りお

ほっこりほのぼの絵を描いています。

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ほっこりほのぼの絵を描いています。

記事一覧

迷子になっていた僕の小さな声

このポストがタイムラインに流れてきた時、ハッとしました。 軽い衝撃を受け、この言葉はずっと僕の中に留まっています。 どうしたらいいのか? どうするべきなのか? ど…

りお
21時間前
8

導かれて

こんにちは。 お元気ですか? 久しぶりの記事になります。 今日は絵を描き始めた5年前から今日までのことを書きたいと思います。 絵を描くことは今では趣味以上のものとな…

りお
7か月前
24

ひとつの夢に包まれて

※夢で見た光景を物語にしました。 以下は創作文です。 僕には「レン」という弟がいました。 彼は幼少期にドラッグをやりながらめちゃくちゃな生活をしていました。 レン…

りお
1年前
20

命のリレー

 僕も回復のプログラムに繋がって25年。紆余曲折、様々なことがありました。辛いこと苦しいこと、たくさんありました。何度も再発もしました。素晴らしい回復の喜びも与え…

りお
2年前
38

永遠も半ばを過ぎて

 永遠(とわ)も半ばを過ぎて体力も衰えてきました。生き方も考え方も年相応かどうかはわかりませんが変わってきました。  若い頃は体力が有り余っていて、その有り余っ…

りお
2年前
36

手放して与えられた命

 過去の記事にも書いたように僕の人生は薬を中心に回っていました。使うために生き、生きるために使うことの繰り返しでした。薬を使うこと、より多く手に入れることに執着…

りお
2年前
53

あなたに生かされた命

 前回の記事では5年ぶりの再使用、仲間の愛について書きました。  仲間の献身的なサポートを受けながら僕はこの後、二回目の人生の底つきを経験することになります。今…

りお
2年前
41

仲間の愛

 前回の記事では崩壊したダルクでの生活のことを書きました。  そのダルクを僕は奇跡的に円満に退寮し自立ができる東京の上野のダルクに移ることになります。今日はそこ…

りお
2年前
46

崩壊した施設で

 前回の記事ではどん底を抜けた先のダルクでの人生の再出発について書きました。今日は施設移動した先でのダルクでの生活について書いていこうと思います。  前回の記事…

りお
2年前
62

どん底からの出発

 今日はいよいよ八方塞がりのどん底からどのようにして回復していったのか書いてみようと思います。前回の記事はこちらです。  実家にもインターネットで出会った友達の…

りお
2年前
54

出口はある

 今日は東京で何もかも破綻し実家に戻ってきてからのことを書きます。今回も重い内容なので無理だと思ったらすぐにこのノートを閉じてください。  東京から実家に連れ戻…

りお
2年前
49

どうか生き延びて

 今日は高校を卒業してからのことを書いていこうと思います。重い話になるので無理だと思ったらすぐにこのノートを閉じてください。  高校生の頃の記憶はほとんどありま…

りお
2年前
50

怖くてもいい強がる必要はない

 今日は小学生から中学生の頃のことを書きます。  その頃の記憶もあまりありません。でもその後の人生に大きな影響を与えることがありました。小学生の頃は勉強はあまり…

りお
2年前
25

そこにあった愛

 幼少期から保育園の頃の記憶です。  ほとんど忘れてしまいましたが覚えていることを書きます。  僕は8人の大家族の家に生まれました。母さん、父さん、ばあちゃん、じ…

りお
2年前
32

プロローグ

 僕の世界を知ってほしい。  僕がこの世界に生きていること。この世界と僕はどんなふうに繋がっているのか。この世界で僕とすれ違ってきた人たちのこと。今もこの世界で…

りお
2年前
31
迷子になっていた僕の小さな声

迷子になっていた僕の小さな声

このポストがタイムラインに流れてきた時、ハッとしました。
軽い衝撃を受け、この言葉はずっと僕の中に留まっています。

どうしたらいいのか?
どうするべきなのか?
どれが正しいのか?

正解探しの旅が終わりませんでした。

有益なことをやらなきゃいけない。生産性のあることをやらなきゃいけない。価値のあることをやらなきゃいけない。誰かの役に立たなきゃいけない。

心のどこかでそんなふうに思っていました

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導かれて

導かれて

こんにちは。
お元気ですか?

久しぶりの記事になります。
今日は絵を描き始めた5年前から今日までのことを書きたいと思います。
絵を描くことは今では趣味以上のものとなり人間的にも成長させてもらえる大切なものとなりました。
そのことを長くなるかもしれませんが書いていきます。

2018年10月17日のことです。
iPhoneの中に写真が残っていました。

なんとなく思いつきで100円ショップで画材を

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ひとつの夢に包まれて

ひとつの夢に包まれて

※夢で見た光景を物語にしました。
以下は創作文です。

僕には「レン」という弟がいました。

彼は幼少期にドラッグをやりながらめちゃくちゃな生活をしていました。
レンはその頃の苦悩をネットで書き綴っていました。
その日記が話題になり、出版されました。
絵本にまでなりたくさんの音楽雑誌などにも取り上げられました。
芸能人やミュージシャンと写った写真が雑誌に載りました。
レンは有名人になったのです。

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命のリレー

命のリレー

 僕も回復のプログラムに繋がって25年。紆余曲折、様々なことがありました。辛いこと苦しいこと、たくさんありました。何度も再発もしました。素晴らしい回復の喜びも与えてもらいました。そこには仲間がいてたくさんのサポートを受けてきました。

