一番閲覧されている記事によって、一瞬noteをやめたくなったこと
みなさん、こんばんは。禧螺です。
今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
蝶の幼虫さんのお世話も、そろそろ終わりが見え始めました。
10月からは、また大学の授業が始まるので、”今、ここ”で感じられる感覚、学べることを、しっかり胸に留めておきたいです。
今日は、いつか感じたnoteでの葛藤を、お話してみたいと思います。
みなさん、それぞれのペースで、記事を投稿されているかと思いますが、一番読まれている記事は、自分が一番推したい記事でしょうか?
📰
note内の、ある企画に参加した時のことです。
その企画の中の一項目で、
「全期間という条件の下、記事の中で、一番閲覧数が多かった記事を発表する」
というものがありました。
自分なりにnoteの世界をつくってきたつもりだったので、どの記事が一番読まれているのか、ワクワクドキドキしながら、ダッシュボードを開きました。
確認してみると、
「怖がりな私が試したHSP自己診断テスト」
という記事が、90,000PV以上の閲覧数を記録し、どの記事よりも閲覧数を抑え、ぶっちぎりの1位でした。
ただ、この結果を見て、
固定記事でもないのに、どうしてこんな記事が、最もよく見られているわけ?
しかも、メインで書いていない記事だったのに?
自分の見解も書いたにしても、本の引用が多い記事なのに?
自分の言葉で書いた表現よりも、本の紹介がメインの記事が一番見られているなんて、最悪。
noteやめたい…。
と、思ったのです。
自分の思考や思想を表現したくて始めたnoteなのに、これが一番読まれていると知って、「発信者自身なんて、誰でもいいしどうでもよくて、とにかくハウツーものが好きな人が多いんだな」と、イライラしながら考えていました。
それと同時に、
自分の思考・思想さえも、表現出来ない・伝えることが出来ない「ダメ人間」なんだ…
と思ってしまい、泣きました。
今では、この企画に誘ってくださった方・企画してくださった方には、表現を考える成長の機会をいただけたことに、深く感謝しています。
私の中で、参加する楽しさの他に、ある程度、記事を書いてきたことでも、「力だめし」のつもりで企画に参加しました。
その時点で、毎日楽しく更新できている気持ちはありつつも、言葉や表現に対して、試行錯誤を意識的に繰り返し、自分なりに努力は重ねていたつもりだったので、引用の多い記事が、最も読まれていたことに、ショックを隠せなかったのです。
そして、そこから解釈を飛躍させてしまい
「自分なんか、やっぱり、何をやってもダメなんだ…」
と、思ってしまっていました。
📰
今、振り返ってみて、そもそも、この記事を書いた動機が、
「HSPって、あるそうなんだけど、どこからどう知れば良いのか分からない。でも、何か安心して知ることができる場所があればいいんだけど…」
という、仲良くしてくださっているフォロワーさんとの会話で、生まれたものです。
この記事を発表して以降、HSP情勢や解釈が、大きく変化しているので、現在も通じるものだとは言えませんが、その時の気持ちが、
HSPについて、真剣に向き合おうとしている人に向けて、少しでも手助けになって欲しい
という気持ちで、自分がHSPについて学んだ本を引用し、その記事を書き上げた気持ちを、感想として書いて残しました。
「HSP」という概念が広まって、
「あくまでそうした傾向がある」と参考程度に捉えている人もいれば、
「そう!これが、私の困っていることで、言いたかったことなんだよ!」と、本当に息を吹き返すような感覚を得て、HSPに真剣に向き合っている人、
と、様々な反応があると思います。
ただし、なかには
「じゃあ、私もHSPなんだから、いろいろ配慮してよね~?」と、自分自身がその気質に向き合わないで、人にだけ配慮するように求める人、
「私はHSPだから、相手が配慮して当たり前」と、HSPを盾にして、相手にだけ十分な理解を強制する人
が、出てきている可能性も、なきにしもあらずだと考えています。
だからと言って、
「この世の中は、非HSPが多くを占める社会なのだから、ある程度は、非HSPに合わせないといけない」とは、思いません。
そう言うのであれば、今、声高に言われている「多様性」や「共存」など、当たり前の如く、言葉を遣わないで欲しいとさえ、思います。
敏感でない人も、敏感でない人も、老若男女問わず、
いろいろな人と一緒に”今、ここ”を生きていることが、どういうことなのかを、考え続けることが重要だと、考えています。
ちなみに、私自身の周囲では、そうした方は見たことがありません。
むしろ、
「自分の困り感について、いろいろ調べてHSPにたどり着いたんだけど、どうやって知ればいいのか分からないし、不安だし、どの情報が正しいのか分からない…どうしたらいいんだろう?あなたは、何か知ってる?」
と、本気で悩んでいらっしゃる方ばかりなので、私もその記事で以て、その時の本気で応えました。
自分自身が調べた時は、インターネットにも頼らせて頂きましたが、それ以上に、本の方を頼りに、その著者自身のことも、自分で納得いくまで調べ上げて、
これなら「自分が載せた」「一歩踏み出すためにオススメできる」と言える!
という気持ちで「投稿」ボタンを押しました。
概念が浸透してきたとはいえ、個人の周辺を見てみると、まだまだご存知ない方が多い印象を受けます。
また、言葉は知っていても、具体的にどういった状態のことを指すのかを把握されていない方も、同じくらいに多いのではないかと考えています。
だからといって、私自身もHSPについて、完全に理解しているわけではないですし、HSPや敏感さについて毎日研究したり思索していても、研究の最先端では、もっと情報が更新されていると思われますので、現在、私が持っている情報でさえ、もう古い可能性があります。
それでも、少なくとも私には、HSPに限って言えば「とりあえず、うっすらとでも知っていればいい」という理由にはなりません。
調べて、研究して、行き着いた先が「分からないことが分かった」という結果が出たとしても、
HSPという概念が、時代の中に取り込まれて変化するとともに、自分の思考や思想も更新していく必要があると、考えています。
あの時、イライラのあまり、記事を削除してやろうかと考えたのですが、やっぱり残していますし、残して置こうと思います。
ですが、自分の中のイライラも、この感情となんとか折り合いをつけたがっているので、
メインを無料閲覧にして、自分が書いた「あとがき」は有料にします。
(こうすれば、完全に”モノの紹介記事”になりますし、必要最低限の情報は共有できたことになるので、あとがきまでは、読まないだろう・読みたいと思わないだろうと、見込んでのことです。)
「せめて、無料で見える部分だけでも、見に行きたいよ!」と思ってくださる方は、こちらからご覧いただけると嬉しいです↓
これで一つ、自分のモヤモヤが解消できました。
もうこれで、イライラを、自然に手放してあげたいです。
📰
トップ画像は はな│HSS型HSPエッセイスト/ライフコーチ様 からお借りしました!
ありがとうございました。
みなさんからのスキに、いつも励まされて温かい気持ちになれます。
この記事にお時間をいただき、ありがとうございました。
それでは、今日はここまでです。
みなさん、いい夜をお過ごしください。
クリエイターの活動費として、使わせていただきます。 また、日本を中心とした、伝統文化を守り後世にも残して参りたいですので、その保護活動費としても使わせていただきます。