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洋服、食器、雑貨を取り扱ったセレクトショップのオーナーです。 30歳までノープラン。貯…

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洋服、食器、雑貨を取り扱ったセレクトショップのオーナーです。 30歳までノープラン。貯金0からDIY改装し、賃貸契約から20日でオープン。 たった3つの洋服と少しの食器からスタートし、おかげさまで12年を迎えました。 ここに至るまでの「土台」となった話を中心に書いていきます。

記事一覧

深夜の公園、銭湯の回数券

23~4歳頃のはなしだが、路上生活の方に声を掛けた事がある。 好奇心と、当時自身がモヤモヤとしていた事について、解決の糸口を模索していたはなしだ。 きっかけは、道端…

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2週間前
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形になるからこそ 拾える気持ちがある。

少し前に当店のBLOGに投稿した内容をこちらにも投稿しておこうと思う。 BLOGをご覧頂いた方は重複しているのでも申し訳がない。 自然の風景を眺め綺麗だと感じること 国内…

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2週間前
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魅かれる理由について。

これまでのnote(記事)とは違った方向性の内容となるが 少し書きたい事ではあったので、目を通してもらえると嬉しい。 把握しているようで把握できていない。そんな風にも…

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1年前
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why the rush? It's sunday today.

『雰囲気、かわったね。』 社会人生活も3年が過ぎると、そう言われることに違和感もなくなった。 仕事とプライベートの充実は絶対で 大学時代の友人と毎月ランチに行って…

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1年前
19

愛くるしい関西弁と薄っぺらなラブソング。

明日は晴れなのかって 気になってしょうがなくて。 当時は”ゆず”や、福岡だと”唄人はね”が人気で その影響もあり、アコギを片手に朝まで路上ライブをしている男女が …

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1年前
36

石段からの夜景が綺麗なわけではなかった。

先日インスタで行ったアンケートの結果 『影響を受けた人物』が最も多かったので 今回はその内容で書きたいと思う。 ただ、影響を受けたのはひとりではないので 今回はそ…

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1年前
40

手の甲に彫られた蝶は綺麗だった。

出勤途中、地下街を抜ける直前にパン屋があった。 オシャレな名前のパンを買うのが何か恥ずかしくて いつもクロワッサンを選んでいた。 買ったクロワッサンが焼きたてで温…

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2年前
56

ほどけかかった紐は、適当に固結びしたもうほどける事はないだろう。

『俺は何で生きてんだろう。』 ベットに横になったまま、一言だけ口にし黙った。 何か声を掛けて欲しいのではなく、自分自身に感じた憤りや とにかく負の感情が凝縮され…

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2年前
58

始まり。まだ、何もない。

世界は、ひとひとりの人生では網羅できない程のモノで溢れている。 過去よりも、より多くのモノで溢れた現代。 店舗や雑誌から流行が生まれた時代は過ぎ去り SNSから流行…

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2年前
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深夜の公園、銭湯の回数券

深夜の公園、銭湯の回数券

23~4歳頃のはなしだが、路上生活の方に声を掛けた事がある。
好奇心と、当時自身がモヤモヤとしていた事について、解決の糸口を模索していたはなしだ。

きっかけは、道端で倒れてる男性に声を掛けた事だった。
路上を歩いていた際、少し前の方で倒れて横になっている男性を見つけた。その少し先には杖が落ちていた。
私の前を歩いている人も、すれ違う人もなぜか素通りだったが、男性に近付くとその理由も何となくわかっ

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形になるからこそ 拾える気持ちがある。

形になるからこそ 拾える気持ちがある。

少し前に当店のBLOGに投稿した内容をこちらにも投稿しておこうと思う。
BLOGをご覧頂いた方は重複しているのでも申し訳がない。

自然の風景を眺め綺麗だと感じること
国内外の建築物を見て迫力を感じること
アートにふれ感動すること
それらは過去の恩恵でもあると思うようになった。
時間をかけ木々が芽吹き、生態系によってつくられた景色。
各々の職人、アーティストが膨大な時間と技術を注ぎ完成された造形物

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魅かれる理由について。

魅かれる理由について。

これまでのnote(記事)とは違った方向性の内容となるが
少し書きたい事ではあったので、目を通してもらえると嬉しい。

把握しているようで把握できていない。そんな風にもとれる内容だ。

唐突だが、おおまかに言うとこのアイテムに
当店が大切にしている事が可視化されている。

パープルよりのピンク。一般的に好みがわかれる個性的なカラー。

このカラーは履こうと思えないが
ブラックやブラウンだとまだイメ

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why the rush? It's sunday today.

why the rush? It's sunday today.

