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「チェーンソーマン」

友人に「面白いよ!」とオススメされたアニメ「チェーンソーマン」

何となく気になってはいたものの、「なんかグロそうだなぁ」と見ていなかったのですが、これを機に見てみることに。

面白い。

9話まで一気に見てしまいました。

「鬼滅の刃」「呪術廻戦」も同じような感覚で一気に見たことを考えると何かしら共通点がありそう。

考えてみるとそれは

「感情の揺さぶりが上手いこと」

が要素の一つにあるなと。

「鬼滅の刃」
「呪術廻戦」
「チェーンソーマン」

は「ポップなシーン」と「シリアスなシーン」の差がとても大きい。

「チェーンソーマン」に関しては主人公の性への関心の高さや、戦闘シーンの爽快さもそのマイナスを大きく打ち消すため、振れ幅を作っているなと。

仲間は平然と○ぬし。
主人公の過去やぶつかっている課題はエグいし。
悩みながらバタバタもがいているし。

その泥臭さのようなものも人間らしく、私たちが共感しやすい要素なのではないかなと。

個人的には「鬼」「呪い」「悪魔」「妖怪」みたいな人ならざるものは特に怖くてざわっとします。

反対に主人公が無双する「異世界転生系」も流行っていました。

反対の要素を持つけど流行したこの二つのジャンルを因数分解するなら

「現状の何となく抱えている、もやもやした閉塞感のある日々から抜け出し、欲しいものを手に入れられる人生を得たい」



「今の自分の不安感、閉塞感などの負の感情を共感してもらいたい、それを振り払っているシーンに自分を重ね合わせてその爽快さを感じたい」

この二つの欲求がありそう。

この二つの欲求を満たそうとしたら、自然とプラスとマイナスの感情を行き来することになります。

特にマイナスの感情を示すシーンはかなり丁寧な描写をするので引き込まれざるを得ません。

だから面白い。

ただ「チェーンソーマン」、眼帯のお姉さんがお気に入りのキャラだったのにいなくなっちゃって悲しい。

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