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退職記念日/別れについて
退職した。大学を卒業してから二年働いた会社だった。一年目は働きたくないと毎朝三回唱えて出社していた。大学生とのギャップに、目に映るすべてに怯えていた。それでも二年目は私のからだひとつでできることが増え、適度な息の抜き方も覚えた。仕事が楽しいと思えるようになった。任されることも増え、やりがいになった。呼吸が楽になった。冬に病気になった。仕事が原因ではなかった。髪が伸びたから後ろでひとつに結わえるよう
もっとみるもう少しでnoteを載せるよ
LANY "Good Girls" 意訳
2017年、ティファニーのCM。主演、成田凌。その主題歌として起用されたLANY「Good Girls」が大好きで、歌詞を自分なりに解釈しようと思った。歌詞を全文載せた方が対比ができてわかりやすかったけれど、JASRACに怒られると思ってやめた。
YouTube(リンク先に飛ぶと思ったらここで聴きながら読むことができる、いい仕様)
危険な愛の往生際で踊る
君は私の輪郭を一晩で溶かしてしまう
ね
ツイッターのアカウントを消したら心が軽くなるといいね、どこまで消すか迷うけれどnoteは消さなくてもいいかな、これからもよろしくね
「キッチン」にみる吉本ばななの言葉についての評価と翻訳の可能性の考察
序論 吉本ばななは『キッチン』(福部文庫,1991)でデビュー、第6回海燕新人文学賞を受賞した。その売上は二百万部を突破し、世界三十カ国以上で翻訳されている。福武文庫に同時収録されている『ムーンライト・シャドウ』は2021年に人気俳優らで映画化され話題を呼んだことなどからも、現代でも吉本ばなな作品の根強い人気が伺える。
私も他の大勢の読者のように、デビュー作『キッチン』で初めて吉本ばななの言葉