『雰囲気、かわったね。』

社会人生活も3年が過ぎると、そう言われることに違和感もなくなった。

仕事とプライベートの充実は絶対で
大学時代の友人と毎月ランチに行って、年一くらいで海外行けたら良いな
部屋はお洒落なインテリアを少しずつ集めて。。。

そんな妄想は1年目で綺麗に砕け散った。
女子会ランチは程遠く、冷食を詰めただけの弁当にも慣れ
今は冷食のクオリティーの高さに感謝しかない。

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愛くるしい関西弁と薄っぺらなラブソング。

愛くるしい関西弁と薄っぺらなラブソング。

明日は晴れなのかって 気になってしょうがなくて。

当時は”ゆず”や、福岡だと”唄人はね”が人気で
その影響もあり、アコギを片手に朝まで路上ライブをしている男女が
そこかしこに溢れかえっていた。

仕事帰り、地下鉄に向かうコンコースにも
当然何人もの歌い人が、カバーやオリジナルらしき曲を披露していた。

以前書いたように、アパレル最初の職場に馴染めなかった私は
帰宅途中たまに立ち止まっては
歌い手

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石段からの夜景が綺麗なわけではなかった。

石段からの夜景が綺麗なわけではなかった。

先日インスタで行ったアンケートの結果
『影響を受けた人物』が最も多かったので
今回はその内容で書きたいと思う。

ただ、影響を受けたのはひとりではないので
今回はそのうちのひとりについて書いてみる。

高校卒業間近、仲の良いメンバーで免許を取りに行った。
わざわざ飛行機と電車に乗った先にある、縁もゆかりもない場所の合宿免許だった。

県外へ住民票を移してまでその場所を選んだのは
「その地域の女性は

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手の甲に彫られた蝶は綺麗だった。

手の甲に彫られた蝶は綺麗だった。

出勤途中、地下街を抜ける直前にパン屋があった。
オシャレな名前のパンを買うのが何か恥ずかしくて
いつもクロワッサンを選んでいた。

買ったクロワッサンが焼きたてで温かいと、今日は良い事がある。
少し早めに出勤し、静かなバッグヤードで食べるそのパンは
安っぽい願掛けではあったが
何か少しでも仕事に手応えを感じたかった自分には
それだけで1日が大きく変化するような気がして、特別だった。

18歳ってま

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ほどけかかった紐は、適当に固結びしたもうほどける事はないだろう。

ほどけかかった紐は、適当に固結びしたもうほどける事はないだろう。

『俺は何で生きてんだろう。』

ベットに横になったまま、一言だけ口にし黙った。

何か声を掛けて欲しいのではなく、自分自身に感じた憤りや
とにかく負の感情が凝縮された、静かで小さな声は
自身へと向けた言葉だった。

前回の続きではないのだが
どうしても書き残しておきたくて今回書いている。
簡単に言うと、プロの仕事とはどういう事なのか知って欲しくて書いた。
(そもそも何をもってプロフェッショナルと言

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始まり。まだ、何もない。

始まり。まだ、何もない。

世界は、ひとひとりの人生では網羅できない程のモノで溢れている。

過去よりも、より多くのモノで溢れた現代。
店舗や雑誌から流行が生まれた時代は過ぎ去り
SNSから流行が生まれる。

そんな現代、店舗のセレクトにはどんな意味があるのだろうか。

そんな疑問がうかんだ。

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誰かが言っていた。
「人は知っていることしか、見えない。」と。

知らないことを知るというのは
理解、納得、

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