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〜N/thestory共同開発 看護師 コミュニティ”thestar”インタビューvol.3〜 thestoryとの出会いと関わり続けてくれている理由。そして、看護師のキャリアに対する想いを聞いてみた


N/thestory共同開発看護師コミュニティ”thestar"について

インタビューの前に、N/thestory共同開発看護師コミュニティthestar(ジスタ―)について簡単にご紹介します。

/thestoryは、創業時より看護師に本当の意味で寄り添えるサービスを作るんだ!と決めています。看護師のリアルな声を聞いて、サービス開発に反映させるべく創業のタイミングで看護師全体のキャリアや未来への強い想いをお持ちの看護師等、数名にお声がけしたのが現在のthestarコミュニティの皆様です。

月に1回程度行うミーティングでは、看護師の持つ課題感を伺ったり、実際にアプリを使った上で看護師目線のフィードバックをいただいたり。転職する時にどんなことが知りたいか、スカウトはどういうことが書いてあると嬉しいか、今後の方向性など含め様々なことに対して意見をくださる超超超超・・超が何個ついても足りないくらいありがたいコミュニティです。感謝の気持ちしかなくて書いているだけで涙が出てきそうです。関わり方は様々ですが30名ほどの方が一緒にサービス開発をしてくださっています。

群青日和さん略歴

関東の大学病院に勤務。消化器外科病棟在籍中に大学院に進学。大学院では、食道がん患者の食事摂取状況について研究を行っていた。現在は整形外科病棟で副看護師長として勤務している。

看護師のキャリアについての話

kanako
群青日和さんにずっと会いたかったので、やっと実現して嬉しいです!今日は、キャリアの話も話せたらいいなと思ってます。7/22のイベント「わたしのためのライフとキャリア All for Nurse」の件も、企画段階から参加してくださってありがとうございます!

群青日和さん
私も会えて嬉しいです!こうしてthestoryと関わらせていただくようになったのも、ナースの夜な夜なキャリア談義の視聴者というところから始まって、kanakoさんにお声がけいただいたからなので、なんだかご縁を感じます。

(※ナースの夜な夜なキャリア談義とは?看護師のキャリアにおける“選択肢“を増やすことを目的とした企画。自身の想いを実現している看護師や医療機関の方に自身のキャリアストーリーをインタビューさせていただき、気づきや学びを提供しています。毎週火曜日Twitterスペースでライブ配信中!)

kanako
そう思うと、こうして繋がれている今は奇跡というか、なんだか感動しちゃいますね!

群青日和さんはこれまで大学や研究、管理職など様々なご経験をされていらっしゃるかと思うのですが、看護師キャリアという点においてどんな印象をお持ちですか?

群青日和さん
/thestoryの方もよくおっしゃられていますけど、看護師はキャリアについて考えることがあまり多くないんじゃないかなと思うんですよね。それは、職を変えるという前提がない方が多いからなんですけど、学校を卒業してそのまま看護師になって、「私はこれがやりたい」と気づくまでに5年くらいの月日がかかるんじゃないかと思ってます。

いろんな症例、いろんな患者さんを見て、とにかく大変だけど仕事を覚えて。その中で、自分の得意不得意、様々な経験をして看護師になって自分が何がしたいか分かるのが5年目くらい。例えは悪いかもしれないですけど、子供で言うと自我が芽生える時期というか、そんな感覚。5年の経験を踏まえてようやく、看護師としてどこに進みたいかが見えてくるような、そんな方が多いんじゃないかと思います。

パトリシア・ベナーの看護理論を元に説明すると、看護師のキャリアは「Novis(初心者)」「Advanced Beginner(新人)」「Competent Proficient (一人前)」「Proficient(中堅)」「Expert(達人)」の5段階に分類されるということが言われているのですが、この中の「Competent Proficient (一人前)」くらいになってようやく見えてくるような方が多い印象です。いろいろな経験を踏まえて、管理職に進みたいとか、訪問看護をしたいとか、いろんな思いに気づき始めるんですよね。

クリニカルラダーのイメージ図 (出典:なるほどジョブメドレー)

その時がまさにキャリアを見つけていく時期なんです。いろんな人に話を聞いたり、転職サイトを見たりしながら、自分らしい道を模索するわけなんですけど、私は大学病院を離れることが決して悪いことではないと思っています。自分がやりたいことがあるなら全力で応援したいし、大学に残ることが全てではないと考えています。

大学病院に残ってもいいし、やりたいことがあるならそっちに飛び込んでいい、これって当たり前のようで、意外と気づかないまま時間を過ごしてしまう方も多いので、改めて伝えたいなと思いますね。

私は今も大学病院にいますけど、一回辞めた人が戻ってきてくれるみたいな交流もあるといいなあって思うんですよ!辞めたからこそわかることもありますし。なので、本人が望む未来のために選ぶことに対しては全然ネガティブに捉えていないです。

ちょっと話が長くなってしまいましたけど、そんな感じで、いろいろ経験する中で、自分のやりたいことができて、でもちょっと迷っているような、そんな方にN/thestoryはとても良さそうだなって思ってます。

kanako
ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。私もそういう人に使っていただけるサービスでありたいなあと思ってます。
もし良かったら群青日和さんのキャリアについても聞いてみたいです!

群青日和さん
私の場合は、消化器外科に10年間いたんですけど、そこで食べられない患者さんを見てきたので、食について関心を持っていたんですよね。その後、病院の中でたまたまNST(Nutrition Support Team)という栄養サポートチームの委員になったというきっかけがあって、更に栄養に興味を持ち始めました。そこからどんどん雪だるま式に大学院に行って、副師長試験を勧められて受けたという、タイミングというか偶然の産物なんです。

私の話はさておき(笑)うちの病院に、看護師2年目で訪問看護をやりたい!と話す子がいるんです。でも、上の人には言いにくいって言ってて、おそらくは経験が浅いのに訪問看護なんて、、と言われそうな雰囲気があるのかもしれないなとは思うんですけど。

私からは、今度1日体験に行ってみなよ!と勧めています。知った上で選ぶかどうか決めたらいいので、まずは知ることだと思うんですよね。そうやって自分に選択肢が増えるっていうのはすごくいいことだと思うんです。

/thestoryへの共感ポイント

kanako
共感しかなくて、ずっと頷きまくってますね私(笑)想いを共にできる方だなといつも思っているのですが、改めて、群青日和さんは/thestoryのどんなところに共感してくださったんでしょう?

群青日和さん
/thestoryの「キャリアは塗り替えるものではなくて、重ねていくもの」という考えにとても共感しています。

私も似た考えをもっていて、大学病院を辞めて自分を塗り替えるんじゃなくて、また新たに重ねていって欲しいという気持ちや、看護師としてのベースは大学で学んで、次に自分の働きたい分野で羽ばたいてもらえたら良いなあという考えを持っています。

なので、というわけではないですが、自分のキャリアと向き合うきっかけにもなるので7/22のイベントには是非たくさんの人に来てほしいですね!

経験年数の浅い人はもちろん、昔はバリバリやっていた潜在看護師や、今5年目くらいのこれからのキャリアに迷っている方にイベントにきていただきたいですね。

kanako
たくさん来てくれるといいなと私も思ってます!楽しみです!準備頑張ります!

お知らせ

共同開発看護師コミュニティthestarと共に看護師向けオンラインイベント「わたしのためのライフとキャリア for all Nurse」を開催決定🎉
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