マガジンのカバー画像

読書日記。

175
日常生活の中で読んだ本、資料として読んだ本、活字を追いかけるために読んだ本。 色々とありますが、読んだ本について書いています。 ここは家族と同居するようになり、本を読んでいるとご…
運営しているクリエイター

#読書

読書日記〜長門芳郎「PIED PIPER DAYS 私的音楽回想録 1972-1989」

読書日記〜長門芳郎「PIED PIPER DAYS 私的音楽回想録 1972-1989」

 来週には村松邦男さんが徳間ジャパン時代にリリースしたアルバムが長い眠りから覚めて再発されます。
基本的には2007年再発されたものがベースになっていますが、今回はプラケースに入った形なので、歌詞カードは折りたたみ式からブックレット式に変更されました。
それに伴いモノクロからカラーペンになりましたし、若干の追加取材もしましたので、前回購入した方々に納得してもらえるかな?と思ったりして。
来週にはそ

もっとみる
読書日記〜大塚英志「二階の住人とその時代 転換期のサブカルチャー私史」についてその1

読書日記〜大塚英志「二階の住人とその時代 転換期のサブカルチャー私史」についてその1

 私にとって新書本は文庫本に比べて、圧倒的に読むようになってからの時間が短かったりします。
まーこの数年、10年経たない位に新古書店が出店したことによって、新書本に限らず百均の本に注目することになったんですねー。

 その前に私が興味を持ったのが、文芸PR誌などの書店で配布するフリーマガジンの類でした。
その中にスタジオジブリの「熱風」もあったわけです。
それはアニメーション以外の音楽や社会的な話

もっとみる
読書日記〜森達也「FAKEな日本」

読書日記〜森達也「FAKEな日本」

 昨年、水道橋博士と森達也さん、東出昌大さん出演のイベントを観に行ったのは10月だったか。誕生日の数日後のはず。
森達也さんの本や作品をかなり好きだっただけにかなりテンションが上がってしまったことが記憶に残っている。
なので、それをクエッション・タイムで多少的外れな質問をしてしまったことの言い訳にしたい。
じゃ、行ってみよー。

・森達也「FAKEな日本」(角川文庫)

 森達也さんといえば映画監

もっとみる
読書日記〜近田春夫「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」

読書日記〜近田春夫「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」

 近田春夫さんの語り口調や文章が大好きなのは昔からでして、その魅力に気づいたのは雑誌「明星」の歌本「YOUNG SONG」に新譜批評が掲載されていたからなんですよね。
それと篠山紀信さん「激写」で有名な雑誌「GORO」が年末に掲載するアルバム批評での発言が楽しみだったりしました。
その近田さんが大好きな作曲家である筒美京平さん論を展開するというなら、買うしかない!と発売日前に予約して購入しました。

もっとみる
獲物の分け前〜中我生直佑「本の妖精 夫久山徳三郎 今日も書店に現れる」

獲物の分け前〜中我生直佑「本の妖精 夫久山徳三郎 今日も書店に現れる」

 まず本屋さんでレジの脇や新刊のチラシと一緒に置いてある薄い冊子を手に取ったことはありますか?
あれは新刊案内や著者インタビューなどが掲載されているPR誌なのですが、連載小説の中にはベストセラーになって映像化されたり、賞を獲ったりしたものもあるんですよー。
この「本の妖精 夫久山徳三郎 今日も書店に現れる」(長いタイトルなので、以下引用する時は「本の妖精」)は小学館から出ていた「きらら」という雑誌

もっとみる
読書日記〜宗像明将「72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶」

読書日記〜宗像明将「72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶」

 今回、どの本を持っていくかに関して、一番最初に決めたのがこの本でした。
文字量や情報量の多さであるとか、読んだ上でどれだけイメージをふくらませることができるかということで判断しましたね。
今回はとりあえず10冊程度ですが、なかなかいい選択をしているように思います。
じゃ、行ってみよー。

・宗像明将「72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶」(blueprint)

 この本は昨年末に購入してから、

もっとみる
読書日記〜水道橋博士「藝人春秋3」

読書日記〜水道橋博士「藝人春秋3」

 本当ならもっと時間をかけて読み返した上で昨日の続きとするべきなんでしょうが、昨日「藝人春秋2」について書いたということで今日はその続きを期待された方がいるかもしれないと判断しました。
まー、期待されてなくても書きたくなったから書いているんですが。
じゃ、行ってみよー。

・水道橋博士「藝人春秋3」(文春文庫)

