記事一覧
美しいものを集める人生
帰宅前、3歳娘と近所の公園に立ち寄る。今日も、走って、跳ねて、ふとしゃがんで、気まぐれに遊具に登って、何をするでもなくただ公園を満喫する。
ここへ来るたび、大きな木の根っこの上や、連なるブロックの上を、落っこちないようバランスを取ってそろそろ歩く。いつも娘がわたしに後ろへ並ぶよう指示して、たった二人の列をつくる。各々じぶんの足を見つめながら、ゆっくりと進む。娘は一歩踏み外すたび、「片足だったら落ち
日本人とダイバーシティ&インクルージョンは相性が悪い?
「日本でもダイバーシティ&インクルージョンの推進が求められる。」
最近、知識人や経営陣、政治家なんかがよく口にするフレーズ。
ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)とは、厚生労働省によると
これはホントに、めちゃくちゃ大事。心の底からそう思う。
しかし同時に、日本でこの概念を、広く一般に浸透させるのは並大抵のことではないと感じている。いま、個人的に考えていることを記録する。
日本でD&
「ドリー・ベルを覚えているかい?」
ひさびさのクストリッツァ作品に胸躍らせ映画館へ。
初めて観る、監督の長編デビュー作「ドリー・ベルを覚えているかい?」
ジプシー音楽にシュールなショットの連続。
これこれ!のっけからクストリッツァ感満載でうれしい。
終始テンポよく、ユーモアが漂っていて、つらくても淡々と生きる人間の強さにグッときた。
人には信じるものとユーモアが必要、むしろそれだけでいい。生きる知恵としてのユーモアを見せつけられ
3歳児の眼を、耳を、借りる日々
子どもと遊ぶリビング。小さな音でオスカー・ピーターソンをかけ流していた。「ラッパがうたってるね。」粘土をこねる子どもが言った。耳をすますと、トランペットとのセッションだった。
ラッパが歌ってる。トランペットのソロを人間のボーカルと同じふうに受け取るのだな、と意表を突かれた。人によっては当たり前の受け取りかたなのかもしれない。けれどわたしは童謡〜J-POPという日本の一般家庭によくある流れで音楽に
経験による発見、またはトマト記念日
「いたいよう・・・」
冷やし中華を食べていた娘2歳が、右手の親指を見せてきた。爪のまわりが逆剥けのようになって、赤く腫れている。
つかんでいたトマトを皿にもどしこう言う。
「トマトをたべるといたいんだよ」
たしかにトマトは傷口にしみる部類の食べものだ。他の食材ではなくトマトが傷を痛める原因であることを、2歳でも知っていることに感心した。これまでも何度かトマトで痛い目をみたのだろうか。それとも
宮﨑さん、ありがとう。「君たちはどう生きるか」
初見で大衝撃を受けて以来、ふとした時に「君たちはどう生きるか・・・?」と自らに問うて過ごしている。
2度目の鑑賞を終えて、感想を書くことに決めた。観終えたときの「宮﨑さん、ありがとう(涙)」というはかりしれない感謝の気持ちと、彼が突きつけてくれた「君たちはどう生きるか?」という命題を覚えておきたい。*ネタバレありです
頼れるのは、自分の頭と身体。
序盤から長らく、主人公眞人の表情には生気が無
「となりの雑談」自分を知るためのワークを行う①
絶大な信頼を置いているPodcast番組、ジェーン・スーと桜林直子「となりの雑談」で紹介してくれていた、自分 x 仕事を知るためのワーク。やってみました。
以下の項目を、思いつくだけ書き出す。
①自分の感情を知るー好きなこと、上がること。嫌なこと。
②自分の性格、性質を知るー自覚していること、人から言われること。
③できること、できないことを知るー「靴紐結べる」レベルの小さなことから
④生活を知