【戸田デザイン研究室】

「デザインで心を豊かにする」をモットーに、絵本・カード・木の玩具等を制作。代表作は『あ…

【戸田デザイン研究室】

「デザインで心を豊かにする」をモットーに、絵本・カード・木の玩具等を制作。代表作は『あいうえおえほん』『国旗のえほん』『リングカード・シリーズ』など。私たちのモノ作りにおける考え方、どんな視点を持っているかをお届けできたらと思います。http://toda-design.com/

マガジン

  • デザインの視点で見てみよう。

    私たち戸田デザイン研究室の作品を、ちょっとした美術解説のような視点で紹介する「デザインの視点で見てみよう」。 絵の構図、色の使い方、それらが生みだす効果…。そんな部分を楽しんでいただけたら嬉しいです。

  • 『トリオ・アパートメント』誕生! ディレクター日誌

    弊社初のカードゲームであり、話題のプロダクトデザインを手がける デザイナ―ユニットidontknow.tokyoと一緒に作った初のコラボ作品『TRIO APARTMENT』。 誕生の経緯から制作過程まで、語るべきストーリーは満載! 商品の企画から制作に立ち会ったディレクターの本音も織り交ぜながら、ちょっとディープな制作秘話をお届けします!

  • シネマと戸田デザイン研究室

    映画大好き!な、戸田デザイン研究室 広報・大澤が毎回テーマを設け、素敵な映画作品と戸田デザイン研究室の作品をご紹介する【シネマと戸田デザイン研究室】。色彩、ファッション、ポエット…。心豊かな映画と絵本の出会いをご覧ください。

  • 戸田デザイン研究室の「これまで、これから」

    ロングセラー絵本、カード、木のおもちゃなどを手掛ける戸田デザイン研究室。フリーデザイナー とだこうしろうの絵本作りから出発した知られざるストーリー。戸田デザイン研究室が大切にし続ける信念などをお伝えします。

最近の記事

20周年に感謝を込めて!作り手・戸田靖が語る『リングカード・シリーズ』

戸田デザイン研究室の代表作のひとつ、『リングカード・シリーズ』。 初めて発売されてから、なんと!今年で20年になります! たくさんのお客さまやお取引先さまにご支持をいただき、今や累計100万個を売上げる大人気シリーズに成長しました。本当にありがとうございます。 そして先月8月には、新作「のりもの」も誕生。おかげさまで既に重版も決定いたしました! 20年の節目となるタイミングで、改めて『リングカード』に込めた思いから新作の制作秘話まで、代表・作り手を務める戸田靖がお話しし

    • 知育絵本の会社が、「モノづくり展」を行う理由。

      8月2日から9月末日まで、東京都港区にある大垣書店 麻布台ヒルズ店にて、 「戸田デザイン研究室のモノづくり展」を開催しています。 先日8月1日に完成したばかりの最新作『リングカード・のりもの』。 こちらの刊行記念と題し、児童書コーナー奥にあるEhonギャラリーにて行われている今回の展示。 最新作を主役に、大人気シリーズ『リングカード』の細部に及ぶ制作のこだわりもご覧いただけます。 他には弊社の原点であるミリオンセラー『あいうえおえほん』、温かなデザインでたくさんの新しい命

      • 8月1日、遂に完成!『リングカード・のりもの』

        2004年の誕生以来、たくさんの支持を集め続ける戸田デザイン研究室の『リングカード・シリーズ』。 シリーズ9作目となる待望の新作が、来月8月1日に完成いたします!! 今回のテーマは「のりもの」。 多くの子どもたちのハートをつかんでやまない定番のテーマが、遂に大人気シリーズの仲間入りを果たします。 戸田デザイン研究室がデザインすると、どんな魅力が溢れ出すのか…。 一足お先にご紹介します!! 47の乗り物が大集合。 一般的に乗り物を扱った絵本やカード類は、「電車」「はたらく

        • 2024年 夏、改めて「平和」について考えたい。

          この夏、世界中がスポーツに沸き立ちます。 4年に一度の熱狂をもたらす、この世界的スポーツイベントは、平和な社会を推進することを目的のひとつとしています。 確かに各国の選手たちが人生を賭けて競い合う姿は、互いを敬う精神・国境を越えたスポーツマンシップを伝えてくれます。 ーーー 一方で、未だ世界各所で争いが続いています。 どの争いも一向に収束の気配が見えず、その激しさは増すばかりです。 病院に入院していた人たち、助けに向かった医師やボランティアの人々、生まれたばかりの

