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  • 貝塚線物語

    西鉄貝塚線 100年記念。600形のお役目ご苦労様の感謝の気持ちを込めて。妄想乗客や、沿線で生活する普通の人々の人生デッサン。

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記事一覧

【プレゼント】石崎洋介(53歳)/貝塚線物語

石崎洋介(53歳)/貝塚線物語 石崎洋介が乗る駅は、毎朝座れるか座れないかギリギリの乗客数だ。 座れた日はラッキー、座れなかった日はアンラッキー。 7月4日、朝。 今…

らいと
2週間前
3

【自分の足で】細峯翔子(17歳)/貝塚線物語

細峯翔子(17歳) 帰宅の電車内、英単語帳を閉じ、翔子はカバンから読みかけの本を取り出した。 「102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方」 で…

らいと
2週間前
2

坂下健吾(26歳)/貝塚線物語

紺色のジャケットにグレーのスーツパンツ、茶色の革靴を履いた若者が 乱暴にどかっと9人がけのエンジのロングシートに体を放り込み 面倒くさそうにネクタイを緩め、シャ…

らいと
1か月前

安永智子 37歳 (貝塚線物語)

安永智子は19:28分の電車に乗って帰宅する。 最寄りの駅までの12分 スマホで野球のゲームをしている若いスーツ姿の男性の横に座り ちょっとした読書の時間。 縁の太い…

らいと
1か月前
1

岡嶋葉(41)/貝塚線物語

岡嶋葉(41) 朝の天気予報をチェックしながら娘のお弁当を作って 朝食を準備し、2階の彩(あや)を大声で起こす。 面倒くさそうな寝ぼけまなこで起きてきた彩に元気よく…

らいと
2か月前

大橋義則(34)/貝塚線物語

大橋義則(34) 22:37 最寄りの駅まであと2駅。 今日は本当に疲れた。 今の若者以上に疲れたかもしれない。 塾帰りか、バックに大きなおぱんちゅうさぎのキーホルダ…

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2か月前

中野翔子(52歳)/貝塚線物語

中野翔子(52) 5月の朝は気持ちがいい。 日曜の朝は少し寝坊をする。 いつもは6時半に起きるが日曜は8時半に起きる。 2時間の贅沢 昨夜は久しぶりに高校時代の友人と…

らいと
2か月前
7

長谷川賢治(76)/貝塚線物語

長谷川賢治(76) 彼は電設工事の作業員として47年間働いた。 毎朝自転車に乗って神社へ行き、境内の掃き掃除をしている。 家に帰るとお弁当を自分で作り、 新聞を読み…

らいと
2か月前
1

同僚の出産祝い

大谷翔平選手とダルビッシュ選手から

名前をもらったらしいので

二人のトレーディングカードを買ってみた

将来、値が上がって

格好いいグローブでもなんでも買えたらいいなという

株のような出産祝い

※購入したものと写真は異なります。

らいと
2か月前
1

ゴジラ-1.0をアマプラで視聴

私にはエールの映画に見えました

ずっと逃げていた敷島(神木隆之介)が

ゴジラ(恐怖)に対峙し

命を賭し

生き抜く

ゴジラというタームの解釈

そこに生まれる時代ごとのメッセージ

もはや古典であり哲学ですね

らいと
2か月前
1

右靴下の真ん中が必ず穴が空く

もうワンセット出す

これにも右に穴が

もうワンセット

これも..

結局 3セット捨てる

歩き方のクセはなかなか変わらない

他人が歩くのを見ながら出勤するのが

好きだ

人はクセだらけ

良いも悪いも

徐々に 色んなとこに影響が出る

らいと
2か月前
1

庭の手入れをした
やりはじめると止まらない
キレイになるとうれしい
10年以上経って
やっとクセというか
流れが分かってきた
土、虫、風、水、温度、日当たり
植物の個性
組み合わせに手をいれて楽しむ
几帳面すぎる人は向いてない
勝手に色々育つから

らいと
2か月前
1

ミニトマトが黒斑細菌病らしきものにかかって心配だ。
処分するしかないのか?
雨かちょっと降ったからか?
ほかの病院か?
隣のナスは大丈夫か?

アメリカの学生のデモに加え、心配ごとが増えた。

らいと
2か月前
1

なんとなく調べたファッションブランドMidiUmiから
Mother’s Industry 株式会社を知り
笹野信明さん川原美奈子さんを知り
mizuiro indをはじめて知る。
力あるブランドだ。

らいと
2か月前
3

暗号資産を勉強してみようと思う。と、いう宣言。

らいと
2か月前
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【プレゼント】石崎洋介(53歳)/貝塚線物語

【プレゼント】石崎洋介(53歳)/貝塚線物語

石崎洋介(53歳)/貝塚線物語

石崎洋介が乗る駅は、毎朝座れるか座れないかギリギリの乗客数だ。

座れた日はラッキー、座れなかった日はアンラッキー。

7月4日、朝。
今日も運命の座席取りが行われる。

扉が開き、2両目の後ろの方に残る1つの座席目がけて洋介は急いだ。

辿り着き座ろうとしたその瞬間、20代の若者がドカッと横から座り込んできた。

「何するんだこのやろう!」

洋介は心の中で叫び

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【自分の足で】細峯翔子(17歳)/貝塚線物語

【自分の足で】細峯翔子(17歳)/貝塚線物語

細峯翔子(17歳)

