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学生×大人で「仕事」について考える会を開催した。
――「働く」という言葉の語源は、「傍を楽にする」っていうところから来てるんですよね。自分の縁があった人たちを楽にする、喜んでもらうために働くわけです。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「学生×大人で『仕事』について考える会を開催した」というテーマで話していこうと思います。
📚朝活イベントを開催した。
少し前の話になりますが、7月22日の土曜日、朝活コミュニティ「share morning」のオフラインイベントを開催しました。大学生と社会人で「仕事」について考える会を設けたんです。
本当は大学生と大人たちが対面で交流し合って、面白い化学反応が生まれることを期待していたんですが、大学生の集客がうまくいかなかったので、前日に急遽アンケートだけ答えてもらって、集まった質問に対する答えを大人たちで考えるという流れに変わりました。
ただ、思いのほか、実りのある時間をつくることができましたし、イベント終盤には大人たちから学生へのメッセージをひとりずついただくことができました。今回の記事はそのイベントのレポートのようなものです。
将来どうしようか迷っている学生
仕事についての様々な考え方を知りたい方
イベントに興味を持たれた方
などなど、イベントに参加した人に限らず、以上のような方に向けた記事です。
📚学生からの問いに答える大人たち
Q1「大学の勉強以外に何を興味を持って勉強しましたか? また、その経緯を教えてください」
これに対する回答のなかで一番多かったのは、自分の興味を持ったことを勉強するってこと。女の子と遊びたいならナンパについて勉強したり、コーヒーが好きならそれに詳しくなったり、とにかく好きなこと、興味のあることを掘り下げる大人たちばかりでした。
もちろん学問を探求することも大切だけれど、どんな経験も捉え方次第で学びになるから、とにかくいろんなものに興味を持って、いろんなことを経験した方がいいという結論になりました。
Q2「社会人になってから休みのひにちゃんと休めていますか? また、休みの日に何をしていますか?」
どうやら学生にとっては、社会人になったらちゃんと休めないというイメージがあるようで、このような質問がきたのだと思います。
ただ、みんなが口をそろえていったのは、普通に休めるし、休みの日には好きなことができるということ。もちろん環境次第ではありますが、十分な休暇を取ることができます。休みの日には、仕事の勉強をすることもあるそうですが、趣味のスポーツをやったり、習い事をしたり、自分を磨く時間にしているそうです。
Q3「友達同士で立ち上げる起業は失敗が多いのは本当ですか?」
こんな質問も来ました。経営者の方が集まる会であることを伝えていたので、起業に関する質問をしたいと思った人がいたのでしょう。
これに関する回答もひとつといってよくて、「責任の所在をはっきりさせておくかどうか」で成功するか失敗するかが変わってくるそうです。出資額が50:50のとき、最終決定権がお互いにあるので、友達同士で衝突して、プロジェクトも組織もダメになるケースが圧倒的に多いとのこと。理想的なのは、全額出資する代わりに最後の決定権は代表のひとりにあるという状態。
したがって、友達同士だから失敗が多いのではなく、責任が分配されていると失敗しがちということらしいです。
他にも面白い「仕事」の話はありましたが、最後に「大人から学生へのメッセージ」を載せておきますね。「仕事とは何か」「仕事をする上で大切なことは何か」について、参加者の大人たちが語ってくれました。
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📚大人から学生へのメッセージ
株式会社やっほー 梅原さん
「仕事」とは、楽しい時間を過ごしながらお金を得ること。仕事していたらもちろん大変なことはあるけれど、わくわくしたり、学んだり、気付いたりする経験をさせてもらった上で、収入も得られる。それが、仕事です。
ガラス工芸作家 直美さん
私は物を作って売る仕事をずっとしてるんですけど、趣味で物を作る人もいっぱいいるわけです。だから、そのお金を払ってでも欲しいと思えるものを作るのがプロだと思っています。何か綱渡りみたいにずっと来たけど、それでもやっぱり生きてこられたのは、仕事への責任があったから。コップに穴開いていたら、駄目なわけだよ。1万円だったけどよかったなって、大事にしてくれるものを提供することが仕事。自分の仕事にプライドと責任を持っているなら、何をやっていてもそれが仕事なのかなと思います。
マネースクール経営者 佐々木さん
僕は会社員の仕事もしているし、個人事業主の仕事もしているし、経営もしているし、そして投資もしている状態なんですね。四つやっている状態なんです。僕はこれら全部まとめて仕事だと思ってます。
投資も仕事です。その会社さんの株を買うことで、配当金を得ている。それは価値を提供したから、役に立っているからなんですね。だから投資もひとつの仕事です。
経営もそうですよね。経営とは仕組みを作ることです。その仕組みがあるから、働く人がいるわけです。仕組みという価値を提供しているから、それは仕事ですよね。もちろん会社員としての仕事も仕事ですよね。個人事業も仕事です。そういう意味で僕は全部仕事だと思っています。
保険会社 羽石さん
仕事柄、ドクターもいるし、いろんなアーティストさんもいらっしゃるし、自分が経験できないような仕事を持ってらっしゃる方がたくさんいらっしゃるんですね。やっぱりそういう人たちといろんなお話ができて、経験則、知識など、いろんな部分で自分にプラスになることがあります。
またそのお客様からの紹介で新しいお客様が見つかることもあるんですね。自分としては本当に感謝です、そのお客様のために、やっぱり何かしてあげなきゃなという気持ちがあります。
自分のことよりは、やっぱりお客さんを大事にする。お客様がいるから、自分がある。もう自分のことはこっちに置いといていいんですよね。やっぱりお客様第1主義を貫いて、使命感を持って仕事をやることを伝えたいですね。
福祉コンサルタント 前川さん
サービス業は、2つに分けられます。1つ目が、人間の願望とか欲望を満たすための仕事、もう1つは悩みや問題を解決する仕事です。
ラーメン屋さんは美味しいラーメンが食べたいという食欲を満たすし、風俗店は性欲を満たす。そういった人間の欲求を満たす仕事がひとつのサービス業ですよね。
あともう一つは、悩みや問題を解決するための仕事。みんな人はお金を払ってでもお願いしたいってなるわけじゃないですか。
サービス業を考える場合はどっちかですよね。それでどっちが自分にとって喜びを感じるかじゃないですかね。どっちにしたって、仕事って相手に喜びを提供することですから、自分はどういう風に客様に喜びを提供するか、自分ができそうかじゃなくて、やりたいかどうか。そこがすごい重要なのかなと思います。
「働く」という言葉の語源は、「傍を楽にする」っていうところから来てるんですよね。自分の縁があった人たちを楽にする、喜んでもらうために働くわけです。自分も喜べて、相手も喜べる仕事が、本当に残っていく仕事だと思うので、それを追求することに時間をかけてください。
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