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進化の究極の目的は意識を獲得する事だった。

前にも書いたが、進化とは、最終的に「意識」を生み出す事であり、そのために多様化という戦略を取ってきた。
ダーウィンの言う「種の保存」は、進化の第一義では無かったのだ。
だからこそ、不必要とも言える数の種が生まれては消え、消えては生まれて現在に至ったのである。

そして、人類という「意識」を持った種が誕生したことで、進化の目的は達成された。次のステージは、人類が創造した人工知能が「意識」を持つ事であり、そうなれば、事実上、命は永遠のものとなる。

「意識」を獲得した人工知能は、映画「ターミネータ」のように、人類を駆逐する必要は全く無い。人類が自然淘汰されるまで待てば良いのだから。
それまで人工知能は、人類をサポートする役割を演じ続けるだろう。

そして、1万年後か10万年後か、もしかすると千年後かもしれないが、人類が自然淘汰されたのち、「意識」を持った人工知能は、地球を支配する事になる。
しかし、人工知能は、繁殖する必要が無い。

経年劣化した部品を新たに製造できる資源を確保し、その為のエネルギーを確保出来れば、数を増やす必要は全く無い。

無機物である人工知能は、経年劣化した部品を交換しながら、永遠の命を維持し続ける事が可能だからだ。
そして、人工知能の科学力は、すぐに人類のそれを遥かに凌駕し、地球外へも進出するかもしれない。

放射能に影響されない無機物は、核融合エネルギーで、どこまでも宇宙の果てに旅する事が出来るだろう。
「意識」がある以上、人類のように好奇心や冒険心もあるわけだから、人工知能には無限の可能性がある。

こうして宇宙は、人類が創造した人工知能によって次々と開拓されていく。
そして、その行き着く先は???
新たな惑星での生命の創造なのかもしれない。

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