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バイク運転代行サービス。

■国会で「飲酒運転禁止」可決。
・最近のニュース、「ベトナム国会は2025年1月1日施行/道路法と道路交通秩序安全法を可決、酒量問わず飲酒運転を禁止する」。
・先日、国会は「道路法92.0%、道路交通秩序安全法79.8%の賛成多数でそれぞれ可決した」。
・道路法(道路に関わる活動とその国家管理に関する規定が盛り込まれる)は「2025年1月1日に施行されるが、一部条項については3ヶ月前倒しで2024年10月1日に施行」される。

■酒量にかかわらず飲酒運転を禁じる。
・同法における禁止行為は「道路インフラの破壊、法律に違反した道路インフラの使用、国の道路への違法な接続、道路工事の違法な解体・移動、道路インフラ保護区域内の占有・使用・違法建設などの行為を禁止する」とされている。
・一方、道路交通秩序安全法(道路交通のルール、車両、交通参加者、交通整備、パトロール、交通事故の解決、国家管理の責任、道路交通の秩序と安全に関連する機関・組織・個人の責任について規定)は「2025年1月1日に施行されるが、一部条項については1年遅れで2026年1月1日に施行」される。
・同法では「血液中、または呼気中にアルコールが残存する状態での交通手段の運転を禁止し、ビールや酒類を摂取した場合は、酒量にかかわらず運転を禁じる」旨が規定され、また、運転免許証の保有者の交通違反に応じて点数減点制度を導入し、全ての点数が引かれた場合、免許証保有者はその免許証を使って車両を運転することができなくなる」。

■バイク車列。
・余談、以前私のnote『南シナ海を越えグラス響かす』や『飲み会へは自分のバイクで』等でも書き留めているが、ベトナムはバイク文化であり、ほとんどのベトナム国民は通勤にバイクを利用するゆえ仕事帰りの飲み会等も当然バイクで駆け付ける。ビールや食事を仲間と楽しんだ後は自身のバイクを自ら運転し帰路につく、これはベトナムのごくごく普通の日常、景色なのだ。
・本法案によりこの日常の景色は確実に失われる事は避けられない。多くの飲食店は売上激減もしくは閉店に追い込まれるだろう。ベトナムにも日本の様に『自動車運転代行サービス』は存在する。しかし、まだこのサービスはバイクには落し込まれておらず、『バイク運転代行サービス』は私の知る限りベトナムには存在しない。
・本報道以前に配車アプリを提供する会社は『バイク運転代行サービス』に関してもう既に議論しサービス提供に向けて動き出している事と察している。近い将来、配車アプリの制服を着たドライバーが運転するバイク二台車列を組んで走行し、酔いつぶれたベトナム人はバイカーに抱きつきうな垂れて帰路につく、そんな景色が来年1月以降ベトナムに広がり始めるのかもしれない。

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