Genki Mishima
実際に使って本当に良いと思える音楽機材やソフトウェア、プラグインだけを紹介していきます!!
レコーディングの様子やTIPSなどを不定期に公開していきます。
映像の音声ミックス/整音に関するマガジン
主にオールドレンズやフィルムカメラによる写真をお届けします📷
昨年末(2023年)にメインモニターをIK MULTIMEDIA iLoud Precision MTMに、今年(2024年)5月にスモールモニターをYAMAHA HS3に入れ替え、仕事に実践投入しながら気になるところを細々と調整してきたことは、既に投稿したそれぞれの記事に書いてきましたが、今回は置き方を変えるなどして最終的な調整を行いました。 ◉HS3を横置きに!導入時から縦置きで使っていたHS3を横置きに変えました。理由は、スピーカー自体を耳の方向に向くようにすると、ど
先日、2021年に購入したAKG K371のイヤーパッドがボロボロになってきたのでサードパーティの製品に交換したことを過去記事に追記というカタチでレポートしたんですが、書いた翌日から仕事でも使ってみたところ新たな発見があったので、改めて印象を書いておこうかと。 K371-Y3には3種類のケーブルが付属していて、それぞれで音が違うというのは過去記事に書いた通り。その時に、付属品ではなく、以前から持っていたOYAIDE HPC-62が一番しっくりきたから、しばらくはそれを使うと
◉導入経緯昨年(2023年)は年末にメインのモニタースピーカーをiLoud Precision MTMに入れ替えましたが、その頃からスモールモニターの入れ替えも検討していました。いままで使っていたのは、TASCAM VL-M3というフルレンジ・ユニット(3インチ)のスピーカー。2009年の発売なので、15年近く使ってたことになります。 この手のスピーカーは周波数レンジが狭いけど、中域を中心とした無理のないサウンドのものを選べば、音楽制作やMA(映像音声のミックス)時に、一
昨年(2023年)の11月に購入候補のモニタースピーカーを比較試聴したことは、以前、コチラに書きました。その結果、僕が選んだのが、このIK MULTIMEDIA iLoud Precison MTM(以下iLoud )。年末に滑り込みで入荷して、早速、年末年始の仕事で使ってます♪ ◉購入時のライバル購入検討時に一番ライバル視したのはNEUMANN KH 150でした。本当は、もうだいぶ前から気に入ってたKS DigitalのC5やC8、そして2022年のInter BEEで
先日、レコーディングをしたピアノの新曲「Flamme bleue」が、2023年11月17日に各種配信ストアからリリースされました🎊 本格的に音楽制作を始めた大学生の頃(1998年)にシンセで制作したインプロビゼーション作品をピアノ・ソロで再現したこの作品。僕の音楽キャリア最初期の作品の中ではすごく気に入っていたので、長年、ちゃんと作り直したいと思っていたけれど、制作データの行方が分からなくなってたり、記憶の中の音だけでは再現が難しかったので、ずっと心の片隅に留め置いたまま
ここ7〜8年くらい、ずっと自宅スタジオのスピーカーを買い替えたいと思ってて、いつもお世話になってる宮地楽器 RPMのSさんにお願いして、年に1〜2回くらいのペースで気になったスピーカーを試聴させてもらってきました。そしてこの度、ようやく本格的な買い替えを見据えて、お気に入りの機種を都合6機種(当日、飛び入りで1機種増えたけど)を手配していただき、同一環境で聴き比べ。その時の印象をここに残しておこうと思います。 NEUMANNまずはNEUMANNから。今回はメインのスピーカー
つい先日、年内(2023年)にはピアノの小曲をシングルリリースしようと思い、ここ数年でお知り合いになった白金ピアノスタジオさんで初めてレコーディングをしてきました♪ 基本的にはライブ配信用のスタジオとしてオープンされたようですが、しっかりとした録音環境も整っているので、レコーディングで使われることも多いようです。ピアノも、昨年秋にヤマハのC7からベヒシュタイン B型(1906年製)に入れ替えていて、そのタイミングで初めてお邪魔させていただいたのが、今回、こちらで録ることにした
