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受けてきた育児

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記事一覧

好奇心を"内側"に仕込む

好奇心を"内側"に仕込む

今はまだ、親の言うことを素直に聞き入れている子供達。

でもそう遠くない内に、親に反発する時期、
or親が死んで自立して生きていく日が来る。

私が死んだあとの新しい世界を生きていく彼女達にとって、
「こうすべき」「こうすれば正解」と言った、現代の社会にあわせた私自身の先入観や常識がかえって彼女達の足枷になってしまう時が来ると思う。

"子供のことを思って"、よかれと思ってしたアドバイスが、子供の

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サピエンス全史がおもしろくて鼻血出そう

サピエンス全史がおもしろくて鼻血出そう

まだ上巻です。
でも自分の起源、ホモサピエンスの行動の変遷、続いてきた歴史、がこれを一つの見方として、インストール出来る感じです。
本って、思ったよりなんでも書いてある。
子供の頃から疑問だったこと、親に聞いても相手にしてもらえなかったこと、
結構な割合で本に書いてある。

文字は人類の大きな発明、というけれど、
読書で実感中。
自分が疑問に感じていることは大概、
現在までの、全世界のどこかの人物

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他人に影響されやすい彼女の幸せを祈るということ

岡田斗司夫さんの悩みのるつぼを、読みました。
その中の「父親が大嫌いです」という相談。
これが実の姉の姿に重なって、痛々しくて読んでられませんでした。

この相談で起こっていることというのは、
母親が父親の悪口を娘に入れ込んで、ストレスのはけ口にしている。
娘はそうとも知らず、母親の言うことを鵜呑みにして父親のことを心底憎むようになる。
言ってみれば、母親自身の人生のストレスを、
娘に八つ当たりし

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外向的な姉と内向的な妹(わたし)の違い

外向的な姉と内向的な妹(わたし)の違い

外向的な姉は、親のことが好きだけど愛情不足を感じている。
内向的な妹は、親のことがきらいだけど愛情は感じている。

なぜなら、
外向的な姉は、親の内面の葛藤や性質に気づくのが苦手。
内向的な妹は、人の内面や本質に近いことを理解しやすい。

ということは、
外向的な子供にはわかりやすい愛情表現をたくさんたくさんして始めて必要十分に伝わるわけだ。

内向的な私、の子供たちはやや外向寄りなので
ものすご

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嫌いなものを好きと思い込むとどうなるか

嫌いなものを好きと思い込むとどうなるか

「アサーティブではなかった」ので、何十年も親との関係を引きずっていました。

利己的✖️利他的=相互依存して、傷つけあっている親の事が嫌いなのに
「親を好きと思わなければいけない」とごまかし続ける&付き合い続けなければならないと思い込む。
自分を主語にして「私はあなたがキライだ」と言えないので、
"普通"(=つまり他の誰か目線)ならこんなことするような人は受け入れられないはず、と遠回しに批判してき

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「お母さんのいじわる~」と言われてガッツポーズをした理由

「お母さんのいじわる~」と言われてガッツポーズをした理由

出勤の朝、

時間をチラチラ見ながら子供達にご飯を食べさせ&身支度、保育園の準備。

ボーッとしてなかなか動こうとしない長女に「早くして!」と怒る私。

「お母さんのいじわる~‼️」と言って泣き出した長女。

「自分の都合で怒る」という選択をとった自分にハッとしたと同時に、

心の中でガッツポーズをしました。

そう、まさに今の私は、しつけではなく「いじわる」だった。

それを娘が言葉にして、泣き

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学習するよろこび?

学習するよろこび?

ブックレビュー 「超」勉強力

中野さんが好きなのでポチりました。
東大出身の山口さんと中野さんが、
交互に半生の勉強論を語り、最後は一緒に語り、な本です。

やはり中野さんの文にすごく共感しました。
以下抜粋↓

子どものころから人に質問することが大好きで、
「多くの人があたりまえだと思っているけどそうではないもの」に気づいてしまう性質でした。
もともと自分があまり一般的なタイプではないと心のど

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「一番だましやすい人間は、すなわち自分自身である。」

「一番だましやすい人間は、すなわち自分自身である。」

今読んでいる本(科学的な適職)です。

この本では、
マッキンゼーで行われた意志決定に関する実験において、
"どんなに精密なモデルで分析を行っても、
脳のバグ=バイアス、に立ち向かうためのプロトコルを決めておかねば、
意思決定を間違えてしまう確率は上がる"というお話が。
どんなに知識や能力が高くても、
自分自身にコロッと騙されてしまい、選択を誤る、というのです。

そのバイアスを解除するプロトコル

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自分の強みの発見とそれを活かす場所

自分の強みの発見とそれを活かす場所

~ここから回想~

子供の頃から毎日疑問だらけでした。

「CMに出てる女優さんはどうしていつも完璧にきれいで笑顔なの?
だれだって落ち込む日や肌の調子が悪い日あるんじゃないの?」

「千葉にあるのにどうして東京ディズニーランドなの?」

「映画監督になる人は、どうやって映画監督という職業を知ったの?」

「びっくりするようなお金持ちがテレビに出てるけど、どうしてそんな人がいるの?」

こういった

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保育園行きたくない、と言う代わりに。

保育園行きたくない、と言う代わりに。

子供の頃、自分の気持ちを親に伝えられず、
モヤモヤしながら育ったので、
自分の子供には語彙力をつけて自分の気持ちを言葉にできるようにするため、

絵本の読み聞かせをたっぷりしてあげようと決めて行ってきました。

例えばHSCだった自分は、
鈍感な保育園の先生や他の子供達とごちゃまぜで雑多な集団生活を送ることはつらかったので、
時々行きたくなくなる。

本音は休みたいけど、行きたくないと言うと母が

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母親からのいじめ、に気付く

母親からのいじめ、に気付く

いじめのニュースを見るとモヤモヤした気持ちが収まりません。
いじめられた経験が無いにも関わらず。

なぜか?

その正体は
「母親からのいじめ」(の、ようなもの。)ということに気がつきました。
自分が育児をして経験や知識を重ねるなかでようやく気付き、それまでは生まれてこのかた、そのような発想がありませんでした。

しかしそう考えると抜け落ちていたパズルのピースが次々とハマっていく感覚があり、
なん

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