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2023年3月の記事一覧
小説ブラック・ジャック~読書記録261~
2019年刊行。手塚治虫先生の漫画「ブラック・ジャック」をSF作家・瀬名秀明氏が小説として著した。
作者自身、手塚治虫先生の大ファンだということが伝わる作品で、手塚漫画のキャラクターの魅力を生かしつつ、オリジナリティのある作品となっている。
世代的に作者の瀬名秀明は、少年チャンピオン連載中にブラック・ジャックを読んだ世代であろう。本当に細部まで大ファンだというのがわかるものであった。
更に、手
おいしい旅 想い出編 アミの会~読書記録260~
アミの会は、仲良し女性作家のグループだ。
で、短編小説を共同発行したりしている。
こちらは2022年に書きおろした作品なので、食事の時にマスクを外したり、食事が終わると付けたり。 そういった細かい描写がリアリティを感じて、面白い。
やはり、私は新津きよみ先生が好きだ。ほんの僅かのページであっても、必ず何かしらのミステリー部分を備えている。
そして、本書最後の大崎梢先生の作品では、読みながら泣
九十歳。何がめでたい~読書記録254~
2016年に出版された直木賞作家・佐藤愛子先生のエッセイだ。
佐藤愛子先生は、1923年、大正12年生まれ。まだまだ元気で過ごされておられる。
いやあ、実に爽快。楽しい。ウンウンと頷きながら読んでしまった。
和田秀樹先生曰く。若い世代の方は、老害だの、好き勝手に言っているだのの感想を持つ方もいるようだ。
イヤイヤ。そんな事は決してない!と断言したい。
幾つか、本書から転載したい。
「文明