#英語教育
ジグソー法でのReadingは禁断の果実
今期の英語科目で一番失敗したと思っている実践について書いていく。
私が今期、一年生の四技能科目(Reading/Listening)の中で最も失敗だったと反省しているのが、4パラグラフ構成の"Background Music in Vlogs"という英文をジグソー法で読んでいくReadingの活動。
たまたま最近SNSで「英語授業でジグソー法はやめておけ」的な話を見かけた。なんとなく教室は盛り
【授業で洋楽】 Photograph / Ed Sheeran
オミクロン株の感染急拡大に伴って,勤務校は少し前からオンライン授業に切り替わった。
私の英語の授業の一番の「売り」は,長い英文を見ても目を背けなくなる(と信じたい)読解の授業だと思っている。
それがオンラインでは,まぁ正直厳しい。オンライン授業で一人で家で黙って教科書3~4ページ分の英文に立ち向かえるのであれば,もうその生徒には私の授業は必要ないとも言える。
というわけで,思い切って授業を根本
スライドを用いたリーディングタスク
それなりの長さのある英文を読む際,頭から文法訳読ではかなり辛い。
私が定期的に用いているのがkeynoteを用いたリーディングタスクだ。(もちろん,power pointでも構わない)
以前の記事で紹介したものと同じ系統の,よりクリエイティビティの求められる活動と言える。
以前の記事の授業が「知識・技能」を問う課題だとしたら,今回のものはそれに加えて「思考・判断・表現」にもタップしていると言え
国際英語論の授業(高校1年生)その2
本記事は下の記事の続きになります。
高校1年生が様々な英語変種の会話例を聞いた後に,「日本英語」があるとしたらどのような会話例になるかを考え,録画・録音した授業。その完成品をクラス全体で共有した上で,それぞれのグループや個々の学習者がどのようなことを意識したのかを少し掘ってみた。
高校生の考える,日本英語の発話まずやはり注目が集まりがちだったのが「発音」である。
「カタカナ英語」というキーワー
国際英語論の授業(高校1年生)
先日ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎氏のプリンストン大学での会見を観て,「これはちょっといい教材になるかも」ということで高校1年生相手に「国際英語論」を扱ってみることに。
流れとしては,(1)「アメリカ英語」「イギリス英語」以外の英語変種の存在とその特徴を(ざっくりとでも)掴んだ上で,(2)それぞれの変種を英語として認める態度を持ち,(3)「日本英語」というものがあるとしたらどんなものかを考え