 こんなツイートをしたことがあります。

「この20年間、仲間との関係性の中でしか生きて来れなかったのは自覚しています。仲間との関わりの中でしか回復はあり得なかった

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永遠も半ばを過ぎて

永遠も半ばを過ぎて

 永遠(とわ)も半ばを過ぎて体力も衰えてきました。生き方も考え方も年相応かどうかはわかりませんが変わってきました。

 若い頃は体力が有り余っていて、その有り余った力をどこに向けていいのか分からず暴走していました。有り余った体力を上手く使えていなかったのです。

 若い頃のことを思い出しこんな詩を書いたことがあります。

イキすぎだ!ヤりすぎだ!スピードを落とせ!
オレは神だとガナりたて強化ガラス

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手放して与えられた命

手放して与えられた命

 過去の記事にも書いたように僕の人生は薬を中心に回っていました。使うために生き、生きるために使うことの繰り返しでした。薬を使うこと、より多く手に入れることに執着していました。頭の中は薬を使うことでいっぱいで大切な人たちまでも巻き込んでいきました。僕の生活の大部分は薬で占められていたのです。

 僕は薬を使った時、パズルのピースが嵌るように心に空いていた大きな穴が埋まった気がしました。痛みを伴う空虚

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あなたに生かされた命

あなたに生かされた命

 前回の記事では5年ぶりの再使用、仲間の愛について書きました。

 仲間の献身的なサポートを受けながら僕はこの後、二回目の人生の底つきを経験することになります。今日はそのことについて書いていこうと思います。

 僕の危険ドラッグの使用はどんどん加速していきました。どんどん追い詰められて行っているのに止めることができなかったのです。そんな生活が続いたある日、強い危険ドラッグを量を間違えて大量に摂取し

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仲間の愛

仲間の愛

 前回の記事では崩壊したダルクでの生活のことを書きました。

 そのダルクを僕は奇跡的に円満に退寮し自立ができる東京の上野のダルクに移ることになります。今日はそこでの生活、夢にまで見た一人暮らし、そして五年ぶりの薬の再使用について書いていきたいと思います。

 上野のダルクに移ってからの生活はガチガチに管理された生活で苦しいものでした。あの荒れ果てた山の上のダルクよりはマシでしたが良い思い出はほど

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崩壊した施設で

崩壊した施設で

 前回の記事ではどん底を抜けた先のダルクでの人生の再出発について書きました。今日は施設移動した先でのダルクでの生活について書いていこうと思います。

 前回の記事で書いたダルクの責任者の仲間から「りおは時間がかかる。とことん付き合うから」「そうだ。ここがお前の家なんだよ」と言ってもらったにも関わらず今までいたダルクを僕は後にすることになります。「煮詰まってしまった」というそれだけの理由で。煮詰まっ

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どん底からの出発

どん底からの出発

 今日はいよいよ八方塞がりのどん底からどのようにして回復していったのか書いてみようと思います。前回の記事はこちらです。

 実家にもインターネットで出会った友達の家にも居られなくなりダルクに助けを求めました。あれだけ嫌だったダルクに助けを求めたのは自分でも意外でした。

 ダルクでの生活が始まりました。

 初めは薬が止まりませんでした。でも仲間は温かく見守ってくれました。ミーティングで使ったと告

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出口はある

出口はある

 今日は東京で何もかも破綻し実家に戻ってきてからのことを書きます。今回も重い内容なので無理だと思ったらすぐにこのノートを閉じてください。

 東京から実家に連れ戻されて、命が一つあるだけで何もかも失った気分でいました。借金の肩代わりや全ての尻拭いを両親にさせてしまいました。自尊心なんてものも全て打ち砕かれていました。鬱状態が酷く寝返りを打つのもしんどかったのを覚えています。ずっと部屋に引きこもりイ

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どうか生き延びて

どうか生き延びて

 今日は高校を卒業してからのことを書いていこうと思います。重い話になるので無理だと思ったらすぐにこのノートを閉じてください。

 高校生の頃の記憶はほとんどありません。どうしようもないクズ学校だったからです。生徒も教師もバカを通り越してクズばかりでした。はっきり言ってこの三年間は時間の無駄でした。ここで文字数を割くのも勿体無いのでこれ以上は書きません。

 高校を卒業して東京の専門学校に行くために

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怖くてもいい強がる必要はない

怖くてもいい強がる必要はない

 今日は小学生から中学生の頃のことを書きます。

 その頃の記憶もあまりありません。でもその後の人生に大きな影響を与えることがありました。小学生の頃は勉強はあまり好きではありませんでしたが毎日が天国のように楽しかった記憶があります。学校が終わった放課後に友達と野球をしたり他愛のない遊びをしたり子供じみた悪いことをしたり、毎日が夢の中のようで、この楽しい毎日が永遠に続くかのようにも思っていました。と

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そこにあった愛

そこにあった愛

 幼少期から保育園の頃の記憶です。
 ほとんど忘れてしまいましたが覚えていることを書きます。
 僕は8人の大家族の家に生まれました。母さん、父さん、ばあちゃん、じいちゃん、大きいばあちゃん、姉ちゃん、妹、僕の8人家族です。「ちこ」という真っ白な猫も飼っていました。僕は虫や動物が大好きでした。

 それでは覚えていることを箇条書きにしてみますね。

・母さんが毎日、寝る前に布団の中で絵本を読んでくれ

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プロローグ

プロローグ

 僕の世界を知ってほしい。

 僕がこの世界に生きていること。この世界と僕はどんなふうに繋がっているのか。この世界で僕とすれ違ってきた人たちのこと。今もこの世界で僕と関わってくれている人たちのこと。

 そしていつかいつか。
 君の世界が知りたい。君の世界と繋がりたい。

 この世界で君と一緒に生きてみたい。

 僕の生い立ち。苦しかったこと。どんなことに心を動かされてきたか。病気のこと。今のこと

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