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  • まとめ【自分の好きなものとは何か。】

    自分の好きなものが、あまりよく分からない。そう気づいてから、mustではないwantな生き方を探しはじめた。その過程、現在進行形の記録。

  • まとめ【好きなもの】

記事一覧

一人で読書する夜は1129

最近また冷え込みはじめた。冬間近な気配だ。洋物の読書のお供には、ホット・コーヒーや熱々ミルク・ティ、ホット・チョコレートも良いけれど、秋の長夜や真冬のぬくぬく用…

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3年前
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私的名言No.3

社会人になって、初めて転職した頃のこと。 最初就職した会社では、世間知らず過ぎて早めの挫折。退職して、再びの仕事探しをした。何とか拾ってもらえた転職先では想定外…

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3年前
2

自分の好きなものとは何か。17

今までの私なりの「好き」を振り返って考えたら、好きは変わらない面もあり、それでいて揺らぎ易く移ろいやすい面もあるように思う。 自分なりの「好き」の要素、理由が満…

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4年前
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休日は絵画と

今日は好きな画家の絵を見ながら、ゆっくりお茶しました。

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4年前

一人で読書する夜は1122

たまに読み返したくなるのは、冒険と成長の物語だ。 とっくに大人になった自分自身にも飽きて、日常の繰り返しに倦む気配を感じたら、私はたっぷり時間をとって『はてしな…

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4年前
2

私的名言No.2

言い忘れていたけれど、この私的名言は、私の周囲の人々から発せられて私の心に深く残った言葉が中心になります。つまり伝記や著名人から出たものではなく、主に一般の方々…

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4年前

自分の好きなものとは何か。16

好きなもの、何? 漠然とそう聞かれたら、あなたは何と答えるだろう。 趣味とか、普段よくやっていること? 或いは食べ物? 自分の場合は、服が好き、布が好き。趣味な…

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4年前
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私的名言No.1

三十歳頃だったか、親友が言った。 ■名言No.1 「男は、弱ってる時にやっつけろ」 前後がどんな話だったかは、よく覚えていない。たぶん、彼女の当時好きだった男性が風…

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4年前

自分の好きなものとは何か。15

別枠に並行して好きなものを羅列で書き出してきて、気づいたことがある。 私の好きなものには、共通性がある。五感に響く快さ、美しさ。快さには、美味、美しさ、手触り、…

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4年前
3

昭和記念公園の夜間ライトアップ。

秋の紅葉を見に、昭和記念公園へ行ってきました。 友人同士、恋人同士でしょうか。二人連れの人達が多かったような。入場者は多くても夜の暗闇のせいか、皆さんひそひそと…

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4年前
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自分の好きなものとは何か。14

人と素直なやりとりを重ねていくと、成り行きとしてたまにはこちらの意見や好みを言う流れにもなる。 そこではじめて、自分は案外自分の考えとか好きなものとか、曖昧なま…

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4年前

私的名言No.0

今日から、今まで見聞きした中で私の心に残っている名言をたまーに書いていきたいと思います。 ■名言No.0 期待はせずに、希望を持ち続ける。 これは昔親しくしていた人…

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4年前
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自分の好きなものとは何か。13

自分を投げ出す、そんなことを考えここまで書き連ねていたら、脳裏に浮かんだ記憶がある。 昔うちで飼われていた犬。彼はよく、コロンと横になって、私たちに腹を見せた。…

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4年前
1

自分の好きなものとは何か。12

勇気を出して正直に自分の内心をさらけ出し、相手の思いを(もし言ってもらえるなら)聞く。 自分発信の勝手な憶測やお節介は、ひとまず脇へ置いて、相手の言うこと、相手…

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4年前
3

自分の好きなものとは何か。11

自分を投げ出す。 人によっては簡単なことなのかもしれない。自分の中にある思いを外へ出す。相手の前にポンと置く。 シンプルに 「私は、こう思う」 その上で 「あな…

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4年前
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一人で読書する夜は1115