        20周年に感謝を込めて!作り手・戸田靖が語る『リングカード・シリーズ』

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        • デザインの視点で見てみよう。
          10本
        • 『トリオ・アパートメント』誕生! ディレクター日誌
          5本
        • シネマと戸田デザイン研究室
          7本
        • 戸田デザイン研究室の「これまで、これから」
          4本

        記事

          「雨」のデザイン。

          今年も梅雨が始まりますね。 改めて考えてみると、「雨」は不思議な存在です。 言ってみれば降水現象であり、時に外出も億劫になる厄介な存在でもあるのですが、そこに独特なムードが存在するのも確か。 古今東西、さまざまな表現の世界にも「雨」にインスパイアされたものは数多くあります。 ざっと思い浮かべるだけでも… 文学では『雨月物語』。 音楽ではショパンの『雨だれ』。 映画では『雨に唄えば』。 絵画ではカミーユ・ピサロが描いた『テアトル・フランセ広場 雨の効果』という作品も印象

          ロングセラー知育絵本の会社が、春になると改めて思うこと。

          まだまだ寒い日が続いていますが、季節はもう春。 4月から入園・入学を迎える皆さん、おめでとうございます!! 弊社・戸田デザイン研究室は『あいうえおえほん』『国旗のえほん』をはじめ、「知育」というジャンルに分けられる絵本やカード、木のおもちゃなどを多く作っています。 ロングセラー作品にも恵まれ、有難いことに「入園・入学には、毎年必ず戸田デザインのものを。」と考えてくださる全国の書店や百貨店も多く、毎年この時期は嬉しい忙しさを迎えるシーズン。 同時に、私たち戸田デザイン研究室

          ロングセラー知育絵本の会社が、春になると改めて思うこと。

          デザインの視点で見てみよう【第8回 しりとりの楽しさをデザインで伝える。『風の子しりとり』】

          古くから親しまれてきた言葉あそび「しりとり」。 その歴史は長く、平安時代の貴族たちの言葉あそびに由来するという話もあるとか。 現代では大人が進んでしりとりをする機会は少ないと思いますが、いざやってみると様々なイマジネーションが浮かんできます。 苦しみながらことばを見つけた時のあの快感を味わうのは、いくつになっても楽しいものです。 今回ご紹介する『風の子しりとり』は、作者・とだこうしろうが、新幹線の中でしりとりをする親子の微笑ましい様子を見たことがきっかけで生まれました。

          デザインの視点で見てみよう【第8回 しりとりの楽しさをデザインで伝える。『風の子しりとり』】

          デザインの視点で見てみよう【第10回 【数字×ご機嫌】の未体験ゾーン。『1から100までのえほん』】

          「子どもの頃から、どうも数字が苦手。」 「うちの子は、数字が嫌いで…。」 大人、子どもの垣根を超えて、この世界に数多存在する数字・算数への苦手意識。我が身を振り返っても共感しかないのですが、どうしてこうした思いが生まれるのでしょう? 数字・算数はきちんと正解が決まっています。九九の暗記をはじめ、特に幼いときには正しい解を覚えなくてはなりません。 それ故、間違えることへの緊張感も伴いやすい。 さらに自由な発想が必要とされる場面を感じられず、なんとなく退屈に感じてしまう。

          デザインの視点で見てみよう【第10回 【数字×ご機嫌】の未体験ゾーン。『1から100までのえほん』】

          2024年も、どうぞよろしくお願いいたします。

          早いもので、もうすぐ新しい年が始まります。 2023年ももたくさんのお客さま、お取引先さまの皆さまにお引き立てをいただき、心より御礼申し上げます。 こちらのnoteで記事を読んでくださった方、フォローしてくださった方々にも、心より感謝申し上げます。 ここ数年、世界中でさまざまな価値観が根底から覆るような出来事が立て続けに起こりました。 こうした予想を超えた状況は、今という社会を生きる一人ひとりの考えを問うような鋭さも持ち、私たち戸田デザイン研究室もいろいろなことを考えさせ

          2024年も、どうぞよろしくお願いいたします。

          今年のクリスマスは、願いを込めて。

          私たち戸田デザイン研究室の願いを込めて、今年のクリスマスはいつもと少し雰囲気の異なるクリエイティブを作りました。 この世界に生きる人々が笑顔で過ごせる日がくることを願ってやみません。

