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ロングセラー知育絵本の会社が、春になると改めて思うこと。
まだまだ寒い日が続いていますが、季節はもう春。
4月から入園・入学を迎える皆さん、おめでとうございます!!
弊社・戸田デザイン研究室は『あいうえおえほん』『国旗のえほん』をはじめ、「知育」というジャンルに分けられる絵本やカード、木のおもちゃなどを多く作っています。
ロングセラー作品にも恵まれ、有難いことに「入園・入学には、毎年必ず戸田デザインのものを。」と考えてくださる全国の書店や百貨店も多く
デザインの視点で見てみよう【第8回 しりとりの楽しさをデザインで伝える。『風の子しりとり』】
古くから親しまれてきた言葉あそび「しりとり」。
その歴史は長く、平安時代の貴族たちの言葉あそびに由来するという話もあるとか。
現代では大人が進んでしりとりをする機会は少ないと思いますが、いざやってみると様々なイマジネーションが浮かんできます。
苦しみながらことばを見つけた時のあの快感を味わうのは、いくつになっても楽しいものです。
今回ご紹介する『風の子しりとり』は、作者・とだこうしろうが、新幹
デザインの視点で見てみよう【第10回 【数字×ご機嫌】の未体験ゾーン。『1から100までのえほん』】
「子どもの頃から、どうも数字が苦手。」
「うちの子は、数字が嫌いで…。」
大人、子どもの垣根を超えて、この世界に数多存在する数字・算数への苦手意識。我が身を振り返っても共感しかないのですが、どうしてこうした思いが生まれるのでしょう?
数字・算数はきちんと正解が決まっています。九九の暗記をはじめ、特に幼いときには正しい解を覚えなくてはなりません。
それ故、間違えることへの緊張感も伴いやすい。
2024年も、どうぞよろしくお願いいたします。
早いもので、もうすぐ新しい年が始まります。
2023年ももたくさんのお客さま、お取引先さまの皆さまにお引き立てをいただき、心より御礼申し上げます。
こちらのnoteで記事を読んでくださった方、フォローしてくださった方々にも、心より感謝申し上げます。
ここ数年、世界中でさまざまな価値観が根底から覆るような出来事が立て続けに起こりました。
こうした予想を超えた状況は、今という社会を生きる一人ひとり
今年のクリスマスは、願いを込めて。
私たち戸田デザイン研究室の願いを込めて、今年のクリスマスはいつもと少し雰囲気の異なるクリエイティブを作りました。
この世界に生きる人々が笑顔で過ごせる日がくることを願ってやみません。
新しいポストカードを作りました。
気がつけばもう12月。
もうすぐクリスマスが訪れ、待ったなしでお正月がやってきます!
ギフトに添えたり、季節のご挨拶を届けたりとお手紙を書くことも増えるこれからのシーズン。
戸田デザイン研究室は素敵なオリジナル ポストカードを作りました。
まずはクリスマス。
深い緑が美しい1枚は、かわいい子どもたちが合唱をしています。美しい讃美歌が聞こえてくるようです。
そして鮮やかなピンクが素敵な1枚に
デザインの視点で見てみよう【第7回 例文だって、デザインだ。『辞典えほんシリーズ』】
戸田デザイン研究室が作った2冊の辞典えほん、『英和じてん絵本』と『和英じてん絵本』。
初めて辞典を手にする子どもたちの憧れを形にしたような、縦長スマートなフォルム。カバーを外すと現れる、ヨーロッパの古書のようなシックな装幀。
“辞典えほん”という名にふさわしく、デザインへのこだわりが満載。ギフトにも根強い人気があります。
しかしこの2冊の魅力はビジュアルだけに留まりません。
他の辞典では出会
「もっと知ろう、もっと話そう。わたしの国のこと、あなたの国のこと。」世界を伝える作品に寄せて。
今、私たちが届けたい思い
『せかい地図絵本』や『国旗のえほん』をはじめ、戸田デザイン研究室には世界について伝える作品があります。どれも時代を超えて読み継がれてきたロングセラーです。
私たちはこうした作品を制作するに当たって、子どもたちが世界と自分とを繋ぐ視点を持てるような内容・デザインとなるよう心がけてきました。
私たちの作品を通して、遠い国に暮らし、肌の色も話すことばも違う人々にも、それ
デザインの視点で見てみよう【第9回 昆虫とあそぼう】
