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りょーさけ
2019年8月14日 18:55
ある晴れた日にあなたと墓標の話空っぽの隕石に殴られて空想の昏倒目をまん丸くしないので精いっぱいだったわたしはあなたと一緒にいた小さな宇宙の中ではいままさに白色の回転茶色の回転茶色がお茶色じゃないのはなぜだか分かった煙のにおいをかいでごらんよ匙ばかりがめぐっていた金属のボート、メッキがゴールドあなたの唇はきっと渇き切るその歌は歌い切られたことがないファミレスには夢がある
2019年8月5日 22:20
ポケットの中に素敵な街があるずっと夢に見ていた素敵な街が両手をそこに雑に突っ込んで今この時だけの夜の街に恋をする出穂した稲を星空の下で眺めるあたりでは盆の花火大会も終幕浴衣の袖に流れてく汗が目尻をくすぐっては眩しい濃紺の衣装僕のポケットに銀河の街がある歩道は少しばかりの砂利と星屑メロンソーダを片手に揺らして鈴が鳴る草履を得意気に振って詩情をはさんでこの街を抜ける髪飾
2019年2月14日 17:30
練習試合は午後のはじめから水道水を勢いよく噴射かかる手ごろな虹を裂きつつわたしに一言ごめんごめんと伝えるきみ修学旅行のミサンガが切れかけては結びなおされる晴天南中真っ只中の白昼夢に打たれるわたしは素顔あおぞらを描く あおぞらを校庭の端の緑色の雑多なホースからあふれてくるは夕方ののろしずいぶんと冷たいまくる袖にしみこんでいく少しの擦
2019年2月5日 17:00
押し入れから引き出してきたノートにはあの夏の先が書かれていたような気がして、どうにも僕は開くのをためらっていた、この紙の先はどこへつながっているのだろう朝の鳥たちはもう夕方に向かって飛んでいる、誰も追いつけない時間を超えた速さを身にまとっている、僕の手には花束、いつでも花束。君には両手があり手に取るかどうかは自由な意思に任せられているような心持がした、と33ペー
2018年9月3日 22:00
【今日の投稿のまとめ】・おれは行を開けない形式が、苦手なのですでは本文。―――――――――――――――――――歩いている、星空の下で歩いている。腹が八分目を上回っている。痛い。左足を出して、次に右足を出して進む。ツタヤだ。扉が重い。中にはレンタルと販売となんやかんやがある。よくこれでやっていけるものだと感心した。数年来聴いている歌手のアルバムを買う。5000円弱、割と高いと思ってしま
2018年8月16日 23:35
【今日の投稿の3文まとめ】①ムシムシした夜、寝る前3分の情景を詩にしました。②性別は想定してません。歳は多分24くらいです。③空想です。では、書いていきます。――――――――――――――熱帯夜なんやかんや指先からあふれる今日の余りの熱冷えた足の先にある明日の気配を少し感じる熱帯夜なんやかんや花火みたいにくしゃみがとんでく飛沫が窓の障子越しの街灯に照らされて
2018年8月11日 21:48
アリは憧れるだろうかハトに憧れるだろうかアリは憧れるだろうかフナに憧れるだろうかアリは憧れるだろうかサイに憧れるだろうかアリは憧れるだろうかヒトに憧れるだろうかヒトは全てに憧れる全てはヒトに憧れることはないといがいにも壮大な片思いの歴史を少し読み解いてぽんとふくらむ妻の腹にそっと手を添えたことがあったなつのよる なつのよる