自分の好きなものとは何か。17
今までの私なりの「好き」を振り返って考えたら、好きは変わらない面もあり、それでいて揺らぎ易く移ろいやすい面もあるように思う。
自分なりの「好き」の要素、理由が満たされて、その上で瞬間瞬間の感覚や受け取る側の安定した感情、天気やら人間関係やら環境的なこと、対象の状態、などがうまく組み合わさり積み重なって初めて
「好きだなぁ」
と満ち足りた心地になれる。それはある意味、奇跡的な瞬間かもしれない。
たとえば、先週初めて入った定食屋さんのアジフライが嬉しくなるほど美味しかった。だから今週も、いそいそ行ってみた。
あれ?先週あれほど美味しかったのに、、、なんで?まずくないよ、でも普通。決して、特別美味しくもないし、いそいそ来るほどじゃない。
…こんなことって、珍しくないと思う。
先週、たまたま素材のアジ自体が良いものだったのか?
或いは今週たまたま定食屋の大将が夫婦喧嘩した朝で、虫の居所が悪いまま調理して、フライをつい揚げ過ぎたのか?
はたまた、私が無意識に期待しすぎだったのか?
好きを存分に味わうには、タイミングも初心も多少の技術?も必要みたい。
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