秋の夜はことさらに静かで長い。本を読んでいるとつい、じいっとして身体や足先が冷えたり、背中や肩が凝ったり、する。 だから 「今夜は、本を読んで過ごそう」 と思い…

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4年前
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一人で読書する夜は1129

最近また冷え込みはじめた。冬間近な気配だ。洋物の読書のお供には、ホット・コーヒーや熱々ミルク・ティ、ホット・チョコレートも良いけれど、秋の長夜や真冬のぬくぬく用には、ホット・ワインやブランディ入りのエッグノッグも相応しい。いわゆるアルコールである。

一方、読み慣れた池波正太郎あたりなら、気分を出してぬる燗のお酒が欲しいところだ。

だが、女ひとりでは、池波先生のように「おい」「はーい」と阿吽の呼

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私的名言No.3

社会人になって、初めて転職した頃のこと。

最初就職した会社では、世間知らず過ぎて早めの挫折。退職して、再びの仕事探しをした。何とか拾ってもらえた転職先では想定外の斜め上をゆく業務内容、受けた暴力。

うまく行かない日々に、つい弱音を吐いた。転職、早まったかな。見切り発車だったかもしれない。

そんな私に、当時親しくしていた方がかけてくれた言葉が

■私的名言No.3

「人生は、見切り発車の連続

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自分の好きなものとは何か。17

今までの私なりの「好き」を振り返って考えたら、好きは変わらない面もあり、それでいて揺らぎ易く移ろいやすい面もあるように思う。

自分なりの「好き」の要素、理由が満たされて、その上で瞬間瞬間の感覚や受け取る側の安定した感情、天気やら人間関係やら環境的なこと、対象の状態、などがうまく組み合わさり積み重なって初めて

「好きだなぁ」

と満ち足りた心地になれる。それはある意味、奇跡的な瞬間かもしれない。

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一人で読書する夜は1122

たまに読み返したくなるのは、冒険と成長の物語だ。

とっくに大人になった自分自身にも飽きて、日常の繰り返しに倦む気配を感じたら、私はたっぷり時間をとって『はてしない物語』の中へ旅をする。

主人公は見た目も性格もパッとしない、冴えない少年。盗んだ本を持ち帰ることから、物語は始まる。挫折や失敗、苦しみ、裏切り、葛藤、幾多の経験を経て、彼は大人になってゆく。

ヒーローなんかじゃない、学校でもいじめら

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私的名言No.2

言い忘れていたけれど、この私的名言は、私の周囲の人々から発せられて私の心に深く残った言葉が中心になります。つまり伝記や著名人から出たものではなく、主に一般の方々から出た「名言」です。

■私的名言No.2 三十過ぎたら、無理は無理よ。

これは私の親友のひとりが言ってくれた言葉。

三十歳も過ぎた当時、私は時間外労働200時間/月〜が普通とされる職場にいた。一日に打ち合わせ七つ出て企画書を三〜四本

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自分の好きなものとは何か。16

好きなもの、何?

漠然とそう聞かれたら、あなたは何と答えるだろう。

趣味とか、普段よくやっていること?

或いは食べ物?

自分の場合は、服が好き、布が好き。趣味なら、料理や散歩、読書、絵画。家にいるのが好き。インテリア考えたり、部屋の模様替えしたりも好き。

だんだん、「もの」から離れていく。

学生というか子どもの頃の学科でいうと、算数、数学、美術が好きだった。他の科目に比べれば数学得意だ

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私的名言No.1

三十歳頃だったか、親友が言った。

■名言No.1

「男は、弱ってる時にやっつけろ」

前後がどんな話だったかは、よく覚えていない。たぶん、彼女の当時好きだった男性が風邪引いたか仕事で参っていたか、そんな話から始まって、食べもの差し入れしたら容易にこちらに傾いた、…そんな流れだった気もする。