          今年のクリスマスは、願いを込めて。

          新しいポストカードを作りました。

          気がつけばもう12月。 もうすぐクリスマスが訪れ、待ったなしでお正月がやってきます! ギフトに添えたり、季節のご挨拶を届けたりとお手紙を書くことも増えるこれからのシーズン。 戸田デザイン研究室は素敵なオリジナル ポストカードを作りました。 まずはクリスマス。  深い緑が美しい1枚は、かわいい子どもたちが合唱をしています。美しい讃美歌が聞こえてくるようです。 そして鮮やかなピンクが素敵な1枚には天使が!ピンクの羽に豊かな巻き髪をなびかせながらの水平飛行! どちらもステン

          新しいポストカードを作りました。

          デザインの視点で見てみよう【第7回 例文だって、デザインだ。『辞典えほんシリーズ』】

          戸田デザイン研究室が作った2冊の辞典えほん、『英和じてん絵本』と『和英じてん絵本』。 初めて辞典を手にする子どもたちの憧れを形にしたような、縦長スマートなフォルム。カバーを外すと現れる、ヨーロッパの古書のようなシックな装幀。 “辞典えほん”という名にふさわしく、デザインへのこだわりが満載。ギフトにも根強い人気があります。 しかしこの2冊の魅力はビジュアルだけに留まりません。 他の辞典では出会うことのないようなユーモア溢れる例文とイラストの独特な楽しさ。これを無くして語る

          デザインの視点で見てみよう【第7回 例文だって、デザインだ。『辞典えほんシリーズ』】

          「もっと知ろう、もっと話そう。わたしの国のこと、あなたの国のこと。」世界を伝える作品に寄せて。

          今、私たちが届けたい思い 『せかい地図絵本』や『国旗のえほん』をはじめ、戸田デザイン研究室には世界について伝える作品があります。どれも時代を超えて読み継がれてきたロングセラーです。 私たちはこうした作品を制作するに当たって、子どもたちが世界と自分とを繋ぐ視点を持てるような内容・デザインとなるよう心がけてきました。 私たちの作品を通して、遠い国に暮らし、肌の色も話すことばも違う人々にも、それぞれの素晴らしい文化があることを知る。守るべき大切な家族、友人がいることを感じる

          「もっと知ろう、もっと話そう。わたしの国のこと、あなたの国のこと。」世界を伝える作品に寄せて。

          デザインの視点で見てみよう【第9回 昆虫とあそぼう】

          ちょっとした美術・デザイン解説の視点で戸田デザイン研究室の作品を紹介する連載「デザインの視点で見てみてよう」。 今回ご紹介するのは『昆虫とあそぼう』です。 あらゆるモノ作りにおいて大切な要素となる、オリジナリティ。 もちろん、絵本制作においても、作品の魅力を左右する大きな要素です。 しかし、オリジナリティばかり強すぎても意図が伝わらなかったり、読者に委ねる余白の部分が奪われてしまったり…。その打ち出しには慎重なバランス感覚も求められます。 どんなタッチで描けば、特徴がし

          デザインの視点で見てみよう【第9回 昆虫とあそぼう】

          デザインの視点で見てみよう【第6回 "戦わない"という強さ。 『ポストカード 逃げる一手』】

          ちょっとした美術・デザイン解説の視点で戸田デザイン研究室の作品を紹介する連載「デザインの視点で見てみてよう」。 今回は弊社創設者であり、“デザイン知育絵本の草分け”と評された、とだこうしろう(戸田幸四郎 1931-2011)が残したポストカードを取り上げてみたいと思います。 『逃げる一手』と題されたこのポストカードには、後脚を跳ね上げて走る一羽のうさぎと不思議なメッセージが記されています。 戸田幸四郎は一体どんな思いでこのメッセージを綴ったのでしょうか。 このポストカ

          デザインの視点で見てみよう【第6回 "戦わない"という強さ。 『ポストカード 逃げる一手』】

          デザインの視点で見てみよう【第5回 好きな色を着て、あなた自身を伝えよう。『どの色すき』】

          ちょっとした美術・デザイン解説の視点で戸田デザイン研究室の作品を紹介する連載「デザインの視点で見てみてよう」。 今回は色の美しさを伝える作品の中から『どの色すき』を紹介します。 戸田デザイン研究室には、色の美しさを伝える作品が数点あります。 どの作品も色の魅力、奥深さが十分に伝わるように考え抜かれたデザインが特徴です。 その中からファッション=装うことを通じで、色の美しさ、楽しさを伝えるのが『どの色すき』です。 表紙からは淡いトーンの柔らかい作品というイメージが漂いま

          デザインの視点で見てみよう【第5回 好きな色を着て、あなた自身を伝えよう。『どの色すき』】