Genki Mishima

作曲家/アーティスト/エンジニア。STUDIO MONOPOSTOを主催。音楽制作やレ…

Genki Mishima

作曲家/アーティスト/エンジニア。STUDIO MONOPOSTOを主催。音楽制作やレコーディングを手がける一方、オンラインによる映像音声MIXサービス「おまかせMA」( https://www.omakasema.com )を展開。ビデオサロンにて「音響ワークショップ」連載中。

マガジン

  • 独断と偏見によるオススメ音楽機材図鑑

    実際に使って本当に良いと思える音楽機材やソフトウェア、プラグインだけを紹介していきます!!

  • Music

  • レコーディング日誌

    レコーディングの様子やTIPSなどを不定期に公開していきます。

  • MA/整音

    映像の音声ミックス/整音に関するマガジン

  • Photography

    主にオールドレンズやフィルムカメラによる写真をお届けします📷

最近の記事

IK MULTIMEDIA iLoud Precision MTM(2024/1/6追記あり)

昨年(2023年)の11月に購入候補のモニタースピーカーを比較試聴したことは、以前、コチラに書きました。その結果、僕が選んだのが、このIK MULTIMEDIA iLoud Precison MTM(以下iLoud )。年末に滑り込みで入荷して、早速、年末年始の仕事で使ってます♪ ◉購入時のライバル購入検討時に一番ライバル視したのはNEUMANN KH 150でした。本当は、もうだいぶ前から気に入ってたKS DigitalのC5やC8、そして2022年のInter BEEで

    • シングル「Flamme bleue」をリリース‼️(演奏動画あり)

      先日、レコーディングをしたピアノの新曲「Flamme bleue」が、2023年11月17日に各種配信ストアからリリースされました🎊 本格的に音楽制作を始めた大学生の頃(1998年)にシンセで制作したインプロビゼーション作品をピアノ・ソロで再現したこの作品。僕の音楽キャリア最初期の作品の中ではすごく気に入っていたので、長年、ちゃんと作り直したいと思っていたけれど、制作データの行方が分からなくなってたり、記憶の中の音だけでは再現が難しかったので、ずっと心の片隅に留め置いたまま

      • 個人的モニタースピーカー選び 2023

        ここ7〜8年くらい、ずっと自宅スタジオのスピーカーを買い替えたいと思ってて、いつもお世話になってる宮地楽器 RPMのSさんにお願いして、年に1〜2回くらいのペースで気になったスピーカーを試聴させてもらってきました。そしてこの度、ようやく本格的な買い替えを見据えて、お気に入りの機種を都合6機種(当日、飛び入りで1機種増えたけど)を手配していただき、同一環境で聴き比べ。その時の印象をここに残しておこうと思います。 NEUMANNまずはNEUMANNから。今回はメインのスピーカー

        • ピアノ・レコーディング回顧録

          つい先日、年内(2023年)にはピアノの小曲をシングルリリースしようと思い、ここ数年でお知り合いになった白金ピアノスタジオさんで初めてレコーディングをしてきました♪ 基本的にはライブ配信用のスタジオとしてオープンされたようですが、しっかりとした録音環境も整っているので、レコーディングで使われることも多いようです。ピアノも、昨年秋にヤマハのC7からベヒシュタイン B型(1906年製)に入れ替えていて、そのタイミングで初めてお邪魔させていただいたのが、今回、こちらで録ることにした

        IK MULTIMEDIA iLoud Precision MTM(2024/1/6追記あり)

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        記事

          MVを自主制作しました!

          先月初旬に地元で撮影したミュージックビデオ(MV)が完成したので公開しました!今回は、そのMV制作について書いてみようと思います。 というわけで、まずは見ていただきましょう😁 hukani do ne制作について制作してくれたのは、大学時代からの友人たちが卒業後に結成したRobo-Kobo。自主制作の映像制作チームとして2006年から活動していたものの、メンバーそれぞれに本業があるので、ここ10年くらいは休眠状態だったそう。けど、久々に何か作ろうかと言う話が出て、かつて音

          MVを自主制作しました!

          「映像制作のためのMAトレーニング」サービスを開始

          ここでのお知らせが遅くなりましたが、2023年7月下旬から「映像制作のためのMAトレーニング」というサービスを開始しました! いままで映像機材のプロショップ 銀一さん主催のセミナーや、VIDEO SALON(玄光社)のウェビナーなどで音声の編集やミックスについて解説してきたのですが、なかなか伝わりづらいことが多くて。音は目に見えないものだし、特に会場の音響問題(部屋の鳴りや機材)や配信システムの音質的限界もあって、こればかりはしっかりした環境で体験してもらわないとダメだなと

          「映像制作のためのMAトレーニング」サービスを開始

          モニタースピーカーのセッティング変更(進行中)※2023.7.03追記

          ◉まずは位置決めから そのうちメインのスピーカーを入れ替えようと思ってるので、それを視野に入れて、より良いモニタリング環境を追求しようと、スピーカー配置の見直しに着手し始めました! ちなみに、変更前はこんな感じ。 とにかくニアフィールド位置(1m)に置いたスピーカーの音にルームアコースティック由来の癖が付きすぎるのが気になってまして。ホント、何置いてもいい音しない(苦笑)。その辺りは以前書いたMXT15のレビュー記事を参照してください。ともかく、これをなんとかしたい!