先月初旬に地元で撮影したミュージックビデオ(MV)が完成したので公開しました!今回は、そのMV制作について書いてみようと思います。 というわけで、まずは見ていただきましょう😁 hukani do ne制作について制作してくれたのは、大学時代からの友人たちが卒業後に結成したRobo-Kobo。自主制作の映像制作チームとして2006年から活動していたものの、メンバーそれぞれに本業があるので、ここ10年くらいは休眠状態だったそう。けど、久々に何か作ろうかと言う話が出て、かつて音
ここでのお知らせが遅くなりましたが、2023年7月下旬から「映像制作のためのMAトレーニング」というサービスを開始しました! いままで映像機材のプロショップ 銀一さん主催のセミナーや、VIDEO SALON(玄光社)のウェビナーなどで音声の編集やミックスについて解説してきたのですが、なかなか伝わりづらいことが多くて。音は目に見えないものだし、特に会場の音響問題(部屋の鳴りや機材)や配信システムの音質的限界もあって、こればかりはしっかりした環境で体験してもらわないとダメだなと
◉まずは位置決めから そのうちメインのスピーカーを入れ替えようと思ってるので、それを視野に入れて、より良いモニタリング環境を追求しようと、スピーカー配置の見直しに着手し始めました! ちなみに、変更前はこんな感じ。 とにかくニアフィールド位置(1m)に置いたスピーカーの音にルームアコースティック由来の癖が付きすぎるのが気になってまして。ホント、何置いてもいい音しない(苦笑)。その辺りは以前書いたMXT15のレビュー記事を参照してください。ともかく、これをなんとかしたい!
◉ハンディ・レコーダーに求める条件 僕はハンディ・レコーダーによるフィールド・レコーディングをするようになってもう20年近く経ちますが、その間ずっと手のひらサイズのモデルを好んで使ってきました。理由は、可搬性や手軽さを重視していたから。いつでも持ち歩いて、気になった音があったらスナップ写真を撮るようにパッパと録っていく録音スタイルが好みなので。各録音は1〜3分、長くて7分程度。目的が音環境のアーカイブというよりは、音楽作品で使う素材の収集や、映像作品の効果音用なので、自然と
◉はじめに今年最後の機材として、Polk Audio Monitor XT15(以下MTX15)をニアフィールド用モニターとして導入しました。なぜ音楽制作用のアクティブモニターではなく、リスニング用のパッシブ型Hi-Fiスピーカーを導入したかというと……。単に気まぐれですw 職業柄、音楽だけでなく映像音声のミックスもするので、民生用を使う意味はそれなりにあるかなということもありますが。きっかけとしては、2020年5月にいまの家に引っ越して以来、ニアフィールドモニターをECLI
みなさんはモニタースピーカーをどれくらいの距離に置いてますか?僕は、以前はニアフィールドな距離(リスニングポイントから1m前後)だけで使っていましたが、いまの家に引っ越してきた時に、さらに奥側に1セット足しました。これが結構いい仕事をしてくれるので、今回はスピーカーを置く距離によって何が変わったのかを記してみたいと思います。 ◉ニアフイールドのメリット2022年8月現在、普段の作業でメインに使っているのが、Pioneerのミニコンポのスピーカー。木目が美しいスピーカーですが
◉はじめに この時期になると盛大に鳴き出すセミ。蝉時雨自体は季節を感じる良い音風景ですが、映像制作などの音声収録となると、時にはとても厄介な代物。インタビュー時に声が聞きにくいなどの問題になることもしばしば。以前なら半ば諦めていたこの問題ですが、最近はiZotope RX 9などのオーディオ修復ツールの性能向上が目覚ましく、案外なんとかなっちゃうケースも出てきました。実は、以前にもRXの古いバージョンでセミの声の除去を試みたことがあったんですが、正直、僕の感覚からするとクオ
2003年に作った「advanced wave」というテクノな1曲をリマスタリングしてbandcampでリリースしました! advanced waveというのは先進波のことで、つまり通常とは逆に進む波のこと。SFなんかではタイムスリップの原理としてネタにされることが多いです。僕もそれを意識して作った記憶がありますね。 20年近く前のことなので使用機材の詳細はすべて覚えているわけではないんですが、大まかなところはこんな感じだったかと。 Mac:PowerMac G4/35