ちょっとした美術・デザイン解説の視点で戸田デザイン研究室の作品を紹介する連載「デザインの視点で見てみてよう」。
今回ご紹介するのは『昆虫とあそぼう』です。
あらゆるモノ作りにおいて大切な要素となる、オリジナリティ。
もちろん、絵本制作においても、作品の魅力を左右する大きな要素です。
しかし、オリジナリティばかり強すぎても意図が伝わらなかったり、読者に委ねる余白の部分が奪われてしまったり…。その
デザインの視点で見てみよう【第6回 "戦わない"という強さ。 『ポストカード 逃げる一手』】
ちょっとした美術・デザイン解説の視点で戸田デザイン研究室の作品を紹介する連載「デザインの視点で見てみてよう」。
今回は弊社創設者であり、“デザイン知育絵本の草分け”と評された、とだこうしろう(戸田幸四郎 1931-2011)が残したポストカードを取り上げてみたいと思います。
『逃げる一手』と題されたこのポストカードには、後脚を跳ね上げて走る一羽のうさぎと不思議なメッセージが記されています。
デザインの視点で見てみよう【第5回 好きな色を着て、あなた自身を伝えよう。『どの色すき』】
ちょっとした美術・デザイン解説の視点で戸田デザイン研究室の作品を紹介する連載「デザインの視点で見てみてよう」。
今回は色の美しさを伝える作品の中から『どの色すき』を紹介します。
戸田デザイン研究室には、色の美しさを伝える作品が数点あります。
どの作品も色の魅力、奥深さが十分に伝わるように考え抜かれたデザインが特徴です。
その中からファッション=装うことを通じで、色の美しさ、楽しさを伝えるのが
デザインの視点で見てみよう【第4回 作り手のこだわり、遊びごころも隠れた『かくれんぼ』】
ちょっとした美術・デザイン解説の視点で戸田デザイン研究室の作品を紹介する連載「デザインの視点で見てみてよう」。
今回は「赤ちゃん絵本シリーズ」から『かくれんぼ』をご紹介します。
おなじみの「もういいかい?」「まぁだだよ。」のフレーズとともに小さなネズミくんが お友達の動物たちと繰り広げる かくれんぼ。
シンプルで鮮やかなイラスト、楽しく可愛らしいストーリーはまさに赤ちゃん絵本にふさわしい内容な
国際幸福デーに思うこと。
今日は「国際幸福デー」
世界中が幸福について考え、願う日ための日です。
「幸福」とは、一体なんでしょう。
その定義は広く、人それぞれ感じ方も違うものですが、子どもたちから大人まで、等しく享受できるものであるはずです。それにはまず前提として、恐怖や飢えや貧困というものがあってはなりません。
今、世界では大きな争いがおきています。
さまざまな国にも影響があり、世界のたくさんの人々が平和が戻ることを
デザインの視点で見てみよう【第3回 怖い絵本の役割 『竜のはなし』】
ちょっとした美術・デザイン解説の視点で戸田デザイン研究室の作品を紹介する連載「デザインの視点で見てみてよう」。
今回は “怖い絵本”と言う視点でピックアップしてみました。
【絵もお話も怖いけど、なぜだか好きだった。】
【大人になって思い返すと、怖いだけでなく深い話だった。】
そんな “怖い絵本” に出会った経験が、皆さんにもあるのではないでしょうか?
鮮やかで楽しいデザイン、という印象の強い戸
デザインの視点で見てみよう【第2回 ことばじてん絵本】
ちょっとした美術・デザイン解説の視点で戸田デザイン研究室の作品を紹介する連載「デザインの視点で見てみてよう」。
今回ご紹介するのは『ことばじてん絵本』です。
小さな子どもたちが初めて覚える大切なことばを、五十音順で紹介するこの作品。
ページをめくると、小さいながら鮮やかなイラスト・ことばがワーっと展開します。その数なんと600語以上!大きなページいっぱいに広がる楽しさは、子どもたちに大好評です
デザインの視点で見てみよう【第1回 あいうえおえほん】
私たち戸田デザイン研究室の作品を、ちょっとした美術解説のような視点で紹介する「デザインの視点で見てみよう」。
絵の構図、色の使い方、それらが生みだす効果…。そんな部分を楽しんでいただけたら嬉しいです。
第一回目は代表作『あいうえおえほん』。
この作品のイラストは、とてつもなくシンプルです。
すべて太い輪郭線と2〜3色で構成されている、と言っても過言ではありません。
この潔いまでのシンプルなデザ