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PERFECT DAYS 集めてみよ

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日日是好日でありたい私。幸せなことを集めてみよ。
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2024年4月の記事一覧

黒澤明映画『生きる』

黒澤明映画『生きる』

日々お疲れ様です。

休職中にせっかくなので
今まで興味はありつつもほとんど観てくることが
なかった巨匠黒澤明監督映画の代表作を一通り
観てみようと思い立ちました。

まずは母に勧められた【生きる】を
観てみました。

あらすじ

製作会社:東宝
監督:黒澤明
脚本:黒澤明 橋本忍 小國英雄
キャスト:志村喬 小田切みき 金子信雄 左卜全
    千秋実 伊藤雄之助

30年間無欠勤で働いてきた市

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新プロジェクトX 約束の春 〜三陸鉄道 復旧への苦闘〜を観た。

新プロジェクトX 約束の春 〜三陸鉄道 復旧への苦闘〜を観た。

母の実家に行くと、その実家の飛び地にある離れの一軒家に泊まることが多かった。夏になれば、蛙が大合唱。秋には虫たちがアンサンブルを奏でており、一人ぽっちで泊まってるときでも、怖さを感じなかった。時折、電車が通るとオーケストラの様相に。ガタンゴトン、ガタンゴトン、キキッー、カシャカシャ、ポッポーなど大音量で
いろんな音が聞こえてる。切なく楽しい音色だった。深夜に貨物列車が通るとロングバージョン、いつま

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50年目のUターン

50年目のUターン

友だちから連絡が来たので会うことにした。ほぼ3年ぶり。話を聞けば、沖縄に帰るという。50年前にパスポートを持って島を出てから。

前々から、活動が整理できたら帰るような話を聞いていたので準備が整ったのだろうと相槌を打ちながら聴いていたら、実家で一人暮らしをしていた弟さんが急に亡くなってしまい、少しだけ時期が早まったと言う。

人生には転機がある。

帰る家は、立ち並ぶリゾートホテルのすぐそばにあり

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東京散歩 大円寺から目黒川  2024.4.3

東京散歩 大円寺から目黒川  2024.4.3

今年の春はいつもとちょっと違う。花の季節が遅い。花と言えば桜。桜が遅いのだ。ようやく東京に開花宣言が出たのが3月29日。例年より15日ばかり遅い。満開になるのはどうやら今週末かな。

今日の気温が上がればもう少し華やかに咲くのだろうけど、残念ながら生憎の雨。気温も上がらない。今年は一斉にパッと咲いてパッと散る花が見られるのだろうから。三分咲きの桜を眺めながらその光景を想像して楽しむことにした。今日

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東京散歩 目黒川から百段階段 2024.4.3

東京散歩 目黒川から百段階段 2024.4.3

雅叙園を右に折れると目黒川に出ます。

ごちそうさまでした。美味しゅうございました。

おなかいっぱいになったので、少し歩きます。

お待ちかねの夢二の世界  
        BGMは宵待ち草

夢二さまを堪能しました。

頂上の間は、妖しの世界 江戸川乱歩

ちょっと怖かった。怨念や恨みは小説の世界だけでね。

百段階段×昭和モダン×令和ガール  

        了

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鎌倉散歩 文学史に残る海棠に会いに行こ 本覚寺~妙本寺

鎌倉散歩 文学史に残る海棠に会いに行こ 本覚寺~妙本寺

大正14年(1925)23歳の春、小林秀雄は中原中也と出会った。

「中原と会って間もなく、私は彼の情人に惚れ、三人の協力の下に(人間は憎み合う事によっても協力する)、奇怪な三角関係が出来上り、やがて彼女と私は同棲した。この忌わしい出来事が、私と中原との間を目茶々々にした」と『中原中也の思い出』に綴られてる。

中也との間で織りなした悲劇と友情。

「あの日、中原とふたりで見上げた海棠(かいどう)

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鎌倉散歩 海棠を訪ねて 妙本寺~海蔵寺 

鎌倉散歩 海棠を訪ねて 妙本寺~海蔵寺 

妙本寺を後にして、段葛経由で海蔵寺へ向かお。
今日は暖かくてのど乾いた。休憩もしたいな。

おお、ここは綺麗な橋。名前もきれい。

琴の音のように澄んだ松風が・・

川の水音に映え・・

聞く人の心を潤したと伝わる・・

琴弾橋だそう。 

ひらひら舞う櫻にベストマッチ

あっという間に段葛。

みんな写真撮ってる。

まだ若木だけど、ゴージャス。

「来てよかった」と、みんな笑顔。

めちゃ、穴

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初めてのご飯

初めてのご飯

炊飯器が呼んでる

ピーピーピーピーピーピーピ。
音階下げて、ピーピーピーピーピーピーピ。

嬉しい音。

……。

ヤバッ
水無しでお米炊いてた。

お米は、炊飯器は大丈夫か?

みんな、しっかりしろ!

触ったら熱々の生米たち。

わからんけど、今度はちゃんと水入れて炊いてみよ。

ありゃ。

炊飯器が謀反起こしてる。

エラーだ。温度上がってるからだよね。もう少し待ってもう一度チャレンジしよ

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山あいの煙

山あいの煙

知り合いのとしこさんが亡くなったので、海から少し離れた山の中にある斎場に出かけた。

街場からちょっと入って、トンネルを抜けて急カーブ、そのまま坂を上がっていくと、突き当りの山の間にぽつんとあった。

朝方は結構土砂降りだったのに、今は曇り空、煙が上ってる。

葬儀社の方に案内されて部屋に入ると80代の妹さんと弟さんが待ってた。式は、3人きりのささやかなもの。

息子さんも早く亡くなり、一人だった

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