#最近の学び
【architecture】窓学|トンネル
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
川端康成の『雪国』の有名な書き出しである
“トンネル”には異世界へ通じる不思議な高揚感がある
高速道路を運転していて長いトンネルを抜けると先ほどとは違った光景が広がっていた
なんていう経験をしたことはあるのではないだろうか
極論ではあるが
“トンネル”が窓だったら?
と考えてみた
何かを考えるときは極端に発想してみるくらいがちょうどいい
メンド
【architect】隈研吾氏に学ぶ
この写真は1991年に完成した隈研吾氏設計の建築『M2』である
時はバブル真っ只中
東京に無秩序にバブルのように、つくられては壊される建築を揶揄するような建築で建築家隈研吾氏はデビューした
『M2』は「第2のMAZDA」の意味で、自動車メーカー・マツダが新商品企画開発の拠点としてつくったビルであるは
世田谷区の環八沿いに堂々と建つこの建築は、古代ギリシャのイオニア式オーダーという柱頭をパロディ
【small design】中銀カプセルタワービル|黒川紀章
中銀カプセルタワービル
東京は中央区銀座にあるビルだ
建築業界の人は知らない人はいないと言っていいほど有名なビルである
中銀は「なかぎん」と読む
地方銀行の名前ではない
中央区銀座にある不動産会社・中銀グループの名前からきていると言われている
竣工は1972年
ときは高度成長期である
設計は六本木の新国立美術館を設計した黒川紀章氏である
黒川氏は2007年に亡くなられた
晩年には都知事選
【architecture】21_21 DESIGN SIGHT|安藤忠雄
昨日のnoteで取り上げた三宅一生氏主催の21_21 DESIGN SIGHTは安藤忠雄氏の設計である
2007年に六本木の東京ミッドタウンに誕生した
超高層ビルの足元に広がる緑の広場に埋設するように延床面積の約8割が地下に埋めまれた建築だ
建物のコンセプトは三宅一生氏のテーマである『一枚の布』をイメージしている
三角形の大きな鉄板の屋根が建物を被せられている
この鉄板は長さが約54m(