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少子化研究者による世界の少子化の現状解説

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人口学・少子化研究者が、人口学の基礎や世界の少子化に関する知見をデータや論文を使って紹介します。 毎週月曜日更新予定、だったのですが今後不定期更新とさせてください。
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記事一覧

日経グローカル誌での連載記事まとめ

日本経済新聞社が発行する地域専門誌「日経グローカル」誌に2023年10月から2024年3月までの半…

既に1、2、3、4人以上子どもを持っている人は平均的に何歳で出産してるのか

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。スペインのポンペウ・ファブラ大学というところで、…

これまで少子化に関する記事に使った図作成のコード公開します

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

フィンランドで理想子ども数ゼロの人が急増:出生率低下の原因か

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

未婚者の約7割以上が異性の交際相手がいない

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

[悲報]少子化対策やっても人口減少は止まりません

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

少子化の数字の裏にあるもの:テンポ効果を考える

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研究しています。 毎週月曜日に少子化の現状をデータと研究知見を交えて紹介しています。 今回も前回、前々回に引き続き合計特殊出生率について取り上げます。 日本のピリオド合計特殊出生率は2005年までの急減から一転、2005年から2015年まで増加しました。今回は、この2005年から2015年にかけてのピリオドTFRの増加をどう解釈すればいいか、について解説していきます。 前回までのまと

ピリオド合計特殊出生率だけを見ていると政策の評価を誤ってしまう可能性があります

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

少子化理解に一番大事な指標、合計特殊出生率の誤解と正しい解釈

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

「次元の異なる」少子化対策はなぜラストチャンス?少子化対策より人口減少対策が目的…

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

北欧デンマークの男性育児休業取得率は80%だが、、、日本との比較

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

日本の育児休業、北欧よりいいのに全然利用されてません

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

経済的な不安定さが要因か | 少子化研究者による日本の少子化の現状解説③未婚・晩婚…

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研…

子育て支援政策は少子化対策にどのくらい有効か?

こんにちは、少子化研究者の茂木良平です。南デンマーク大学というところで、少子化を専門に研究しています。 「次元の異なる少子化対策」の一環として、「こども未来戦略方針」というものが閣議決定されたようです。中身は以下のツイートにあるように、子育て支援に集中してます。 しかし、日本の少子化の大きな要因は未婚化と晩婚化であり、この背景には特に経済的な不安(特に低学歴や非正規雇用の方の)があるとこれまでの記事で解説してきました。 こうした研究知見は少子化対策の委員会等で研究者によ