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【きまぐれ更新】Leony letter

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こんにちは、親愛なるnote住人のみなさん。 きまぐれ更新のLeony letterです。 宛名のないお手紙を書くような気持ちで書いています。よかったら覗いてみてくださいね。
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2022年7月の記事一覧

深夜オムニバス

深夜オムニバス

書きたいことが溜まってきたので、ここらでちょいと深夜オムニバス。

むつかしいから、たのしい

久しぶりにインタビューをしてきた。これは毎回思っていることなんだけど、しばらくインタビューをしていないと取材者としての感度はすぐに鈍ってしまう。目の前のインタビュイーに心地よく話してもらえるような聞き手になりつつ、同時に原稿の構成を練りながら具体の情報も訊き出すことは本当にむつかしい。おそろしいほど脳筋

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祝・ばなな姉貴の誕生日

祝・ばなな姉貴の誕生日

今日24日は(眠りにつく前までが1日です!!!)私の永遠の姉貴こと、吉本ばなな師匠の誕生日である。師匠がこの世に生まれた必然性と、幸運にも同じ時代を共に生きるサバイバー同士であること、私のあぶなっかしい思春期を支え続けてくれたこと、いまだにたくさんの文章を届けてくれること、もう全てのことに感謝したい。

私が吉本ばななを師匠だと思う理由は、以前こちらに書いた通りだ。

明日は月曜日だというのにこん

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ほんとうの言葉力

ほんとうの言葉力

言語化力という言葉、あたくす(私)はあまり好きではない。
語彙力ならまだしも、言語化力というものを基本的にあまり信用していないのだ。もっと細分化して、その「言葉にできなさ」の理由がどこからくるのか、精査したほうがよいと思っている。「言語化」という言葉に知らず知らず含まている「ロジック」「納得度」みたいなニュアンスが、個人的にきらいなのかもしれない。

ということで、今回は言葉力というのを書いてみた

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楽器を演奏すること

楽器を演奏すること

今朝、寝ぼけまなこで眺めていたTwitter。
そこで流れてきたピアノの演奏動画に、ひさしぶりに心を奪われた。

いい意味で音の芯やトゲのない、やわらかいタッチ。美しくも、どこかせつさを感じさせるアレンジのメロディ。

今日は移動時間も、なんならこれを書いている今もずっと、聴いている。なんといってもこの動画に流れている「気」のようなものがとても清らかで。永遠に聴いていたくなった。

こんなにおだや

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憧れの女性

憧れの女性

前からうすうす気づいていたことだけど、私には「まるごと憧れる女性」という存在がいない。そりゃあ部分的に憧れている女性はたくさんいるけれど、どこまでいっても憧れる女性はその人の「一部分」なのだ。「この女性のこの素直さ、打たれ強さと、あの女の子の書く文章と、この子の(良い意味での)万人うけ具合、憧れる…….!」というように、私の中で憧れの女性像はつぎはぎのパッチワークで形づくられている。「総体として、

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海の見える家

海の見える家

私がちいさい頃、母方の祖母は広島の呉という港町に住んでいた。呉は海上保安庁?の基地やちいさな造船所がある、くらしと海がとても近い町だ。

かつての祖母の家もまた海の目の前で、瀬戸内海をゆっくりと進む漁船のモーターの音や、船の汽笛の音が潮風にのってよく聞こえるような、ザ・「海の家」だった。まさに、『崖の上のポニョ』の宗介とリサ親子が住んでいたような、小高い丘の上のはしっこにある一軒家だったのだ。

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遅れてやってきた梅雨

遅れてやってきた梅雨

今日もきのうも、東京は雨。
ほんのすこし前に梅雨明け宣言がなされたばかりだというのに。

きのう会った人との第一声は「これ、梅雨ですかねえ」だった。
わたしは「きっと、梅雨ですねえ」とこたえた。

梅雨は自分の生まれた季節だけど、どうも好きにはなれない。髪の毛は踊るように跳ねるし、気圧で頭がぐわんぐわんするし、履きたい靴を履けないし、地下鉄の駅の匂いがいつも以上にくさくなる。

けれど今年、五月晴

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苦手なことを克服すべきか問題

苦手なことを克服すべきか問題

タイトルの件、ものすごく悩んでいる問題だ。

多かれ少なかれ、人にはかならず「苦手なこと」が存在すると思う。
私の場合は運動が本当に本当に本当に(×100)苦手で嫌いなので、ランニングやジム通いが趣味になることはおそらく一生ないだろう。
お酒を入れないまま数人以上のグループで話したり行動するのも苦手だし、パクチーのあの強烈な匂いも苦手だ。

でも、そういう苦手なことを全部「矯正する」というのも、最

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ゆっくり、言葉を選んで喋るひとたち

ゆっくり、言葉を選んで喋るひとたち

私が好きなひとたちの共通項は、やっぱり話す言葉の質感とスピード感、にあるかもしれない。

こんなに言葉言葉と言っておきながら自分は話し言葉に全く潔癖ではないのだけれど、だからこそ、言葉を吟味してしゃべるような人をいつも好きになる。比喩や組み合わせが「聞いたことある」ものではなく、その人の感覚によってでしかつくれない独特なリズムがあるものだと、尚のこと好きになってしまう。

ちなみに、私の話す言葉は

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書き始めたら、書き終えなくてはならない

書き始めたら、書き終えなくてはならない

ペンを取ったら、最後は必ずどこかにおかなくてはならない。
まるで小泉構文のようなことを言っているようだけど、最近の私のnoteにおける悩みはまさにそこにある。

書きはじめた文章を、必ず終える。しかも、少なくとも読んだ人が納得できる形で。なんて無茶苦茶なルールなんだと、たまに思う。
支離滅れつ(れつの漢字がわからない)の結びにはできないし、文章を永遠に書くことはできない。そこは絵や音楽と1番ちがう

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柳の木の下で

柳の木の下で

このnoteを書く前に、『付き合うとか、付き合わないとか』というタイトルで恋愛についての持論を書こうとしたのだが、結局あきらめてよくわからないテーマで書くことにした。個人的に、恋愛のことを数千字も真顔で書くなんて本当に恥ずかしすぎる。服を脱ぐより恥ずかしい。



さて、明日はついに参院選の選挙日だ。

本当は今日の夜に期日前投票で済ませておこうと思ったのだが、ベッドから起き上がる時間があまりに

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