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【論文掲載】非正規雇用や非就業の女性は交際相手を持ちにくい
こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。スペインのポンペウ・ファブラ大学というところで、少子化を専門に研究しています。
今回は、先日公刊された新しい論文の紹介です。就業状態と交際相手の有無について分析した論文が査読付き国際誌Journal of Family Researchに掲載されました。
https://ubp.uni-bamberg.de/jfr/index.php/jfr/artic
やばい研究所を選ばないようにするために
みんな、やばい研究所だけは避けろ!
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「完璧な研究所など存在しない」
ので、完璧な研究所、もしくは自分にとって完璧な研究所を選ぶのは非常に難しいです。
若手の同僚は最高だけどシニアに不満があったり、指導はいいけど同じ関心を持つ同僚が少ないなどなど、色々な不満があります。キャンパスまで遠いとか、オフィス環境が悪いとか設備面での不満など、足りないところを挙げればきりがありません。
スペインに戻ってきて2ヶ月間の感想まとめ
2024年2月にデンマークからスペインに引っ越してきてから、早くも2カ月経ちました。
永住するつもりだったデンマークからスペインへの移住の背景については、こちらに書いているので、もしご興味ある方はこちらをご覧ください👇
実は2021年までスペインに住んでいたので、3年ぶりにスペインに戻ってきたことになります。
今回の記事では、スペインに戻ってきて2カ月間経ち、どんな感じに生活しているかにつ
日経グローカル誌での連載記事まとめ
日本経済新聞社が発行する地域専門誌「日経グローカル」誌に2023年10月から2024年3月までの半年間連載をさせていただきました。
日本の人口問題(主に少子化)について、海外との比較を交えて解説・紹介してきました。日経グローカル誌は行政の方に広く読まれている雑誌ということで、読者層も意識して書きました。
連載記事は有料なので、わざわざ購入される方は少ないかと思いますが、図書館とかだと無料で読め
少子化の数字の裏にあるもの:テンポ効果を考える
こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研究しています。
毎週月曜日に少子化の現状をデータと研究知見を交えて紹介しています。
今回も前回、前々回に引き続き合計特殊出生率について取り上げます。
日本のピリオド合計特殊出生率は2005年までの急減から一転、2005年から2015年まで増加しました。今回は、この2005年から2015年にかけてのピリオド
ピリオド合計特殊出生率だけを見ていると政策の評価を誤ってしまう可能性があります
こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研究しています。
毎週月曜日に少子化の現状をデータと研究知見を交えて紹介しています。
前回の記事では、少子化の現状を理解する上で一番大事な指標である、合計特殊出生率(TFR)について詳しく解説しました。TFRにはピリオドTFRとコーホートTFRの2種類あり、メディアでよく使われるのはピリオドTFRの方です。し
少子化理解に一番大事な指標、合計特殊出生率の誤解と正しい解釈
こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研究しています。
毎週月曜日に少子化の現状をデータと研究知見を交えて紹介しています。
今回の記事では、合計特殊出生率について詳しく解説¹していきます。
少子化の文脈で一番よく使われる指標で、メディアでもよく使われるています。がしかし、誤解されて使われているケースも多くみられます。単純なようにみえてわかりづら