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音楽制作

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#音楽

音圧戦争について

音圧戦争について

音楽業界に関わる全ての方へ
早速なのでミックスエンジニアっぽいことを書こう。
専門用語が多く出てくるかもしれないが、
できるだけ簡単にわかりやすく書きます。

---
・音圧戦争とは

我々が聞いている音楽のデータは最大音量が決まっている。
そして人間は相対的に「大きい音=良い音」と感じる傾向がある。
テレビで暗い画面よりも明るい画面の方が綺麗に感じるのと同じだ。
だから他人の曲よりも良い音に聞か

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AmpliTubeで学ぶギターアンプ(9)- Marshall JCM800〜1980’sサウンド

AmpliTubeで学ぶギターアンプ(9)- Marshall JCM800〜1980’sサウンド

AmpliTubeを使った今回のマーシャルはJCM800。1981年にリリースってことで、まさに1980年代のマーシャル・サウンド。

YouTube >>  https://youtu.be/rY5qB3b-7g4

カバーしたのはラウドネスとヨーロッパ。80年代になると。。。とてもじゃないけど、ソロまでクイックではカバー出来ず。。。

(※UPDATE カバー曲を追加して4曲になってます)

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卒業式シーズンということで、歌詞を直したりなどした完成版を投稿しました。ちょっと遅いかな?
冒頭の合唱は先日Auto-Tuneで有名なAntaresさんが無償配布していたCHOIRとMeldaのMUnisonを使っています。めちゃめちゃ合唱感が出てびっくりしました。

ニコ動
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40178424

YouTube
→https://

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音圧戦争とは

音圧戦争とは

 初めまして、あいまいです。音圧戦争とは何なのか、何が問題なのかを私の知っている範囲でnoteにまとめました。

1.ラウドネス「音圧」という言葉から生まれる誤解

 音圧戦争という言葉は、Loudness Warの日本語訳として一般的に用いられています。しかし、厳密には音圧とはSound Pressureの訳語であり、Loudnessの訳語ではありません。「意味が伝わればいいじゃん!」って思うか

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作詞のコツ〜プロが教える作詞テクニック〜

作詞のコツ〜プロが教える作詞テクニック〜

「作詞」というのは
「作曲」「編曲」「DTM」と違って
形にすることは誰にでもできます。
その中で少し手をくわえれば
耳に残る、心に残る「詞」ができてきます。

僕は長年メジャーでたくさんの
作詞を提供してきました。
そこで感じたこと、経験したことを
「note」に書いてみます。

第1章 「歌詞を一曲完成させるために」

01 歌詞が書けない歌詞が書けない人の共通点は
「何から書いていいかがわか

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アッパーストラクチャーという概念

アッパーストラクチャーという概念

どうも、作曲家のカスガです。

今回は、アッパーストラクチャーという概念について説明したいと思います。

コードを上下に分割するアッパーストラクチャーとは、簡単に言えば「何かのコードの上の部分」です。

例えば、以下の様な例があります。

このように、1つのコードをルートとそれ以外に分ける事で、構成音の多いコードを簡単に理解する事が出来ます。

またシチュエーションにもよりますが、コードの全ての音

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brainworx ACME Audio Opticom XLA-3

brainworx ACME Audio Opticom XLA-3

さて、しばらくほったらかしにしていたnoteがもったいないなと言うことで、お気に入りのプラグイン紹介なんかをしてみようかと。自分の備忘録も兼ねて(笑)。

今回取り上げるのは、brainworx ACME Audio Opticom XLA-3。簡単に説明すると、オプトコンプ(光学式コンプ)の名機、Teletronix LA-2Aをお手本にACME Audioが作ったオリジナルのコンプXLA-3・

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私がマスタリングで使っている全プラグインを簡単に紹介してみる

私がマスタリングで使っている全プラグインを簡単に紹介してみる

こんにちは。Snowdropです。少し更新間隔が空いてしまいましたね~ すみません!

さて、今回は、私がプリマスタリングで使っている機材を紹介してみたいと思います。プラグインは全てマスタートラックに、紹介順に挿していきます。ではどうぞ!

1. Sonimus - Satson (39ドル)
http://sonimus.com/products/satson/

Sonimusからはコンソール

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BIASシリーズを使いこなそう 〜第三回 BIAS Pedal編 公開

BIASシリーズを使いこなそう 〜第三回 BIAS Pedal編 公開

Positive Grid社のBIASシリーズの連載記事を書いておりますが、ドライブペダルをソフトウェア上で創作、カスタマイズするというBIAS Pedalの記事が正規代理店のメディア・インテグレーションさんのサイトで公開されました。

BIAS Pedalの機能の他に、ドライブペダルを使う意味、使い方まで書いています。

興味あれば是非御覧ください。

http://www.minet.jp/b

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2022年3月15日 歌詞の修正等を行った完成版をアップしました!→https://note.com/sonicman/n/n41edeb6a83a3
 よろしければ↑をお聴きください。

以下、古いバージョンです。
――――――――――――――――
昔、2ちゃんねるの「ニュー速VIP」にあった作曲スレでつくった卒業ソング。
作編曲は私で、作詞はそのスレッドの名無しさん(218さん)です。

この

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トライアド | m(♭5)(マイナーフラットファイブ)

トライアド | m(♭5)(マイナーフラットファイブ)

どうも、作曲家のカスガです。

今回は少し扱い方が難しい、m(♭5)(マイナーフラット5)を紹介します。

マイナーフラット5このコードはマイナーコードの5度が半音下がったコード、読んで字の如くですね。

構成音は、ルートと短3度、減5度です。

Cm(♭5)の場合、ルートはC、短3度のEb、減5度のGbです。

ディミニッシュトライアドこのコードと同じ構成音のdim(ディミニッシュ)トライアドと

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Mixのお話 / 自分がやる時の流れとか手順とか

Mixのお話 / 自分がやる時の流れとか手順とか

なんだか書いてみたくなったので。
歌ってみたのmixしようと思ってたり、自分で曲作ってるような人向けですが、なに書いていいのかよく分からんので好きに適当に、
結構大まかな流れとかを書いてると思います。
ゆるく書いていきますよ。参考になるとこがあれば嬉しいです。
誰か読んでくれたら泣いて喜びます。

使用してるDAWはPro toolsだけど、
どのDAWも用語が違うだけで、基本的な機能はどれも備わ

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iZotope Trash 2を使って6年前の曲に旨味を加えてみた

iZotope Trash 2を使って6年前の曲に旨味を加えてみた

こんにちは、クレスウェアの奥野賢太郎です。今回は、音楽制作にまつわる話をします。先日、アメリカのオーディオ技術開発メーカーiZotope社がセールを行ったのですが、そこでIris 2, Trash 2という2つのプラグインが値引きされていました。せっかくなので両方まとめて買いまして、今回はTrash 2についての使用感と、その周辺の技術について紹介していきます。

今回の対象読者は、この冒頭に関心

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#003 ループオーディオ その3

#003 ループオーディオ その3

こんにちは。ノイジークロークの金井です。

ループその3です。今月もループについてまとめていきたいと思います。
過去記事はこちらからどうぞ。 #001 ループオーディオ その1 #002 ループオーディオ その2

前回までの振り返りさて先月までの2回の連載で、ループについて解説を加え、イントロ付きループの解説とその作り方について説明を行ってきました。そこまでで一通りの内容は話したのですが、この第

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