          モニタースピーカーのセッティング変更(進行中)※2023.7.03追記

          TASCAM Portacapture X6

          ◉ハンディ・レコーダーに求める条件 僕はハンディ・レコーダーによるフィールド・レコーディングをするようになってもう20年近く経ちますが、その間ずっと手のひらサイズのモデルを好んで使ってきました。理由は、可搬性や手軽さを重視していたから。いつでも持ち歩いて、気になった音があったらスナップ写真を撮るようにパッパと録っていく録音スタイルが好みなので。各録音は1〜3分、長くて7分程度。目的が音環境のアーカイブというよりは、音楽作品で使う素材の収集や、映像作品の効果音用なので、自然と

          TASCAM Portacapture X6

          Polk Audio Monitor XT15

          ◉はじめに今年最後の機材として、Polk Audio Monitor XT15(以下MTX15)をニアフィールド用モニターとして導入しました。なぜ音楽制作用のアクティブモニターではなく、リスニング用のパッシブ型Hi-Fiスピーカーを導入したかというと……。単に気まぐれですw 職業柄、音楽だけでなく映像音声のミックスもするので、民生用を使う意味はそれなりにあるかなということもありますが。きっかけとしては、2020年5月にいまの家に引っ越して以来、ニアフィールドモニターをECLI

          Polk Audio Monitor XT15

          モニタースピーカーを置く距離について

          みなさんはモニタースピーカーをどれくらいの距離に置いてますか?僕は、以前はニアフィールドな距離(リスニングポイントから1m前後)だけで使っていましたが、いまの家に引っ越してきた時に、さらに奥側に1セット足しました。これが結構いい仕事をしてくれるので、今回はスピーカーを置く距離によって何が変わったのかを記してみたいと思います。 ◉ニアフイールドのメリット2022年8月現在、普段の作業でメインに使っているのが、Pioneerのミニコンポのスピーカー。木目が美しいスピーカーですが

          モニタースピーカーを置く距離について

          セミの声をiZotope RX 9で消してみた

          ◉はじめに この時期になると盛大に鳴き出すセミ。蝉時雨自体は季節を感じる良い音風景ですが、映像制作などの音声収録となると、時にはとても厄介な代物。インタビュー時に声が聞きにくいなどの問題になることもしばしば。以前なら半ば諦めていたこの問題ですが、最近はiZotope RX 9などのオーディオ修復ツールの性能向上が目覚ましく、案外なんとかなっちゃうケースも出てきました。実は、以前にもRXの古いバージョンでセミの声の除去を試みたことがあったんですが、正直、僕の感覚からするとクオ

          セミの声をiZotope RX 9で消してみた

          advanced wave (2022 Remastering)をリリース

          2003年に作った「advanced wave」というテクノな1曲をリマスタリングしてbandcampでリリースしました! advanced waveというのは先進波のことで、つまり通常とは逆に進む波のこと。SFなんかではタイムスリップの原理としてネタにされることが多いです。僕もそれを意識して作った記憶がありますね。 20年近く前のことなので使用機材の詳細はすべて覚えているわけではないんですが、大まかなところはこんな感じだったかと。 Mac:PowerMac G4/35

          advanced wave (2022 Remastering)をリリース

          +6

          Canon P + Canon 50mm f2.2 (Film:FUJIFILM SPERIA Venus 800期限切れ15年)

          Canon P + Canon 50mm f2.2 (Film:FUJIFILM SPERIA Venus 800期限切れ15年)

          +5

          SENNHEISER HD 650 with SoundID Individual Calibration

          まずはこのヘッドフォンの導入経緯から。去る2022年2月某日のこと。その日は急ぎの仕事もなくのんびりしていたところ、何かのSNSで音響補正ソフトウェアのメーカーであるSonarworksが写真コンテストみたいなのをやっていた(国内代理店絡みではなく本国で)ので、暇つぶしにちょちょいと写真を撮って応募してみたんです。その写真がコチラ。 お題が「Sonarworks製品を入れ込んだ写真を撮ってね」という感じだったので、メインモニターとして使っているパイオニアのスピーカーを測定し

          SENNHEISER HD 650 with SoundID Individual Calibration

          Classic Pro PDM/R

          今回は電源機器です。実はつい最近、電源ディストリビューターを買い足したんですが、前々から気になってた安定化電源というものにしました。一般的なディストリビューターはノイズ除去のためのフィルターを搭載してるものが多いですが、これはそれに加えて電圧を安定させる機能を持っています。日本の家庭用電源は100Vですが、実際にはそれよりも低かったり高かったりしいて、それが時間帯や他の電化製品の使用具合で変動してるんですよね。その変動が機材の動作や音に影響を及ぼしてるらしいのです。 で、今

          Classic Pro PDM/R

          新曲「AGENT BLINI」本日リリース

          新曲「AGENT BLINI」(エージェント・ブリーニ)をリリースしました! 2021年11月にリリースした、写真家・藤里一郎氏の写真展用楽曲「intangible」のピアノ素材を元にまったく別の曲にリモデルした作品。基本はピアノ素材の切りはりとプロセッシング。そこにサイン波やアナログシンセなどをオーバーダブし、アンビエントな電子音楽に仕立てている。なお、曲名は「intangible」のアナグラム。 主要配信ストア一覧 その他の配信ストアは以下の通り。

          新曲「AGENT BLINI」本日リリース