当時の私にはあまりにキャッチーなひとことで、彼女に

「これ、名言だね」

「手帳に書いとく(笑)」

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自分の好きなものとは何か。15

別枠に並行して好きなものを羅列で書き出してきて、気づいたことがある。

私の好きなものには、共通性がある。五感に響く快さ、美しさ。快さには、美味、美しさ、手触り、音や気配、匂い、色々ある。また季節の変わり目などにある切なさ、名残惜しさ、儚さ、も、含まれているみたいだ。 そしてこれらを感じるシーン毎に、感情の状態とか体調コンディションの良さが必要らしい。もし、毎日15時間必死に仕事していて交感神経全

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昭和記念公園の夜間ライトアップ。

昭和記念公園の夜間ライトアップ。

秋の紅葉を見に、昭和記念公園へ行ってきました。

友人同士、恋人同士でしょうか。二人連れの人達が多かったような。入場者は多くても夜の暗闇のせいか、皆さんひそひそと静かにお庭鑑賞されていました。

日本庭園は別料金でしたが、きれいに手入れされた樹木の紅葉がちょうど見頃。池に映る景色も美しく、見ごたえありました。

写真撮影向きの、和傘たくさん。

自分の好きなものとは何か。14

人と素直なやりとりを重ねていくと、成り行きとしてたまにはこちらの意見や好みを言う流れにもなる。

そこではじめて、自分は案外自分の考えとか好きなものとか、曖昧なまま生きていることに気づかされる。

十代の頃は、何となく「空気を読む」形でコミュニケーションは無難に済んだし、二十代は社会人としてはまだヒヨッコ、若い女性ということもあり、その場その場で空気読みつつフワッとした意見があれば事足りた。今思う

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私的名言No.0

今日から、今まで見聞きした中で私の心に残っている名言をたまーに書いていきたいと思います。

■名言No.0

期待はせずに、希望を持ち続ける。

これは昔親しくしていた人から言われた言葉です。彼は英語圏の人で日本語が全く話せなかったため、会話はほぼ全て英語でした。

expect

hope 

こんな単語。

私は英語が苦手で、でもあちこち放浪している外国人とのやりとりの殆どはメール、たまに電話

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自分の好きなものとは何か。13

自分を投げ出す、そんなことを考えここまで書き連ねていたら、脳裏に浮かんだ記憶がある。

昔うちで飼われていた犬。彼はよく、コロンと横になって、私たちに腹を見せた。そのままよく伸びをするような動きも、してみせた。ずうっとコロンし続けたりダラダラ眠ってしまったりは、しない。あくまでも、起き上がる前提での少しの時間の動作である。

あれは学術的には既に定型化された解釈があるだろう。服従?イヌ族的にいうと

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自分の好きなものとは何か。12

勇気を出して正直に自分の内心をさらけ出し、相手の思いを(もし言ってもらえるなら)聞く。

自分発信の勝手な憶測やお節介は、ひとまず脇へ置いて、相手の言うこと、相手の話をよーく聞く。

これって、日常の会話たとえば「今夜は何食べたい?」から人生の岐路「あなたがこの会社を志望した理由は何ですか?」「好きです。私と付き合ってください」まで、あらゆる会話の基本、ともなり得そうだ。

こう書くと当たり前のよ

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自分の好きなものとは何か。11

自分を投げ出す。

人によっては簡単なことなのかもしれない。自分の中にある思いを外へ出す。相手の前にポンと置く。

シンプルに

「私は、こう思う」

その上で

「あなたは?」 

と問う。

そこには、自分の思いを相手に見せても受け止めてもらえるであろう、少なくとも拒否はされないであろう、という

信頼

が前提として必要だ。

ここでいう「拒否されない」とは、「内容に全面的に同意してもらえる

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一人で読書する夜は1115

秋の夜はことさらに静かで長い。本を読んでいるとつい、じいっとして身体や足先が冷えたり、背中や肩が凝ったり、する。

だから

「今夜は、本を読んで過ごそう」

と思い決めた日は、あたたかなカシミヤひざかけを引っぱり出す。曾祖母の使っていた古いもので、だいぶフエルト化が進んでいるけれど、気に入りのものだ。

毛糸のルームソックスを重ね履きし、飴色ポットにたっぷり熱々コーヒーを淹れて、ドイツ製の湯たん

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