんになっても誰もが自分らしく働ける社会を目指して~「がんとともに働く」ために大切なこと

働きながら治療をする病気へと変化してきているがん。 予期せぬライフイベントに直面することで、人は仕事と治療(療養)の両立についてどのような悩みや不安を抱えている…

【イベントレポート(前編)】~がんになっても誰もが自分らしく働ける社会を目指して~「がんとともに働く」ために大切なこと

働きながら治療をする病気へと変化してきているがん。 予期せぬライフイベントに直面することで、人は仕事と治療(療養)の両立についてどのような悩みや不安を抱えている…

【対談】がん専門の精神科医が語る──誰かに相談したくてもできない人ほどTomopiiaの存在を知ってほしい

Tomopiia(トモピィア)は、がんで不安や悩みを抱える方が看護師と個別対話できるサービスです。不安や孤独を解消する一助になるべく、日々活動を続けています。 今回お越…

【対話看護師の想い】心身共にある苦痛や先の見えない不安。その気持ちをどうか抱え込まないでほしい

Tomopiiaは、がんと共に生きる皆さんと看護師との「LINEを活用した対話サービス」を提供しています。チャットに込めた1通1通のメッセージを大切に、利用してくださる方々の…

がんと共に生きる、ありのままの自分でいられる「対話の時間」にTomopiiaの価値がある

がんの患者さんと看護師とのLINEを活用した対話サービスとして、2021年にTomopiia(トモピィア)はプロジェクトを開始しました。今回ご紹介する十枝内綾乃は現在、Chief Nu…

SNSカウンセリングの専門家と対談──遠慮なく思いを話せる関係性が不安・孤独を解消する

Tomopiia(トモピィア)は、がんで不安や悩みを抱える方が看護師と個別対話できるサービスです。不安や孤独を解消する一助になるべく、日々活動を続けています。 今回お越…

【ユーザーさんの声】不安をいつでも打ち明けられる場所がある。私は何度も救われた。

実際にTomopiiaを利用してくださった方の声を集めた「ユーザーさんの声」企画。今回は、がんの治療も終わり、現在は経過観察中の50代女性にお話を伺いました。 日中は仕事…

患者と看護師の対話サービス「Tomopiia」が描く医療の未来

がんと共に生きる方の「不安」や「孤独」を解消する対話サービス「Tomopiia(トモピィア)」は、三井物産グループの新ビジネス創出に命を吹き込むベンチャースタジオ「Moon…

Tomopiiaナースのひとりごと

今回は「春の日」のような優しい温かさを感じさせてくれる本の紹介をさせていただきます。  著者の清水研先生は、腫瘍精神科医という、がん専門の精神科医で、4,000人以…

がん治療で発症するリンパ浮腫とは(2)〜患者さんの心と身体のバランスを整えるリンパ浮腫ケア

前回は、リンパ浮腫についての基本的なお話をしました。 今回は、私がリンパ浮腫ケアで出会ったある患者さんについてお話ししますね。 がんに罹患された方の中でも、リン…

がん治療で発症するリンパ浮腫とは?〜リンパ浮腫専門看護師が初期症状やケアの注意点を紹介

はじめまして、私は看護専門外来のリンパ浮腫外来や浮腫ケアサロンで、リンパ浮腫専門看護師として働いており、メディカルアロマセラピストインストラクターの資格を持ち、…

気軽に話せる「居場所」が、がんとともに生きる人の心をラクにする

「がん罹患者に必要なのは、気兼ねなく話ができる居場所です」。そうはっきりと話すのは2015年に前立腺がんを告知された齋藤浩哉さんです。齋藤さんは同じがんを持った人と…

がん治療の状況をオープンに伝えることが復職への第一歩

調査によると、がん罹患者の約3人に1人は20代から60代でがんに罹患し、仕事を持ちながら通院していると言われています※1。会社員として勤める傍ら、一般社団法人がんチャ…

連載②“あのとき“言葉があった ー私の父と息子の和解ー

連載②“あのとき“言葉があった ー私の父と息子の和解ー

【言葉が支えている】
「私の父と息子の和解」

前回はこの連載を始めるにあたって私のプロフィール、子どものころの体験とともに「言葉にすることの意味、効用」について書きました。今回も私の体験から「言葉で伝えることで関係性が変わった瞬間」を紹介します。

今から10年も前のお正月のことです。当時、私の父親はその前の年から特別養護老人ホーム(特養)にお世話になっていました。そこに至るまでも療養型病院を転

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連載①“あのとき“言葉があった ー言葉によって人生は変えられるー

連載①“あのとき“言葉があった ー言葉によって人生は変えられるー

みなさん、はじめまして。
私はコピーライターとして社会人をスタートし、その後編集者、看護系出版社の編集部長、出版社経営などを経て現在はキャリアコンサルティングやカウンセリングなど、ずっと「言葉」と「文字」にかかわる仕事をしています。仕事を通じて感じてきたことは「言葉によって人生は変えられる」ということです。
このたび、「看護師とがん患者さんがSNSを使った文字による対話」によって療養中の患者さんの

