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そこにあった愛

 幼少期から保育園の頃の記憶です。
 ほとんど忘れてしまいましたが覚えていることを書きます。
 僕は8人の大家族の家に生まれました。母さん、父さん、ばあちゃん、じいちゃん、大きいばあちゃん、姉ちゃん、妹、僕の8人家族です。「ちこ」という真っ白な猫も飼っていました。僕は虫や動物が大好きでした。

 それでは覚えていることを箇条書きにしてみますね。

・母さんが毎日、寝る前に布団の中で絵本を読んでくれたこと。
・父さんが毎日、街灯の下にカブトムシを獲りに連れて行ってくれたこと。
・ばあちゃんがいつもいつも優しくしてくれたこと。
・父さんとじいちゃんの仲が悪かったこと。
・人見知りをするどっちかというと物静かな子供だったこと。
・一人遊びが好きだったこと。
・保育園の運動会が嫌で泣きじゃくって行きたくないと駄々をこねたこと。
・父さんがE.T.の映画を観に連れて行ってくれたけど、なんだか怖くて早く帰りたかったこと。
・保育園のこま回し大会でトップ3に入れたこと。

 思い出せるのはこのくらいです。
 あとは言葉で表現できない空気感や匂いです。

 じいちゃんと父さんの仲が悪くて子供心にとてもとても怖い思いをして、ニ階の部屋で一階の怒鳴り合いの喧嘩を怯えながら聞いていました。そのことが僕のその後の人生にとてつもない影響を与えましたということを初めは書くつもりでいましたが、幼少期の頃を思い出してみるとこんなにも温かい思い出がたくさんありました。もちろん父さんとじいちゃんのことも大きな影響でしたが、それと同じくらいかそれ以上の愛を受けて育ったんだなぁとこうして書いていて気付きました。

 そんな幼少期を過ごしてきました。
 上手くこの記事をまとめたいのですが、どうまとめていいのかわかりません。幸せだった、不幸だった、怖かった、楽しかった、そんなふうに平面的には書けません。とてもモヤッとしていて、でもそこには確かに愛があったと思います。

 読んでいただき、どうもありがとうございました。

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