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雑学

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初期人類は「骨」を主食にする事で繁栄した!

初期人類は「骨」を主食にする事で繁栄した!

2003年に初版が出版された島泰三著「親指はなぜ太いのか」を読む。

ホモ・サピエンスは雑食だが、肉食獣が食べ残した獲物の「骨」を石で砕いて骨髄を食べる事で安定した食糧が確保出来るようになった。
この本の「親指」とは、骨を砕く「石」を握るために親指が太くなったという説を展開している。

実際にアフリカのサバンナを歩くと、動物の骨を頻繁に見る事が出来る。
動物の 死骸=骨 は、いつでもどこにでもある

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満ち足りた人生

満ち足りた人生

いつも思うんだが、どうすればもっと満ち足りた人生が歩めるんだろう?
そもそも、それは可能な事なのか?

今の自分は、過去の自分に比べると、ずいぶん気楽で安易な毎日を送っている。
収入的には過去の自分に比べようも無いが、それでも飢えるわけでもなく、安全な住処もあり、相対的にストレスも少ないと思われる。

そして、何よりも過去の自分に比べて、自由な時間が圧倒的に多い。
これは悪い事では無いのだが、おそ

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初期人類は類い稀な持久力で生き残った?

初期人類は類い稀な持久力で生き残った?

クリストファー・マクドゥーガル著「BORN TO RUN」を読んでいたら、面白い事が書いてあった。

人類は、2足歩行を始めてから200万年の間、弓や槍も持たずに、ただ獲物を追い詰める事で食料を手に入れていた???

そんな馬鹿な・・・と思うかもしれないが、レイヨウなどの草食動物は、初速こそ速いが、呼吸系と熱伝導率の問題で、数時間で走れなくなるらしい。
ところが人類は、速さこそ大したことは無いが、

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怪しげな投資セミナー

怪しげな投資セミナー

来年から始まる新NISA を見据えてか、Facebook や Twitter などに「無料の投資セミナー」の広告が頻繁に入ってくる。
どうせ騙しだろうと最初は無視していたが、あまりに多いので「物は試し」と登録してみた。そうしたら意外に真っ当な内容の投資セミナーだった。

1つじゃわからないので、3つくらい登録してみたが、どれも LINE を使った投資グループで、登録方法も判を押したように同じ。

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なぜドーパミンが出るのか?

なぜドーパミンが出るのか?

糖質制限を始めて2年になるが、最近では自分の中で、「糖類」が、「酒」や「タバコ」のように忌避すべき物に変わってしまった。

*「糖類」とは、「糖質」の中でも砂糖や澱粉など血糖値を上げる物質。

まぁ、自分のことだから、それは良いんだが、そもそも、人間は「麻薬」や「アルコール」や「ニコチン」や「糖類」などの化学物質に対して、どうして依存性があるのだろう?

これらの化学物質を摂取すると、脳内にドーパ

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糖質制限に未来はあるのか?

糖質制限に未来はあるのか?

常々、考えている事がある。
私は糖質制限をやっている。
まだ3年目だが、いろいろな文献を読んでみて、糖質制限は本来の人間に取って理に適ったものだと確信している。

しかしだ。
70億を超えるまでに繁栄した人類社会で糖質制限が市民権を得たとしたら、この先、どうなっていくだろう?

現在でも70億人のうち10億2千万人は、慢性的な栄養不足であり、8億人弱が飢餓に直面していると言う。
もし、健康のために

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未来を妄想するのはヒトだけ。

未来を妄想するのはヒトだけ。

心理学者のダニエル・ギルバート著「明日の幸せを科学する」の冒頭に「未来を妄想するのはヒトだけ」という一文があった。
それを可能にしたのは前頭葉の発達で、ヒト以外の動物は、この前頭葉が未発達なのだそうだ。

どうして前頭葉に、こんな役割があるのか解ったかと言うと、前頭葉に損傷を負ったヒトが、自分の未来を考えられなくなったからだそうだ。
複数の事例で、それが証明されたらしい。