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【ユーザーさんの声】いつでもどこでも、すぐに繋がれる安心感。Tomopiiaは私のお守り代わりでした

【ユーザーさんの声】いつでもどこでも、すぐに繋がれる安心感。Tomopiiaは私のお守り代わりでした

実際にTomopiiaを利用してくださった方の声を集めた「ユーザーさんの声」企画。今回は、看護師としてお仕事をされてきた、50代女性・Yさんにお話を伺いました。

がんと診断されてから半年ほど経った頃に、Tomopiiaを知ったというYさん。気持ちも落ち着いていた時期だったものの、何でも話せる相手がいること、看護師といつでもつながっていられるという安心感から、お守りのようなサービスだったと振り返っ

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【イベントレポート(後編)】~がんになっても誰もが自分らしく働ける社会を目指して~「がんとともに働く」ために大切なこと

【イベントレポート(後編)】~がんになっても誰もが自分らしく働ける社会を目指して~「がんとともに働く」ために大切なこと

働きながら治療をする病気へと変化してきているがん。

予期せぬライフイベントに直面することで、人は仕事と治療(療養)の両立についてどのような悩みや不安を抱えているのでしょうか?

前回に続いて、一般社団法人がんと働く応援団 理事の廣田さんをお招きし、「がんとともに働く」をテーマに開催しましたイベントの後編をレポートいたします。(前編はこちら)

後編では、がんサバイバーでもありTomopiia(ト

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【イベントレポート(前編)】~がんになっても誰もが自分らしく働ける社会を目指して~「がんとともに働く」ために大切なこと

【イベントレポート(前編)】~がんになっても誰もが自分らしく働ける社会を目指して~「がんとともに働く」ために大切なこと

働きながら治療をする病気へと変化してきているがん。

予期せぬライフイベントに直面することで、人は仕事と治療(療養)の両立についてどのような悩みや不安を抱えているのでしょうか?

今回私たちは、一般社団法人がんと働く応援団 理事の廣田さんをお招きし、「がんとともに働く」をテーマに対話を進めました。看護師とがん罹患者さんの対話サービスを提供する、TomopiiaのCNO(Chief Nursing

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【対談】がん専門の精神科医が語る──誰かに相談したくてもできない人ほどTomopiiaの存在を知ってほしい

【対談】がん専門の精神科医が語る──誰かに相談したくてもできない人ほどTomopiiaの存在を知ってほしい

Tomopiia(トモピィア)は、がんで不安や悩みを抱える方が看護師と個別対話できるサービスです。不安や孤独を解消する一助になるべく、日々活動を続けています。
今回お越しいただいたのは腫瘍精神科医の清水先生。がん患者とその家族4,000人以上と対話をしてきたご経歴があり、Tomopiiaが「SNS看護」という新たな領域でのチャレンジを進める中で、これまで数多くのアドバイスをくださりました。本記事で

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【対話看護師の想い】心身共にある苦痛や先の見えない不安。その気持ちをどうか抱え込まないでほしい

【対話看護師の想い】心身共にある苦痛や先の見えない不安。その気持ちをどうか抱え込まないでほしい

Tomopiiaは、がんと共に生きる皆さんと看護師との「LINEを活用した対話サービス」を提供しています。チャットに込めた1通1通のメッセージを大切に、利用してくださる方々の不安や孤独を少しでも解消できたらと考えています。

今回の記事では、対話看護師として活動するTomopiiaのメンバーをご紹介。どのような経緯で看護の道を歩むようになり、なぜ対話看護師としての活動を始めたのか。

その想い

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がんと共に生きる、ありのままの自分でいられる「対話の時間」にTomopiiaの価値がある

がんと共に生きる、ありのままの自分でいられる「対話の時間」にTomopiiaの価値がある

がんの患者さんと看護師とのLINEを活用した対話サービスとして、2021年にTomopiia(トモピィア)はプロジェクトを開始しました。今回ご紹介する十枝内綾乃は現在、Chief Nursing Officerとして看護師を統括する立場にあります。

今回のインタビューでは、十枝内さんの参画の背景のほか、本事業を通して伝えたい想いなどを語ってもらいました。

「あなたと出会えて良かった…」患者さん

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SNSカウンセリングの専門家と対談──遠慮なく思いを話せる関係性が不安・孤独を解消する

SNSカウンセリングの専門家と対談──遠慮なく思いを話せる関係性が不安・孤独を解消する

Tomopiia(トモピィア)は、がんで不安や悩みを抱える方が看護師と個別対話できるサービスです。不安や孤独を解消する一助になるべく、日々活動を続けています。

今回お越しいただいたのは、SNSカウンセリング及び心理療法の専門家である宮田先生。Tomopiiaが「SNS看護」という新たな領域でのチャレンジを進める中で、これまで数多くのアドバイスをくださりました。

