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#感情

非合理性の極み=信念

非合理性の極み=信念

全く見るつもりのなかった映画

「シン・ウルトラマン」

オススメされたので見てみることに。

感想としては気がついたら終わっていた、というぐらい見入っていました。

特に印象深かったのがウルトラマンの変化です。

最初は

機械的かつ合理的

な発言・行動が多いのです。

これは中盤から出てくる侵略者たちと共通している部分でもあります。

感情を排して合理性を追求した人間はこうなるのだろう

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「人との関わり方」を再考してみる

「人との関わり方」を再考してみる

警察官時代、いわゆる「非行少年」と関わることがありました。

ある110番の話ですが

「まともに話を聞いてくれないのではないか」

と不安に思いながら現場に向かっていました。

ただその不安とは裏腹に現場で少年と関わってみると大きく違っていたのです。

もちろん最初はウザがられますし、話も聞こうとしてくれません。

ただ最後の方は心を開いて本音を話してくれて、素直に言うことを聞いてくれるようにな

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「個性的であれ」の正しい理解

「個性的であれ」の正しい理解

この年末、2022年12月30日、31日はひたすら読書。

その中で養老孟司さんの「バカの壁」と「死の壁」を読みました。

「エリート」「脳死」「一元論」「共同体」など面白い内容が盛りだくさん。

その中の「個性とはどこに宿るのか」ということについて文章にすることに。

「個性」とは何か。

改めて考えると何となく使っている言葉かもしれません。

広辞苑では

①個人に具わり、他の人とはちがう、そ

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「チェーンソーマン」

「チェーンソーマン」

友人に「面白いよ!」とオススメされたアニメ「チェーンソーマン」

何となく気になってはいたものの、「なんかグロそうだなぁ」と見ていなかったのですが、これを機に見てみることに。

面白い。

9話まで一気に見てしまいました。

「鬼滅の刃」「呪術廻戦」も同じような感覚で一気に見たことを考えると何かしら共通点がありそう。

考えてみるとそれは

「感情の揺さぶりが上手いこと」

が要素の一つにあるなと

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「グッド・ウィル・ハンティング」

「グッド・ウィル・ハンティング」

今まで映画はあまり見たことはなかったのですが、オススメされた映画を見ていくことに。

この映画は現代人が抱える悩みの「人間関係」について考えさせてくれます。

労働者階級で法に触れることを何度もしてきた天才青年ウィルとカウンセラーが出会い、ウィルの心の壁を溶かす話。

ウィルは心の傷のせいで他者に対して素の自分で接することができません。

私は非常に共感することが多かったです。

幼少時に心に傷が

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