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アートの現場から

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経験したアートプロジェクトや芸術祭の現場から感じたこと、考えたことを記録したマガジンです。
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#アート

解体前の旧中央消防署で行われた熱い2日間のアートプログラム「燃えろ!アートのパワー!さいたまアートパーク 2022-SUMMER-」レポート

解体前の旧中央消防署で行われた熱い2日間のアートプログラム「燃えろ!アートのパワー!さいたまアートパーク 2022-SUMMER-」レポート

【SACP2022】

さいたま国際芸術祭レガシー事業「さいたまアーツセンタープロジェクト2022」、7/23-24に開催した2日間のスペシャルプログラム「燃えろ!アートのパワー!さいたまアートパーク 2022-SUMMER-」が無事終了しました!

会場となった旧中央消防署は1965-2022年の57年間、地域の安全・安心をつくってきた場所。その場所の解体を前に、「場所へのありがとう!お疲れ様!

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身近な輸入食材で国旗を描く!「食の万国旗-Food Flag of all over the world」を旧中央消防署(@さいたま市)で展示します!

身近な輸入食材で国旗を描く!「食の万国旗-Food Flag of all over the world」を旧中央消防署(@さいたま市)で展示します!

去る2018年5/6の1日限定で「食の万国旗」を大宮ソニックシティの掲揚塔に展示し、様々な輸入食材の影で描いた日の丸の旗がはためきました。

この展示は「埼玉アートフェスティバル2018」の企画の中で実現したものです。普段35本の掲揚塔に作品をはためかせる機会はそうそうないので1日限りの展示でしたが、青い旗が並ぶ空間は壮観でした。

この1日限定で展示した作品が、「さいたま国際芸術祭レガシー事業:

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「くらしにアートを!」さいたまアーツセンタープロジェクト:11月のプログラム参加のお誘い

「くらしにアートを!」さいたまアーツセンタープロジェクト:11月のプログラム参加のお誘い

【SACP2021】

東京都や首都圏の飲食店時短と飲酒制限解除が10/25に解除されました、皆様いかがお過ごしですか?秋の彩も深まってきましたね。

生活都市さいたまの中で、くらしの中でアートに参加する場所をつくりたい。その場所について考える時間や機会をつくるプロジェクト「さいたまアーツセンタープロジェクト(SACP)」の11月のプログラムのお誘いをさせていただきます。

SACPは、10月より

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アートの「重さ」とフェティシズム

アートの「重さ」とフェティシズム

【雑感:アートの「重さ」とフェティシズム】

今日(2021/10/22)のさいたまアーツセンタープロジェクト(SACP)のプログラムへ向かう道で、仲間と話しながら言語化できてきた事柄についてメモしたいと思い以下を記します。

SACPについては以下参照↓

アートの現場は、参加したら楽で楽しい場所だけじゃなくてある意味「重さ」を共有する場所でもあるのではないかと。その感覚をどう伝えればいいのか、

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地域のアートプロジェクトと教育との連携「スチューデントリポーター」活動の可能性

地域のアートプロジェクトと教育との連携「スチューデントリポーター」活動の可能性

「美術と街巡り・浦和 2019」は浦和の街中に主に地元ゆかりの作家の作品を展示し、街巡りとアートの両方を楽しんでもらう企画です。

その企画の中で、今回、「スチューデントリポーター」活動を務めました。

 
「スチューデントリポーター」とは、さいたま市の中学校・大学に通う学生さん(合計11名)が、「美術と街巡り・浦和」で展示されている作品を独自の視点で読み解き、その作品を多くの方に伝えようとする活

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【御礼】2020年もありがとうございました!忘れたくない3つの経験。

【御礼】2020年もありがとうございました!忘れたくない3つの経験。

2020年。この年は本当に忘れることができない1年となりました。

制作、活動の場で共に関わり、支えてくれた人たちに深く御礼申し上げます。

1:「さいたま国際芸術祭2020」について

今年を振り返り一番のトピックはやはり「さいたま国際芸術祭2020」

2018年より準備してきた、「さいたま国際芸術祭2020」が、3月開幕直前で延期となり、様々な困難を乗り越えて、10月から11月に再開となりま

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【さいたま国際芸術祭2020】会期残り1週間!さいたまでアートに「参加」しよう!

【さいたま国際芸術祭2020】会期残り1週間!さいたまでアートに「参加」しよう!

