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少子化研究者による世界の少子化の現状解説

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人口学・少子化研究者が、人口学の基礎や世界の少子化に関する知見をデータや論文を使って紹介します。 月に2本、日経グローカル誌での連載を投稿しています。日経グローカル誌のご厚意で…
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記事一覧

少子化対策は人口減を止められない減少見据えた社会づくりが必要に

「日経グローカル誌」2024年1月15日掲載 これまでの3回の連載では日本の少子化の原因について…

約7割の未婚者は交際相手なし。出会いの場減少や経済力が影響

「日経グローカル誌」2023年12月18日掲載 これまでの2回で紹介したデータや研究知見を整理す…

男性の育休取得は逆に少子化につながる?

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。スペインのポンペウ・ファブラ大学というところで、…

日本の少子化の大きな要因は結婚したいのにできない人の増加

「日経グローカル誌」2023年11月20日掲載 前回は、少子化が先進国全体の共通課題であり、日本…

北欧の出生率も急減。他国でも進む少子化

「日経グローカル誌」2023年10月16日掲載 筆者はオックスフォード大学の研究員を経て、南デン…

数字で簡単にわかるニッポンの少子化問題

本記事は、日本の少子化の現状を「数値に基づいて」より少しでも多くの人に知ってもらうことを…

【論文掲載】非正規雇用や非就業の女性は交際相手を持ちにくい

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。スペインのポンペウ・ファブラ大学というところで、少子化を専門に研究しています。 今回は、先日公刊された新しい論文の紹介です。就業状態と交際相手の有無について分析した論文が査読付き国際誌Journal of Family Researchに掲載されました。 https://ubp.uni-bamberg.de/jfr/index.php/jfr/article/view/953 これまで、就業形態は同棲、結婚、出産に非常に重要な変数

日経グローカル誌での連載記事まとめ

日本経済新聞社が発行する地域専門誌「日経グローカル」誌に2023年10月から2024年3月までの半…

既に1、2、3、4人以上子どもを持っている人は平均的に何歳で出産してるのか

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。スペインのポンペウ・ファブラ大学というところで、…

これまで少子化に関する記事に使った図作成のコード公開します

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

フィンランドで理想子ども数ゼロの人が急増:出生率低下の原因か

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

未婚者の約7割以上が異性の交際相手がいない

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

[悲報]少子化対策やっても人口減少は止まりません

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

少子化の数字の裏にあるもの:テンポ効果を考える

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研究しています。 毎週月曜日に少子化の現状をデータと研究知見を交えて紹介しています。 今回も前回、前々回に引き続き合計特殊出生率について取り上げます。 日本のピリオド合計特殊出生率は2005年までの急減から一転、2005年から2015年まで増加しました。今回は、この2005年から2015年にかけてのピリオドTFRの増加をどう解釈すればいいか、について解説していきます。 前回までのまと