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【第一話】人の体を動かす2人の操縦士のお話①役割分担【マガジンⅢ】

自分が何を感じ、何を思って、どういう想いを込めて行動したのか、
その洗いざらいを、
他の誰かに共有したことはあったかい?

更に言えば、
感じるたび、
思うたび、
行動するたびに
それをひとつひとつ自覚して生きてらっしゃるかな?

私の人生の主人公は私自身である。


じゃが、
こんなことはないかい?

・無自覚で起こっている理解不能な感情
・思いたく無いのになぜか考えてしまうこと
・ついやってしまう行動や言葉遣い
なんかが。

それをしているのはもちろん私自身であることは間違いないんじゃが、
「自分で制御しきれていない私」がある
いうことを
考えたことはあったかい?

実はな、
人の体には2人の乗り手がおるんじゃよ。

一人目は、
あなたの思い通りに感情思考の体現してくれる忠実なる
「意識くん」

もう二人目は、
あなた自身のはずなのに全く制御できない
「無意識さん」


人はコミュニケーションを取る時に、
言葉だけで情報をキャッチするってことは
まずないんじゃよ。

言葉は耳(聴覚)で聞き取るもんじゃな。
では人が一番何で情報を受け取っておるかご存知?

「目は口ほどに物を言う」
そう、
脳と直結している眼(視覚)
相手を捉えてることが大半なの。

表情やしぐさ
目つきや視線などといった
眼(視覚)で捉える情報で、
人は相手の感情や思考を察する材料とすることが多いんじゃよ。

これは
「意識くん」ではなく
「無意識さん」担当領域なの。


私が感知しきれないことを感じ取り、
知らないうちに影響されたことも考慮して、
それを「意識くん」の迷惑にならないように
こっそり目立たないように補助してくれている、
言わば
【草葉の陰から見守ってくれている心の守護者】。
それが「無意識さん」なんじゃよ。


このように、
意識くんと無意識さんとでは、
担当する役割が違うの。



そこで私は思ったんじゃよ。

自分の思考言動のすべてを、
「意識くん」の操縦によって
自らの意思で統制できているのであれば、
自分が主人公としての人生を、
可能な限りではあるけれど、
極力は思い通り過ごせているはずじゃないか。

じゃが、
もしそれが出来ていないのが現状であるならば、
「無意識さん」操作が、
「意識くん」制御以上に
現実に影響を与えているからじゃなかろうか。

そう思ったの。



では「無意識さん」とは一体何者なんじゃろう。
それはね、
生きるのに忙しく、
見聞き感じてきたことのすべてを
「意識くん」の代わりに受け止めてきた
もう一人の私。

孤独な私の分身。



昨日のお話でも触れたのだけれども

ココロの整理を始めるにあたって、
まず私は

この「無意識さん」の存在に
ちゃんと気づいてあげることから始めたんじゃよ。






次のお話はこちらに。
お時間ございましたら是非お読みください。


私の為に使わせていただくというよりは、 身の周りで助けてくれる人へのお礼として使わせていただきたいと考えてます。 せっかく私の為にご用意くださったものなのにごめんなさいね。 私は余生を、出来る限りの有難うを伝えて過ごしていきたいの。 気持ちを汲んでいただけると嬉しいです。