 水道橋博士の文章を好きになったのは昨日書いた通り「熱烈投稿」に連載していた時期だっ

もっとみる
読書日記〜水道橋博士「藝人春秋2」

読書日記〜水道橋博士「藝人春秋2」

 環境が変わっても持ち歩くのは好きな本なわけです。
なかなか生活の時間帯が変わってしまって配信には参加してませんが、水道橋博士の日記は必ずチェックしていますね。ハイ。
じゃ、行ってみよー。

・水道橋博士「藝人春秋2」(文春文庫)

 水道橋博士の文章を好きなことを自覚したのは「熱烈投稿」の連載でした。
「投稿写真」と「熱烈投稿」ではグラビアページは圧倒的に「投稿写真」派でしたが、「熱烈投稿」も毎

もっとみる
読書日記〜売野雅勇「砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々」

読書日記〜売野雅勇「砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代疾走の日々」

 普段通りの生活をしていると、丁寧にCDを聴いたり、本を読んでいるつもりなんですけど、そうでもなかったみたいですねー。
実際のところ部屋の中には山のようにCDや雑誌、書籍が積まれていて、必要に応じて引っ張り出していたわけです。
いくら私が音盤&活字中毒気味の人間であったとしても、買った全ての作品に愛情を注げるかはまた別問題なわけで。
前置きが長いと普段の私に戻りつつある気がじすが、そんなことはない

もっとみる
読書日記〜浅草キッド「キッドのもと」

読書日記〜浅草キッド「キッドのもと」

 立川志らくさん「師匠」のイベント、本ともに私に与えた影響は大きくて、色々思い出したり、考えたりしてしまってます。
まー、でも本を読んだ感想というか、色々なことを昨日書いてしまったので、ちょっと違った切り口のことを書いてみたくなるのが、ボクの悪い癖(水谷豊さんの口調でこの部分読んでください)。
私の部屋には山のように積まれた本がありまして、浅草キッドや水道橋博士の本は手の届くところに置いてあるのが

もっとみる
読書日記〜平田順子「ナゴムの話」

読書日記〜平田順子「ナゴムの話」

 2024年最初の記事は昨年末に偶然ケラさん関係の配信番組を見ることが多くて、久々に読んでみるかと手に取った本のお話です。
某大手動画共有サイトで配信している番組を見る合間に勧められる番組で、昨年末になぜかナゴムレコード関連の方々中心だったわけなんですよ。
所謂「ケラさん逃げて」事件やナゴムレコードからレコードをリリーフしたアーティストに関するエピソードが面白くて、読み返していたら色々思い出したり

もっとみる
読書日記〜「ミュージック・マガジン増刊 忌野清志郎 永遠のバンドマン」

読書日記〜「ミュージック・マガジン増刊 忌野清志郎 永遠のバンドマン」

 部屋の掃除を延々とやっていますが、なかなか終わりが見えません。というか、積んだままの本当を分類しながら、また別に山を作るのが精一杯だったりします。
RCサクセションや忌野清志郎さん、仲井戸麗市さんの本はそこそこ持っているので、文庫本や新書本に雑誌と大きさがまちまちなものはレコード屋さんでいただいた袋に入れて保存してます。
そんな文庫本が大量にあるわけですから、なんとなくは整理した気分にはなるけど

もっとみる
読書日記・番外編〜水道橋博士「藝人春秋」〜ハカセ会のススメ

読書日記・番外編〜水道橋博士「藝人春秋」〜ハカセ会のススメ

 今日は朝早く目が覚めたものの、読みたい本を読んでみたり、最近の雑誌の整理をしているうちに正午近くになってました。
水道橋博士の配信を見ようとしたら、珍しい方からのダイレクトメールが届いていることが判明。一通り読んでから返信。
配信に出遅れしつつの参加。で、今日の昼配信の内容がすごくて、準備していたnoteの記事を予定変更することにして書いているというわけです。
じゃ、行ってみよー。

・水道橋博

もっとみる
今日のの読書〜大槻ケンヂ&紙のプロレス監修「トンパチ」

今日のの読書〜大槻ケンヂ&紙のプロレス監修「トンパチ」

 水道橋博士のYouTube配信を見ていて、今日は南海ホークス本を読み返そうと探してみたら、こんな時に限ってなかなか見つからないのでした。
あるはずだった場所にあったのは、なぜかブックユニオンで購入した「トンパチ」でした。ヘナヘナ〜となりそうでしたが、今日はこれにしときます。
じゃ、行ってみよー。

・大槻ケンヂ&紙のプロレス監修「トンパチ」(芸文社)

 新宿の紀伊國屋書店の近くにブックユニオン

もっとみる