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自分の好きなものとは何か。17
今までの私なりの「好き」を振り返って考えたら、好きは変わらない面もあり、それでいて揺らぎ易く移ろいやすい面もあるように思う。
自分なりの「好き」の要素、理由が満たされて、その上で瞬間瞬間の感覚や受け取る側の安定した感情、天気やら人間関係やら環境的なこと、対象の状態、などがうまく組み合わさり積み重なって初めて
「好きだなぁ」
と満ち足りた心地になれる。それはある意味、奇跡的な瞬間かもしれない。
一人で読書する夜は1122
たまに読み返したくなるのは、冒険と成長の物語だ。
とっくに大人になった自分自身にも飽きて、日常の繰り返しに倦む気配を感じたら、私はたっぷり時間をとって『はてしない物語』の中へ旅をする。
主人公は見た目も性格もパッとしない、冴えない少年。盗んだ本を持ち帰ることから、物語は始まる。挫折や失敗、苦しみ、裏切り、葛藤、幾多の経験を経て、彼は大人になってゆく。
ヒーローなんかじゃない、学校でもいじめら
自分の好きなものとは何か。14
人と素直なやりとりを重ねていくと、成り行きとしてたまにはこちらの意見や好みを言う流れにもなる。
そこではじめて、自分は案外自分の考えとか好きなものとか、曖昧なまま生きていることに気づかされる。
十代の頃は、何となく「空気を読む」形でコミュニケーションは無難に済んだし、二十代は社会人としてはまだヒヨッコ、若い女性ということもあり、その場その場で空気読みつつフワッとした意見があれば事足りた。今思う
自分の好きなものとは何か。13
自分を投げ出す、そんなことを考えここまで書き連ねていたら、脳裏に浮かんだ記憶がある。
昔うちで飼われていた犬。彼はよく、コロンと横になって、私たちに腹を見せた。そのままよく伸びをするような動きも、してみせた。ずうっとコロンし続けたりダラダラ眠ってしまったりは、しない。あくまでも、起き上がる前提での少しの時間の動作である。
あれは学術的には既に定型化された解釈があるだろう。服従?イヌ族的にいうと
自分の好きなものとは何か。12
勇気を出して正直に自分の内心をさらけ出し、相手の思いを(もし言ってもらえるなら)聞く。
自分発信の勝手な憶測やお節介は、ひとまず脇へ置いて、相手の言うこと、相手の話をよーく聞く。
これって、日常の会話たとえば「今夜は何食べたい?」から人生の岐路「あなたがこの会社を志望した理由は何ですか?」「好きです。私と付き合ってください」まで、あらゆる会話の基本、ともなり得そうだ。
こう書くと当たり前のよ
自分の好きなものとは何か。11
自分を投げ出す。
人によっては簡単なことなのかもしれない。自分の中にある思いを外へ出す。相手の前にポンと置く。
シンプルに
「私は、こう思う」
その上で
「あなたは?」
と問う。
そこには、自分の思いを相手に見せても受け止めてもらえるであろう、少なくとも拒否はされないであろう、という
信頼
が前提として必要だ。
ここでいう「拒否されない」とは、「内容に全面的に同意してもらえる