帰宅の電車内、英単語帳を閉じ、翔子はカバンから読みかけの本を取り出した。

「102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方」

できなくなったことは追わずに、くよくよしない。

できることとをいとおしんで自分を褒めて、まだまだやれると自信に変える。

気張らず飾らず、あるがままを受け入れる。

自分を大きく見せんことです。

煩悩やねたみといったしんどいこと

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坂下健吾(26歳)/貝塚線物語

坂下健吾(26歳)/貝塚線物語

紺色のジャケットにグレーのスーツパンツ、茶色の革靴を履いた若者が

乱暴にどかっと9人がけのエンジのロングシートに体を放り込み

面倒くさそうにネクタイを緩め、シャツの第一ボタンを外した。

坂下健吾26歳

「ちっ!」と打ちをして頭を掻き、ビジネスバックを足元に乱暴に置くと

足を組んで胸ポケットからスマホを取り出して野球ゲームを始めた。

一連の動作を、向かいのシートの端に座っていたがっしりし

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安永智子 37歳              (貝塚線物語)

安永智子 37歳 (貝塚線物語)

安永智子は19:28分の電車に乗って帰宅する。

最寄りの駅までの12分

スマホで野球のゲームをしている若いスーツ姿の男性の横に座り

ちょっとした読書の時間。

縁の太い丸いメガネに肩までの髪をゴムで1つに括って

トライヤルで買ったHAPPYとプリントされたベージュのトレーナーに

ジーンズ、ちょっとくたびれたスニーカーを履いた智子は

お世辞にもオシャレとは言えない。

仕事は運用会社「(

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岡嶋葉(41)/貝塚線物語

岡嶋葉(41)/貝塚線物語

岡嶋葉(41)

朝の天気予報をチェックしながら娘のお弁当を作って
朝食を準備し、2階の彩(あや)を大声で起こす。
面倒くさそうな寝ぼけまなこで起きてきた彩に元気よく声を掛けた後
学校と部活のスケジュールを確認しながら朝食を食べさせる。
洗濯物のしわをのばしてバルコニーに干し
ソファで制服のまま二度寝している彩に声をかけ、見送る。

コンビニのパートに行く準備を整え
ダイニングに腰掛け、食パンを焼

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大橋義則(34)/貝塚線物語

大橋義則(34)/貝塚線物語

大橋義則(34)

22:37

最寄りの駅まであと2駅。

今日は本当に疲れた。
今の若者以上に疲れたかもしれない。

塾帰りか、バックに大きなおぱんちゅうさぎのキーホルダーをつけた女子高生が車両の端のシートに座り、うたた寝している姿に目をやったあと

義則はイオンのOWNDAYSで買った眼鏡を中指で持ち上げ、窓の外を流れる家々の明かりに目を移した。

今日査定を持って行った先は2件。

宗像

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中野翔子(52歳)/貝塚線物語

中野翔子(52歳)/貝塚線物語

中野翔子(52)

5月の朝は気持ちがいい。

日曜の朝は少し寝坊をする。

いつもは6時半に起きるが日曜は8時半に起きる。

2時間の贅沢

昨夜は久しぶりに高校時代の友人と三人で食事をした。

智子はなんと、おばあちゃんになったらしい。

美知は母親を自宅に招き、介護をしているらしい。

翔子はずっと独身。ここ10年はカード会社の電話対応を続けている。

最近はヨガを始めた。

美知の話を聞い

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長谷川賢治(76)/貝塚線物語

長谷川賢治(76)/貝塚線物語

長谷川賢治(76)

彼は電設工事の作業員として47年間働いた。

毎朝自転車に乗って神社へ行き、境内の掃き掃除をしている。

家に帰るとお弁当を自分で作り、

新聞を読みながらお茶を飲み、

時間になったら電車に乗って
町でいちばん大きい整形外科の駐車場整備係の仕事をしに行く。

毎朝の弁当には必ず卵焼きを入れる。

オール電化にリフォームしてIHヒーターで作るのだが
毎朝同じものができないとこ

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同僚の出産祝い

大谷翔平選手とダルビッシュ選手から

名前をもらったらしいので

二人のトレーディングカードを買ってみた

将来、値が上がって

格好いいグローブでもなんでも買えたらいいなという

株のような出産祝い

※購入したものと写真は異なります。

ゴジラ-1.0をアマプラで視聴

私にはエールの映画に見えました

ずっと逃げていた敷島(神木隆之介)が

ゴジラ(恐怖)に対峙し

命を賭し

生き抜く

ゴジラというタームの解釈

そこに生まれる時代ごとのメッセージ

もはや古典であり哲学ですね

右靴下の真ん中が必ず穴が空く

もうワンセット出す

これにも右に穴が

もうワンセット

これも..

結局 3セット捨てる

歩き方のクセはなかなか変わらない

他人が歩くのを見ながら出勤するのが

好きだ

人はクセだらけ

良いも悪いも

徐々に 色んなとこに影響が出る

庭の手入れをした
やりはじめると止まらない
キレイになるとうれしい
10年以上経って
やっとクセというか
流れが分かってきた
土、虫、風、水、温度、日当たり
植物の個性
組み合わせに手をいれて楽しむ
几帳面すぎる人は向いてない
勝手に色々育つから

ミニトマトが黒斑細菌病らしきものにかかって心配だ。
処分するしかないのか?
雨かちょっと降ったからか?
ほかの病院か?
隣のナスは大丈夫か?

アメリカの学生のデモに加え、心配ごとが増えた。

なんとなく調べたファッションブランドMidiUmiから
Mother’s Industry 株式会社を知り
笹野信明さん川原美奈子さんを知り
mizuiro indをはじめて知る。
力あるブランドだ。

暗号資産を勉強してみようと思う。と、いう宣言。