【さいたま国際芸術祭2020】
先行プロジェクトとして2019年8月から走ってきた「さいたまアートセンタープロジェクト」は残り1週間、残り5つのプログラム(協力プログラムを含む)を残すのみとなりました。

会場の一つアネックスサイト旧大宮図書館

毎週水・金・土曜日のプログラムも残すところ1回ずつとなりました。

●2020/11/11 (水)19:30 - 21:00

「深呼吸する水曜日」

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【Archive 2016】さいたまトリエンナーレ2016の可能性と課題-新しいタイプの芸術祭をどう評価し継続するか-

【Archive 2016】さいたまトリエンナーレ2016の可能性と課題-新しいタイプの芸術祭をどう評価し継続するか-

【さいたまトリエンナーレ2016を振り返って】

執筆は、約4年前の2016-12-09 14:31。

さいたまトリエンナーレ2016に参加し、「SMF学校」を運営した中で感じ、79日間の会期終了目前に、市議会の方々の勉強会で発表させていただいた記事を再アップしました。

現在2020-6-28に見ると荒削りの部分もありますが、今後の思考のベースとして改めてアップします。

この時の経験が現在

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開幕延期中の「さいたま国際芸術祭2020」さいたまアートセンタープロジェクトの「現在」

開幕延期中の「さいたま国際芸術祭2020」さいたまアートセンタープロジェクトの「現在」

現在開幕延期中の「さいたま国際芸術祭2020」

再び、「安心・安全に・わくわく参加【できる】芸術祭を」つくるべく、

2020年1月から5月までの「さいたま国際芸術祭2020」、「さいたまアートセンタープロジェクト(以下、SACP)」の動きを中心に時系列でまとめてみました。

(画像クリックでオリジナルデータを6/30までDL可能です。)
パスワードは「SACP」

生活都市さいたまで、「ライフ

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遠藤一郎さん「ほふく前進 御百度参り100回目」が、5/17 無事終了

遠藤一郎さん「ほふく前進 御百度参り100回目」が、5/17 無事終了

【さいたま国際芸術祭2020:当面の間延期中】

『Sightama Art Center Project』招聘作家、遠藤一郎さんの「ほふく前進 御百度参り 100回目」が本日無事終了しました。

ご協力いただきました皆様、支援、応援していただきました皆様に深く御礼申し上げます。

一郎さんは、2020年2月8日にさいたまに入り、ほぼ毎日、日本一長いと言われる約2kmの氷川神社参道をほふく前進でお

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凍結中の芸術祭の現場で、「平時の想像力」と、「緊急事態宣言下の想像力」を考える。

凍結中の芸術祭の現場で、「平時の想像力」と、「緊急事態宣言下の想像力」を考える。

1:はじめに
この原稿は、3月初旬に感じたことを書き留めたメモから始まり、ゴールデンウイーク明けの2020年5/11に自宅で書き進めたものです。

継続してきた活動が止まってから、「平時」ではなくなったライフスタイルの中で感じたこと、考えたことを「想像力」をキーワードにまとめてみたいと思います。新しい「平時」が訪れた時、忘れないように。

私は、生活都市さいたまで、「ライフスタイルにアートを」標榜

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「現在の青図-記憶の窓・Sightama 2020-」日常空間の公園で、市民と制作した作品を通して、文化芸術の役割を実感する。

「現在の青図-記憶の窓・Sightama 2020-」日常空間の公園で、市民と制作した作品を通して、文化芸術の役割を実感する。

【さいたま国際芸術祭:美術と街巡り事業】

「現在の青図-記憶の窓・Sightama 2020-」開催中!

別所沼公園に静かに佇む「ヒアシンスハウス」で、詩人 立原道造の草稿「鉛筆・ネクタイ・窓」の一文「僕は、窓がひとつ欲しい。」から着想を得て制作した作品を展示しています。

この作品は、さいたま国際芸術祭2020・美術と街巡り事業「桜の季節編」のプログラムとして実施し、制作希望者を公募して集っ

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【さいたま国際芸術祭2020】 窓を開けよう!ヒアシンスハウスに「記憶の窓」が並びます!

【さいたま国際芸術祭2020】 窓を開けよう!ヒアシンスハウスに「記憶の窓」が並びます!

「現在の青図-記憶の窓・Sightama 2020-」

会期:2020.3/28-4/5 
時間:13:00-17:00
場所:ヒヤシンスハウス
さいたま市南区別所4丁目地内(別所沼公園内)

別所沼公園に静かに佇む「ヒアシンスハウス」で、詩人 立原道造の草稿「鉛筆・ネクタイ・窓」の一文「僕は、窓がひとつ欲しい。」から着想を得て制作した作品を展示します。

この作品は、さいたま国際芸術祭202

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「さいたま国際芸術祭2020」 別所沼公園 ヒアシンスハウスで「時間と記憶」を影で焼き付けるアートを制作!

「さいたま国際芸術祭2020」 別所沼公園 ヒアシンスハウスで「時間と記憶」を影で焼き付けるアートを制作!

【さいたま国際芸術祭2020】

さいたま国際芸術祭を機会に自分の思い出の品や記憶の品を焼き付けるフォトグラムを制作する「現在の青図-Sightama 2020-」

別所沼公園、ヒアシンスハウスで公募により集まった方と共に作品制作。2/11・3/1共に陽差に恵まれ鮮やかな青のフォトグラム作品が生まれました。

フォトグラム(photogram)とは、感光紙の上に、直接物体を置き、光を当てて撮影す

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