#惚気
自慢できるような恋愛遍歴など、持ってなかったけれど。
私は、彼氏が大好きだ。
だから、付き合っている。
と言うわけでもなく、お互いがお互いを思いやっているから付き合えているんだと思う。
「付き合ってるから突然お互いがお互いを好きなのは当たり前じゃないか」と思うかもしれないけれど、時々そんなことを考えるのだ。
「付き合う」って、当たり前じゃないと。
・・・
あまり言っちゃいけないことなのかもしれないけれど、周りの恋話を聞いて、「いいなぁ〜」と
誰かのために作ることが、幸せだとあの時の私は知らなかった。
彼と一緒に住んでから、ご飯を作ることが多くなった。ひとりの時は、外食とか、インスタントラーメンとかコンビニ飯がとても多かった。
同棲を始めた頃も、なんやかんや彼が作っているのに甘えていた。だって、料理が上手いんだもの。そして、何もしなくても料理が出てくる様子が小さい頃を思い出して、なんだかワクワクした。
初めて彼に料理を作った時は、とても緊張した。
その日のメニューは、ジャーマンポテトと白菜
"履歴"を見ることは、その人のプライベートを知ることだ。
この間、彼が急に「インターネットの履歴見せてよ。」と言ってきた。
別にやましいものはないのだから、見せられるのだけれど。
見てたら、まぁ大人だから恥ずかしいものが出てくる。それこそ自分の趣味をさらけ出している。同人誌を調べてたりとか、漫画を読んでいたりとか。私の好きがダダ漏れだ。
しまいには、バレンタインデーを綿密に計画をしているのが履歴に綺麗に残っていて、恥ずかしい思いをした。
・・・