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熱帯夜なんやかんや

【今日の投稿の3文まとめ】
①ムシムシした夜、寝る前3分の情景を詩にしました。
②性別は想定してません。歳は多分24くらいです。
③空想です。

では、書いていきます。

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熱帯夜なんやかんや

指先からあふれる今日の余りの熱

冷えた足の先にある

明日の気配を少し感じる

熱帯夜なんやかんや

花火みたいにくしゃみがとんでく

飛沫が窓の障子越しの街灯に照らされて

キレイに見えたけど気のせいだった

熱帯夜なんやかんや

きき慣れた高い音がした

蚊がいるんだ と思った

姿はみえなかったけど

熱帯夜なんやかんや

おもむろに身体を掻いた

後の手のやり場を探す

ベッドには私ひとりしかいないが

扇風機 シャツの裾がふわり

ふわり ふわり ふわり

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以上です!

夏の暑い夜に一人で寝転がってる時の感じですね。

微妙に他者(恋人だったりとか虫だったりとか、扇風機だったりとか)の気配がしたりしなかったりする描写を入れて、主人公が「自分はこの鬱陶しい夏の夜、いま一人なんだ」というのを気にしている感じにしています。

花火についてネガティブイメージを持っていそうな主人公。

蚊の姿すら恋しそうな寂しがりっぽい感じのする主人公。

鬱陶しいかゆみに襲われたあと手のやり場に困ったふうな主人公。

↑こんな感じの彼(彼女)に能動的にはっきりはたらきかけるのは扇風機だけってことで、それなりに寂しい感じになるかなあ…と思っております。

夏だから湿気に包まれてる&暑くていいけど、これ冬の描写だったら孤独すぎて嫌だな…。

はい、今日はこんなもんです。

詩ももっと更新するぞー!

酒と2人のこども達に関心があります。酒文化に貢献するため、もしくはよりよい子育てのために使わせて頂きます。