しかし、賢者の「悟り」

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還暦を越えてから、文字を右手で書くようになった理由。

還暦を越えてから、文字を右手で書くようになった理由。

私は、今年の9月で63歳になるが、それまでの約60年間、ずっと文字を左手で書いてきた。もちろん、左利きだからだが、普通は矯正するのに、私は矯正しなかったのだ。

そのせいか、自分の書く文字は、独特の癖がある。
バランスが悪いとは思わないんだが、癖字は癖字だ。

ところが、最近、急に思い立って、右手で雑記を付け始めた。
本当に、急に思い立った。別に何かキッカケになるような出来事があったわけでも、誰か

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生命が存続する理由。

生命が存続する理由。

人間は、何の為に生き続けるのだろう?
毎日、同じ事を繰り返しながら、無駄にエネルギーを消費して生き続ける。
種の保存という宿命の為なら、自分の子孫が生まれた時点でアポトーシスすれば良いはずだ。
百歩譲って、自分の子孫が自力で生きていくまで世話をする為に生き続けるなら、100年の寿命は長過ぎる。

考えられる「エネルギーを浪費しながら生き続ける唯一のメリット」は、情報を蓄積して知恵を付ける事だ。

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進化の究極の目的は意識を獲得する事だった。

進化の究極の目的は意識を獲得する事だった。

前にも書いたが、進化とは、最終的に「意識」を生み出す事であり、そのために多様化という戦略を取ってきた。
ダーウィンの言う「種の保存」は、進化の第一義では無かったのだ。
だからこそ、不必要とも言える数の種が生まれては消え、消えては生まれて現在に至ったのである。

そして、人類という「意識」を持った種が誕生したことで、進化の目的は達成された。次のステージは、人類が創造した人工知能が「意識」を持つ事であ

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自然界の唯一のルールは多様化である!

自然界の唯一のルールは多様化である!

地球上に生命が誕生してから約38億年の歳月が流れた。
なぜ単細胞生物から多細胞生物へと進化したのか?
いや、進化したとは言っても、現在でも単細胞生物は生存している。
多細胞生物へと進化しなくても、単細胞生物は単細胞生物で生きられるのだ。

それではなぜ、多細胞生物が誕生したのか?
謎だ。
理由があって進化したのでは無いと思う。
自然界が、生物の多様化を使命としているからにほかならない。

だからこ

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シゾイドパーソナリティー(あえて障害を外す)

シゾイドパーソナリティー(あえて障害を外す)

社会生活が営めないほどでは無いが、自分は「シゾイドパーソナリティー」の傾向が多分にあると思う。
サッカーやら野球やらテニスやらのスポーツ観戦に興味が無いし、パチンコやギャンブル、コンピューターゲームなんかにも関心が薄い。夜遊び、女遊びの類にも縁が無い。強いて趣味は何かと言えば、映画鑑賞と読書だが、それも人並み程度だ。

要するに世の中に無関心なのである。
もちろん、世間話する程度には社会情勢を把握

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ロナルド・マレット「タイム・トラベラー」を読んでびっくらこいた。

ロナルド・マレット「タイム・トラベラー」を読んでびっくらこいた。

伊豆の山の中でセカンドライフを送っているペーすけです。
図書館で何となく手に取ったロナルド・L・マレット「タイム・トラベラー」という本を読んで、ちょっと驚きました。

アインシュタインの一般相対性理論で、時間が絶対不変のモノでは無いと言うことは知っていましたが、この本は、その一般相対性理論から、タイムマシンの方程式を導き出した物理学者の自叙伝です。

結論から言うと、タイムマシンは実現可能なようで

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「意識」というものについて

「意識」というものについて

ヒトの「意識」が、いつどうして生まれたのか、現代科学でも解明出来ていない。
ヒト以外の生き物にも「意識」があるのかどうかすら曖昧だ。
まぁ、犬や猫を見ていると「意識」がありそうな気もするが・・・。

そもそも「意識」が、なぜ出来たのか?
YouTube の動画に興味深いエピソードがあった。
「意識」は「無意識」を後追いして記憶しているだけ・・・というものだ。

ある研究では、ヒトが何かを決定してか

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