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ボクサーの左右差と背中の痛み
ボクサーの方へオステオパシー施術を行いました。
主な訴えは右の背中の痛みで、身体を前にかがませると痛みが出るようでした。
痛みは数週間ほど引かず、かがむと痛むので練習がちゃんとできず(ボクシングは体幹屈曲動作が多い)困っているようで、
問診してみるとどうやらきっかけは、自分よりもウェイトが重い選手とスパーリングしているとき、ガードの上から顔面を叩かれたことのようでした。
トップの画像は本人
メンタル面と筋膜と【続】
先日、不安感と情緒不安定の主訴を持つクライアントへ施術を行いました。
身体の特に背部の筋膜のねじれが顕著なのと、今回も左の距腿関節の内反病変が存在しました。
『メンタル面と筋膜と 1〜3』では、アナトミートレインのスパイラルラインをベースにして考察しましたが、
そこでは、” 内反病変の対側の肩甲骨に浮腫感やねじれなどの異常が出るのでは? ” という結果に辿り着きました。
しかし今回は、内
メンタル面と筋膜と【3】
メンタル面と筋膜と【2】からの続きになります。
前回にまとめた情報をベースにして、今回は実際に考えていきます。
まず、「距腿関節 ⇔ 肩甲骨」の関連性です。
スパイラルラインではここに連続性があると分かりましたが、もう少し掘り下げてみましょう。
考察対象のクライアントの方々の共通点としてあったのは底屈位の硬縮ですので、ここからスタートしてスパイラルラインとそれを通る部位のjoint by
メンタル面と筋膜と【2】
前回の メンタル面と筋膜と【1】 の続きになります。
前回の内容を簡単に表すと、
『メンタル面~左距腿関節底屈病変~右肩甲骨の浮腫感に関連性があるのか?という考えを、スパイラルラインという筋膜の繋がりでリンクさせられる可能性があるか?』
ということになります。
このスパイラルラインとはアナトミートレインの中で考えられている、いくつかある筋膜の連続性の一つで、スパイラルライン内では距腿関節は
メンタル面と筋膜と【1】
オステオパシーでは、精神衰弱の反射点が肩甲骨の内側縁付近の筋膜上に現れることがあるといわれており、これはチャップマン反射という名前で体系化されています。
このチャップマン反射は「内臓から脊髄への求心性インパルスから続く、交感神経系支配領域の体性反射」と考えられていて、皮下や浅筋膜、もしくは深筋膜、骨膜に生じます。
ここ最近の臨床で、主訴がメンタル系の方と、随伴の症状としてメンタル系の症状が現れ