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夜の気付き - 一人称
寝る子がぐんぐん育っている丑三つ時、Creepy Nutsの「ビリケン」をセルフエンドリピートで3時間ほど聴いていた。もちろん明日も仕事だ。
ラジオでRさんが話していたが、この曲はRさんにお子さんが誕生したことがきっかけで完成した楽曲だ。
リリックのここだけで、Rさんがわが子に対してどのくらいの愛を持っているかを感じ、立ちくらみがした。(すな)
し
か
も
Rさん、「お父ちゃん」って言
2024年 3月 短歌まとめ
連作日々溺々(おぼおぼ)
暮らしから逃げたくなって走っては疲れて気づく 暮らしにいると
気がつけば頁をめくる時間すらなくて栞がちいさく眠る
血がにじむ 生きているからまた転ぶ 立ち上がるため今、息を吸う
ヘルジャパン産めと容易くいうけれど わたしのいのちはわたしのいのち
悪魔の実 食べたらただの悪者になるだけの人生な気がして
春らしさ
一年のインクの厚み「完了」と大きく躍るとめ、は
2024年 2月 短歌まとめ
連作社屋が砂浜
やさしさに「わたしなんか」を包まれて 泣き顔の午後 飲む抹茶ラテ
本日の営業は終了しました 安定剤を飲みすぎました
コンクリの社屋が砂浜になればそのまま海に沈みゆきたい
吾が肺のポンプ破れるその日まで死ぬまでの道はずむローファー
弱くとも生きていくから明日だって 豊かな笑い声も聞こえる
宇宙をつかむ
土曜日はあなたを照らすふた粒の白いひかりになる ゆらゆらり
かな