本記事では看護師の統括を務める十

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【ユーザーさんの声】不安をいつでも打ち明けられる場所がある。私は何度も救われた。

【ユーザーさんの声】不安をいつでも打ち明けられる場所がある。私は何度も救われた。

実際にTomopiiaを利用してくださった方の声を集めた「ユーザーさんの声」企画。今回は、がんの治療も終わり、現在は経過観察中の50代女性にお話を伺いました。

日中は仕事に向かうなど、日常生活を取り戻しつつありますが、時折どうしようもない不安に襲われることがあるといいます。

LINEを活用した看護師との対話サービス「Tomopiia」をどのような想いで使い始め、利用後にはどのような感想を抱いた

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患者と看護師の対話サービス「Tomopiia」が描く医療の未来

患者と看護師の対話サービス「Tomopiia」が描く医療の未来

がんと共に生きる方の「不安」や「孤独」を解消する対話サービス「Tomopiia(トモピィア)」は、三井物産グループの新ビジネス創出に命を吹き込むベンチャースタジオ「Moon Creative Lab」から生まれたプロジェクトであり、2023年内の事業化を目指しています。今回はTomopiiaの事業を社内から起案した重村潤一朗に、インタビューを実施しました。

患者とナースを「対話」でつなぐプラット

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Tomopiiaナースのひとりごと

Tomopiiaナースのひとりごと

今回は「春の日」のような優しい温かさを感じさせてくれる本の紹介をさせていただきます。

 著者の清水研先生は、腫瘍精神科医という、がん専門の精神科医で、4,000人以上のがん患者およびその家族との対話経験を持っておられます。そして現在は、がん研究会有明病院の腫瘍精神科部長でいらっしゃいます。
 多くの方が、ご自身またはご家族が「がん」に罹患されると、さまざまな不安感に包まれてしまうことと思います。

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がん治療で発症するリンパ浮腫とは(2)〜患者さんの心と身体のバランスを整えるリンパ浮腫ケア

がん治療で発症するリンパ浮腫とは(2)〜患者さんの心と身体のバランスを整えるリンパ浮腫ケア

前回は、リンパ浮腫についての基本的なお話をしました。
今回は、私がリンパ浮腫ケアで出会ったある患者さんについてお話ししますね。

がんに罹患された方の中でも、リンパ浮腫を患われ、リンパ浮腫ドレナージやアロマトリートメントケアを受けられる方の割合はそう多くありません。それでも、1年の間には沢山の患者さんと巡り合います。

リンパ浮腫は、腕や足の片側だけ大きく変化したり、洋服など着るものにも制限が出た

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がん治療で発症するリンパ浮腫とは?〜リンパ浮腫専門看護師が初期症状やケアの注意点を紹介

がん治療で発症するリンパ浮腫とは?〜リンパ浮腫専門看護師が初期症状やケアの注意点を紹介

はじめまして、私は看護専門外来のリンパ浮腫外来や浮腫ケアサロンで、リンパ浮腫専門看護師として働いており、メディカルアロマセラピストインストラクターの資格を持ち、がん患者さんの心のケアやリンパ浮腫でお悩みの方々に毎日対応させていただいています。
今回は、リンパ浮腫についてお話しさせていただきますね。

そもそも『リンパ浮腫』とは、どういうものなのでしょうか?

まず身体にはリンパ節というものがありま

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気軽に話せる「居場所」が、がんとともに生きる人の心をラクにする

気軽に話せる「居場所」が、がんとともに生きる人の心をラクにする

「がん罹患者に必要なのは、気兼ねなく話ができる居場所です」。そうはっきりと話すのは2015年に前立腺がんを告知された齋藤浩哉さんです。齋藤さんは同じがんを持った人と話し合う場を求めて、ついに「前立腺がん患者会PSA北海道」を立ち上げるまでに至った人。今ではその活動は全国にまで広がっています。その原動力は。そして“居場所”を見つけるには。齋藤さんの言葉には、今より少しラクになるヒントがありました。

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がん治療の状況をオープンに伝えることが復職への第一歩

がん治療の状況をオープンに伝えることが復職への第一歩

調査によると、がん罹患者の約3人に1人は20代から60代でがんに罹患し、仕事を持ちながら通院していると言われています※1。会社員として勤める傍ら、一般社団法人がんチャレンジャーの代表理事としても活動する花木裕介さんもその1人。今回はそんな花木さんに治療中の心境や、復職の際に意識していたこと、そして現在の状況まで、「仕事」をテーマにたっぷりお話をいただきました。

※1 参照:厚生労働省ホームページ

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